2019年11月4日月曜日

【秩父鉄道撮影記事】「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」記念! その2 荒川橋梁を渡る蒸電運転列車と東武8000系電車 



■こんどは日向に行くぞ!
「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」が秩父鉄道三峰口駅で行われた、さる11月2日の撮影行の続きを記そう。特別装飾がほどこされてデキ108号機と蒸電運転を行ったSLパレオエクスプレス5001列車と、そのあとにやってきた東武8000系8506編成の送り込み回送列車を筆者は浦山川のキャンプ場で写した。朝9時半から13時近くまで日陰の水辺にいたので体が冷えた。体を動かしたいし陽の光を浴びたい。

そこで、こんどは上り方向に移動しながら、上り列車をどこで撮るか考えた。影森〜三峰口で上り列車を撮影できる好きな場所はいくつもあるけれど、けっきょくは大変安直ながら親鼻〜上長瀞の荒川橋梁に行くことにした。あそこも、広いので収容人数は多い。撮影者が多い日はそういう場所に行かないと、雰囲気がアレになるといやなんだ。

■そうだ、上長瀞行こう
上長瀞に行こうと思ったのは、大昔に撮った自分の写真を思い出したからでもある。なんどもいろいろなところでお見せしているけれど、これね。東武特急『ながとろ』号が上長瀞駅で昼寝しているところ。

1984年4月、上長瀞(再掲載です)
このときは父親の一眼レフを借りて、趣味仲間で親友のイチローくんとはじめて秩父鉄道にいっしょに来たはずだ。いまよりソメイヨシノの開花が遅かったとはいえ、4月の下旬で上長瀞から長瀞にかけてのかの桜並木もすでに花が散っていた。

まだ西武鉄道の秩父鉄道への直通運転が行われておらず、国鉄(当時)115系電車と東武8000系電車が休日に秩父鉄道に乗り入れていた。それらは秩父鉄道線内で間合い運転などは行わず、午前中にやってきて三峰口と上長瀞で昼寝したあとで、夕方戻る。いまの西武4000系電車が三峰口や影森、秩父で昼寝しているのと同様だ。8000系電車の走りを東上線内で撮ったことはほとんどない。115系電車は三峰口に昼頃に到着するので、何度か撮っているし、秩父鉄道線内で乗ったこともある。

いろいろ書いたけれど、上長瀞で降りたのはたんなる過去への郷愁だね。

■荒川は流れる
もちろん、過去への郷愁を感じるだけでは絵にしにくい。午前中は順光で描いたので、午後はもっと単純でシンプルで絵柄にしたくて、河原に降りて下流側に回ってシルエットにすることにした。いつもやっているけどね。そうしたら、荒川の水量もまだまだかなり多い。「長瀞ライン下り」もまだ運休中だったほどで、シルエット撮影時に登っている「いつもの行きつけの岩」には近づけなかった。




ちなみに、この日はまたソ連製レンズをα7IIに装着して撮影している。河原ではMC Jupiter-9 85mm F2を使おうかと思ったら、85mmでは私のねらいにはちょっと短かった。そこで、めったに使わない、というよりもフィルムカメラではほとんど使ったことがなかったJupiter-11 135mm F4を使った。細身で無骨なデザイン(ソビエトオリジナルではない)も古すぎない描写もいいのだけど、最大の問題は逆光に弱いこと。鏡筒内部に反射防止の溝が加工されていても、反射防止塗料が塗られているわけではないのであちこちが光るので、逆光撮影では乱反射をするのですな。

そういうときに活躍するのは……てれてれってれーん!(ドラえもんが道具を出すときのあれ)自分の左手! いやたんに、左手でハレ切りをするのです。高さも角度も自由自在に変えることができるし、便利だよ☆

ただし、左手をレンズの下に置くことができないと、手持ち撮影では連続撮影をしていてもコマごとにフレーミングがばらつくのが欠点だ。三脚を2台持っていけばよかったよ。



■パレオも8506Fもやってきた
こんどは河原でも乾いた岩の上で太陽の光を浴びながら待った。ただし、ずっと逆光の光を浴びるのはまぶしい。このときの要注意点は、望遠レンズをつけたカメラで画面内に太陽が入る構図にするならば、ずっとそのまま三脚に置かないこと。イメージセンサーを焼くからね(←経験者。しかもまさにここで焼いた)。そういう注意をいろいろと考えていると列車はあっというまにくるよ。SLパレオエクスプレス5002列車をまず撮り、そのあとでやはり15分くらいしてから、東武8506編成が通過あ!

動画はけれど、水音が大きいのと、東武のほうは汽笛もならないから。ごめんぬ。



元気ならばこのあと両列車を追いかけても楽しいけれど、朝から河原にずっといたら体が冷えてしまったので、引き上げてしまった。めずらしく「秩父錦」としゃくし菜漬けを買って帰った。酒を買うことがあまりなくてそのときは考えつかなかったけれど、「イチローズモルト」を買えばなおカンペキだったかな。でもさ、しゃくし菜漬けも買いたかったから。しゃくし菜漬けには日本酒のほうがいいじゃない。

それにしても私には秩父鉄道を撮るのは楽しいよ。家からそう遠くはないのに、沿線の光景に変化をつけやすいから。大阪・松原市にいたときに奈良地方によく足を運んだのも似たようなものかも。秩父にはまた行きたいなあ。

【撮影データ】
Sony α7II/Jupiter-11 135mm F4/RAW/Adobe Photoshop CC 2019