8月23日(日)にもまた秩父鉄道沿線を訪ねた。16日(日)にも訪問するつもりだった。午後に家を出て西武新宿線に乗ってスマホでXを見たところ、波久礼駅付近で倒木被害が起きていることを知って訪問をあきらめている。曇り空だったし。
8月22日(土)と23日(日)には、羽生〜長瀞に『長瀞特急』と銘打った臨時列車が走る旨が事前に告知されていた。5000系電車を使用するという。見たいとは思っていたが、両日ともに午前中に用事があった。だから私自身は『長瀞特急』は見ていない。それでも、このところ続けている秩父鉄道沿線訪問をしたくなった。そこで『長瀞特急』の運転終了後の上りSL5002列車が寄居に着く1時間ほどまえに、寄居に降り立った。
秩父本線プラットホームに向かうと、デキ507牽引上り鉱石貨物列車が交換待ちをしていた。そして、かつてそば屋があったところに立つ菓子類の自動販売機のなかに、「珍味銀行 壱億円券」なるものを見つけて笑った。魚の白身から作ったピリ辛のお酒のおつまみらしい。アマゾンでも売っている。
それにしてもこの写真の渋沢栄一はいつも友人の某さんを彷彿させる。笑い方かな。出世して偉くなってくれよな!
■トンボの群れが舞っていた
このところ毎度降りているかつて「かんぽの宿」のあった駅……我ながら「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト(The Artist Formerly Known as Prince)」みたいな言い方だが、今日もここに降りた。空が白っぽいときに上り列車を空を画面に入れないで撮影できるから。あと、鉱石貨物列車の交換待ちもあるし。
SLパレオエクスプレス5002列車の前に来る鉱石貨物列車の先頭には、デキ505がいた。
■SL5002列車が通過!
8月のお盆を過ぎると、少しずつ秋が近寄る気配を感じさせる。気温も湿度も高くて蒸し暑く、セミがみんみんと鳴いている。夏の装いの行楽客がたくさんいる。日向にいると太陽が容赦なく照らすから、日傘が欠かせない。それでも、秋は近くなりつつある。
上り鉱石貨物列車として、速度を落としながらやってきたデキ505を望遠レンズで撮った。帰宅後にパソコンモニターで等倍に拡大してみると、画面内に茶色い「汚れ」のようなものがところどころに写り込んでいた。カットごとに「汚れ」の場所は移動するから、車体の汚れやセンサーダストなどではない。群れをなして飛ぶトンボだ。トンボがぶれて写り込んでいるのだ。
さらに、デキ505の上り方運転室正面のガラス窓には、昭和50年代の秩父鉄道の電車の運転室にもれなく貼られていた、タブレット閉塞時代の注意喚起ステッカー(?)の残されていることも知った。なつかしい。
■5000系リバイバルカラーにはいまだに慣れない
上り鉱石貨物列車はここで後続の各駅停車を退避する。やってきたのは5000系5003編成だった。側面帯は青色のまま、正面装飾をなくして東京都交通局所属時代を模したものだ。
私はしかし、秩父で25年以上この電車を「青帯の電車」として認識してきたから、正面装飾がない姿にいまだに見慣れない。さっぱりしすぎて、何かが欠けている感じを受けてしまう。慣れの問題なのはわかる。
5000系5003編成もデキ505も去ってしばらくすると、遠くから汽笛が聞こえてきた。SLパレオエクスプレス5002列車のおでましだ。
SL5002列車はこの駅に停車はしない。だが、ここで下り各駅停車と交換をする。そこで速度を落として駅にやってくる。下り列車の遅延具合によっては、あたかも「運転停車」であるかのように駅に停まる。客扱いはもちろん行わない。
下り各駅停車への退避が終わるとSL5002列車は力行を始める。そのさいに、蒸気を排気することがある。そのタイミングがいいと、煙は少なくても絵に迫力が出て、とてもありがたい。








