8月30日(日)にまたもや秩父鉄道沿線を訪ねた。今日はしかし天気予報は曇り。それもあって、いつものような「ガチ撮影」はあまりしない方向だ。
機材も軽量化を心がけて、いつもならば「カメラボディ2台」「オートフォーカス交換レンズ5本」「三脚」を持つが、今日は「カメラボディ1台」「マニュアルフォーカス交換レンズ4本」「三脚なし」だ。
今日やることのまずひとつめが「西武4000系電車に乗ること」だ。9月12日(土)より7000系「サステナ車両」の導入が開始されるという予告がなされているので、4000系に乗って101系列由来のモーター音を聞くならばいまが最後のチャンスかもしれない。このところ東武東上線寄居経由で秩父鉄道沿線を訪ねているから、4000系に乗るのはひさしぶりだ。
もっとも、朝ゆっくり起床して10時台の飯能発の列車に乗ったから、車内のほとんどの座席は若者たちのグループで占められていて、みなおしゃべりをしていた。だから、走行音を録音できる状況ではなかった。
ひさしぶりに西武秩父駅に降りて気づいたのは、特急乗り場そばの自動販売機から、焼きおにぎりやフライドポテトの販売機が消えていたこと。アイスクリームの自動販売機になっていた。ここには私が中学生のころからずっと冷凍食品の販売機があって、冷凍焼きおにぎりはその機械で初めて食べたんだよ。夜の列車に乗るのに仲見世通り(2016年5月に閉鎖され、現在は「祭の湯」)の店が閉まっていても、ここにあった冷凍食品の自販機で列車に乗る前になんとか食料を入手できる「最終地点」として役立っていたのだ。
■夏休み最後の日曜日はあちこち大盛況
夏休み最後の日曜日だからか、西武秩父駅を降りて驚いたのは人出の多さだ。いや、所沢でも飯能でも下り特急ラビューは満席だったから、想像はしていたけれど、それ以上の人出というか。
そして、団子坂の踏切でやってきた秩父鉄道7500系電車7501編成を、ぬいをリュックにたくさんつけたおとなしそうな男の子がしきりに連写していて、おじさんは驚くわけです。
■デキ103牽引鉱石貨物列車が来た!
上り列車から武州原谷貨物駅を観察したところ、デキ103が鉱石の積み込みを待っているのが見えた。鉱石貨物列車は走っている。そうなればまずはデキ103を確実に撮るべし。
そこでひさしぶりにとある駅間のカーブを目指すことにした。逆光になってもこの天気だし、露出補正をすれば背景の緑を明るく描くこともできる。白い空を入れないで済むしね。
乗ってきた7001編成と7503編成「ラグビーワールドカップトレイン」、そして上り鉱石貨物列車(たぶんデキ300。車番不明)の三倍交換を下車駅で見てから、よいしょよいしょと歩いた。
ただめざす場所は上り列車しか撮れない。下り列車を撮ろうとすると、背景に皆野スポーツ公園野球場のネットとソーラーパネルが写って、ちっともよくないからね。
落ちているクリとサルスベリの花を写したり、上下に行き交う列車を眺めていて三峰口行きのSL5001列車が通過したあとになって、ようやくデキ103牽引鉱石貨物列車がやってきた。やれやれ。
■上長瀞駅周辺でのサプライズ
デキ103を撮ったカーブからは元の駅ではなく、上り方向を目指した。そうして国道140号線の親鼻橋のたもとで「救急指定皆野病院」の案内板を見て私は飛び上がった。皆野病院って徳洲会グループになったの!? インターネット検索をかけると2022年2月1日からそうなったらしい。列車から眺めるだけだから、知らなかったよ。
この写真だとわずかに晴れているけれど、基本的には雨がぱらつく曇り空だったから、荒川の河原に降りなかった。暗い曇りの正午の河原でなにかを撮りたいとは私は思えないから。
上長瀞駅に着いて上り列車に乗ろうと構内踏切を渡ってまたもやびっくり。2番線と3番線のプラットホームにあった木造の待合室がきれいさっぱりなくなっていた。Xでそうつぶやいたところ、どうやら今年の春ごろに解体されたらしい。7月から秩父にはよく来ていたけれど上長瀞で乗降をしていなくて気づいていなかった。
■たまには趣向を変えてみる
昼過ぎの長瀞駅前はどこもかしこも行楽客で混雑していた。デキ504牽引鉱石貨物列車を撮ったあとで、どこかで食事でもしようかと思ったら、どのお店も行列している。
あまりたくさん食べたいわけではないし、くるみそばとかアユの塩焼きなどの観光客向けのものではなく、ふつうのものが食べたい。だいたい秩父は本来はうどん文化圏だし。それはともかく、コンビニもつまらないなあ……。
などとわがままを炸裂させた結果、結局いまふうのコーヒースタンド「長瀞珈琲焙煎室」でカフェラテを買って済ませてしまった。岩畳方向へあまり行かないから知らなかったが、今年で3年めらしい。おいしかったよ。
そのあとの鉱石貨物列車はこんな感じ。まじめに撮っていないね。でも、今回はできれば休日の長瀞の雰囲気を描こうと思ったんだ。いつもの自分のガチ列車写真に少し食傷しているのだ。今日は「ガチ撮影」よりもややレジャー寄りの「いつもとはちがう」行動をしに来たのだもの。
なおこのあと武川と広瀬川原を通過列車からのぞいたところ、デキ105は広瀬川原に、三岐鉄道カラーのデキ303はどちらかの庫内にいたようで見当たらず。この日はどうやら、青い通常塗装の機関車が走る日だったようだ。
【撮影データ】
Nikon Df, iPhone SE3/AI Nikkor 50mm F1.8S, AI Nikkor 85mm F2S, AI Nikkor ED 180mm F2.8S/RAW/Adobe Photoshop CC 2025
















