2016年5月25日水曜日

【JR青梅線撮影記事】隧道と落石避けに胸アツ


■青梅線に乗ると思い出す
思えば、最後にJR青梅線でカメラを構えたのは……25年も前になるのだろうか。いや、それ以降にもレジャーで乗ったことは数回ある。けれど、正直にいえば、そのころは鉄道趣味への関心を失っていたので、201系電車やE233系電車をまじめに撮ろうという気にならなかった。

ところが、先日ひさしぶりに奥多摩まで乗ってみて……いやあ。架線柱が多くて、写真にしてしまうと西武秩父線ともそうそう変わっては見えないけれど……石灰石輸送のために昔の人は氷川(当時)まで隧道を掘って線路を繋いだわけだよなあ、と思うとなんだか胸が熱くなった。ま、E233系電車自体をまじめに撮る気にはならないけどな。あんなものは、走ルンですです。偉い人にはわからんのです。それでも、列車が走る風景には興味がある。

2016年5月23日月曜日

【秩父鉄道撮影記事】黄色いアイツ、動く!


■チョコバナナ塗装のデキ502、始動!
係員氏が小走りに走ってデキ502のデッキを上り運転室に入って、戸を閉めた。そして前照灯が灯され。検修庫でなにかと連結したデキ502はこちらに向けて動き始めた。牽引しているのはまさかの……ナナハチ!

2016年5月17日火曜日

【お仕事のご報告】LUMIX DMC-TX1本発売!

■LUMIX TX1本をKindle電子書籍で発売しました
 この春はずっとPanasonicの1インチセンサー搭載高級コンパクトデジタルカメラLUMIX DMC-TX1(以下、TX1と略)を使っていました。その成果が一冊の本にまとまりましたので、ご紹介します。


書名:『ぼろフォト解決シリーズ088 絞り優先でカメラはもっと楽しい Panasonic LUMIX TX1 脱・初心者マニュアル Kindle版』
著・写真:秋山薫、小山壮二、齋藤千歳
価格:540円
全148ページ


2016年5月10日火曜日

【チラシの裏】Instagramふう写真


ここ数日、天候がいまひとつでもあり、また積み上がった原稿もあり、さらには体調もあまりよろしくないこともあって、自宅で作業のあいまを見ては過去の写真フォルダをあさっている。今後撮るべき写真のヒントを探す作業でもある。そうしていてふと思いついたのが、Instagramだった。

2016年5月5日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】青帯の稲妻、秩鉄5000系電車大活躍中!



■初夏のころに秩鉄5000系電車を見ながら
青嵐という言葉がある。初夏の頃の青葉をゆらす、吹き渡る強い風のことだ。この青嵐の吹く5月の陽気はとてもさわやかで好きだ。そして朝晩や日陰にいると思いがけずにひやりと寒さを感じて驚かされるほど。

秩父鉄道沿線でカメラを構えていて、やってくる青い帯を締めた電車が青葉をゆらして駆け抜けるのを見て、ふとこの言葉を思い出した。

2016年5月3日火曜日

【上信電鉄撮影記事】クモハ503-クモハ504、赤い『マンナンライフ』号に!


■上信電鉄500系電車クモハ503-クモハ504の塗装が変わっていた
先日の上信電鉄行きに際して、まったく予期していなかった驚きがあった。元西武新101系(「元」と「新」がつくのは、いつみてもおかしい)である500形電車の第二編成クモハ503-クモハ504のラッピングが真っ赤な『マンナンライフ』になっていたこと。おおお! これはうれしい!

2016年5月2日月曜日

【上信電鉄撮影記事】デキ牽引『 2016ファンタジー』号走る


■「上州のシーラカンス」走る
温は午前8時で17℃。けれど、湿度が54パーセントもあるせいか、晴れ模様ながらいまひとつすっきりしない天気でいささか蒸し暑い。

超望遠ズームレンズのLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.を使って遠景にピントを合わせると、像のゆらぎも見える。きっと暑い一日になりそうだ。

部活の朝練に向かう黒髪おかっぱぱっつん率が高い(*)中学生たちとあいさつを交わしながら、カメラのセッティングをする。

そこへ踏切警報機がなり、待ち構えていた列車が遠くからゆっくりとやってきた。上信電鉄デキ牽引『2016年ファンタジー』号(以下、ファンタジー号と略)だ。先頭にたつデキはデハ252+クハ1301に比べると車体幅が狭くて、そのでこぼこぶりは見ていておもしろい。

2016年4月30日土曜日

【秩父鉄道撮影記事】リバイバルカラー急行『芝桜』号、連休期間に走る


■アツいぞ秩父
秩父がいまアツい。いや、そのアツさはいまに始まったわけではないけれど、秩父地域の観光客誘致への各社の力の入れ方にこのところ感心させられることが多い。それも、複数の客層をターゲットにし始めたところに驚かされるのだ。

ご存知のように、秩父という地域を走る鉄道は、すでに一部のファン向けではない一般の観光客むけのりっぱな観光資源ではあるけれど、変化球が増えたところに感心する。

たとえば大人向けの西武鉄道のレストラン列車『52席の至福』といい、5月28日と29日には、SLパレオエクスプレスが西武秩父駅に初の乗り入れを果たすとか。西武鉄道はいろいろと「本気を出してきた」ように見えるし、秩父鉄道の「中のひと」の凄腕ぶりにもあらためて感心するしだい。

2016年4月26日火曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】戦いはこれからだ! 「上州の野武士」デハ101出陣なり(その2)


【前回のあらすじ】
「私」は、釣りかけ駆動の甲高い音を立てて走ってくる「上州の野武士」こと上毛電気鉄道デハ101号車を曇天でいかに撮るかに頭を悩ませる。「その者、白き空を背負て、ナノハナの野に舞い降りるべし」……古老から聞いたこの地に伝わる言い伝えに戦慄を覚え……たりはしませんが。それに、そんな伝承もありませんからね。

■いまひとつ気に入らない
上電大胡電車庫イベントに合わせて、大胡→(出庫)→西桐生→中央前橋→西桐生→中央前橋→大胡(入庫)と沿線を往復したデハ101を、樋越と新川で撮ったものの、その仕上がりは編成写真としてはよくても、いまひとつ気に入らなかった。そこで、午後の上り中央前橋行きと、下り大胡行きを撮るにはもう少し頭を働かせようと思い、新川から新里まで歩いてみた。

歩くのは頭が冴えていい。自転車もよさそうだけど、気をつけないと漕ぐことに夢中になる。また、クルマやバイクで移動すると、駐車できるかどうかを気にすることになる。今回も歩いてみて正解だった。

2016年4月25日月曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】いざ大胡! 「上州の野武士」デハ101出陣なり(その1)


■上毛電気鉄道イベントは小さなお友だちでいっぱい
上毛電気鉄道(以下、上毛電鉄もしくは上電と略)中央前橋から乗った西桐生行き下り電車には、小さな子どものいる親子連れで座席が埋まっていた。列車は城東、三俣、片貝と前橋の市街地で少しずつ子どもたちを乗せるので、車内がいつもよりも明るく賑やかだ。このようすを見ていて私はなんだかうれしくなった。子ども向けの無料乗車券も配布しているようだし、「電車の乗り方教室」も開催されている。

大胡電車庫のイベントはこうして地域に根づいた「お祭り」にしようと頑張っているところに感心する。鉄道イベントでは、次の世代が「鉄道に乗ることは楽しい」ことを知ってくれることがだいじなのだもの。とくに、乗用車普及率が高い地方ではね。