2010年8月19日木曜日

【上信電鉄2010年8月PETIT撮影記 その2】西武451系、デキとともに眠る



■F2にモノクロフィルムをつめて高崎へ
「あそこにあるピンク色の錆びている電車は、古い西武線の電車で、黒い電気機関車はデキ1と3だよ。デキの後ろにも機関車がいるね」

早く電車に乗りたがっている我が家のチビッコに説明する私。チビッコは大宮から高崎までの新幹線の満員のデッキで私に抱かれているうちに眠ってしまい、いまじつに不機嫌な寝起きだ。


■親戚宅へ向かいながら途中下車して子連れ鉄
上越新幹線と北越急行ほくほく線に乗って親戚に会いに行く旅の途中で、高崎で下車して上信電鉄の999号を写した。高崎で下車したのは、もちろん駅前の上信電鉄の検車区を見たかったというのも大きな目的だ。そう、高崎下車は確信犯。ばっちりクロです!

上信電鉄本社沿いの道を歩いてまず目に飛び込んできたのは、カラスみたいに真っ黒なデキ。実物をしげしげ見るのは初めてだ。ニコンF2にはイルフォードXP2スーパーを詰めている。35ミリレンズで形式写真的に一枚。デキ1と3でけっこう外見が異なる。後ろに箱形電機ED316もいる。

そして奥には元西武451系。懐かしい。じつに懐かしい。小学生の頃に西武からは引退したから実に四半世紀以上経ってからの再会だ。TR11台車を久しぶりに見た。


線路沿いに歩いていくと、上信オリジナルの200形(西武所沢工場製のタイプ)と1000形もいた。そして、元西武新101系の500形503編成もいる。うまく撮れない位置だけど、もうすぐ999(500形501編成)が来るから、今回はあきらめよう。

■上信電鉄にハマりそう
いやー、高崎駅周辺だけでもこんなにステキな上信電鉄はいいな。これは撮りに来なければなるまい。西武ファン的にも、秩父鉄道をはじめとする関東の地方私鉄好きにもたまらなくなるシーンが山盛りだ。


■小さい子どもはむしろ「でんしゃにのる」ほうが好きみたい
でも、私が上信の電車を眺めて驚嘆していたら子どもはいうのだ。「はやくいこう。はやくほくほくせんのりたい」と。そう、子どもは走っていない電車には興味はないのだ。なにしろ、窓から見る景色が好きなのだから。でも、それが健全だ。はーい、もう行こうね!

【撮影データ】
Nikon F2 Photomic A/Ai Nikkor 35mm f/1.4S/Ilford XP2 Super