2019年2月19日火曜日

【秩父鉄道2014年2月】平成26年豪雪の頃


平成26年(2014年)2月の豪雪からちょうど5年が経った、ということをふと思い出した。2014年2月14日に10年に一度というほどの積雪があり、首都圏でも数十センチ、奥多摩や秩父では1メートルほどの積雪があり、しかも数回にわたって降り続け、秩父市では自衛隊への出動要請がなされ、秩父鉄道が不通になったあの大雪だ。


その頃はちょうど1000系電車が最後の活躍をしていて、オレンジバーミリオンの1003編成と秩鉄オリジナルカラーの1010編成のうち、2月末に一足先に1010編成が引退イベントをもって廃車されることになっていた。それが、大雪によりイベントも中止になった……そういえば、そんなこともあったっけ。と過去の自分のブログ記事などを見ながら思い出している。

もっとも、最初の大雪のときには後にこれほどの積雪被害をもたらすとはつゆ思わずにいた。当日にまず秩父鉄道沿線に出かけて7000系電車や7800系電車を写しているうちにダイヤが遅延しはじめて、駅員や地元の方に「もう帰ったほうがいいよ」「帰れなくなる前に」と言われたのだった。その数日後の祝日に撮ったのが今回お見せする動画だ。それ以降の大雪被害の頃はさすがに撮影できていない。

この日は暖かく晴れていて、積もった雪は溶け始めていたけれど、それでも積雪量が多くて溶けきれていない。このカットを撮る前も浦山川に降りようとして転んで雪に埋もれたほど。大人になってひさしぶりに顔から転んだ気がする。


そして、上り列車を撮ろうと待ち構えているあいだに、線路をサルたちが歩いているのを目にしたのもこの日のはずだ。秋から冬にかけて、影森から武州日野あたりの住宅地にサルが降りてくるのは目にすることがあるけれど、線路を歩いている姿は見たことがなかった。武甲山の麓にはつがいのシカもいたことがある。

私が住んでいる埼玉県西部でも、あの積雪で農家のビニールハウスが潰れたり、駐車場の屋根が落ちた家もあり、いまでもその痕跡が残っているのを見ることがある。それにしても、もう宝登山のロウバイの見頃だというのに、5年前の雪のことを思い出すなんておかしいな。

【動画についてのおわび】スチル撮影のあいまに撮っております。すぐそばでスチルカメラを構えていることが多いので、そのシャッター音も録音されています。お聞き苦しいとは思いますが、あしからずご了承くださいませ。