2021年2月14日日曜日

【西武西武園線新101系電車撮影記事】赤い電車令和の西武園線を行く&「ありがとう101系多摩湖線ラストランWeek」のお知らせ(2月15日追記)

2019年3月

■西武園線には赤電リバイバルカラーの新101系も走る
西武西武園線を走る車両には、2019年のダイヤ改正で数年ぶりに多摩湖線用の新101系電車が充当されていた。さすがにそれは長くは続かず、2020年3月のダイヤ改正以降は基本的には2000系電車または新2000系電車が運用されるようになった。だが、それ以降にも多摩湖線の車両が用いられることがあるようだ。多摩湖線用の新101系電車の編成数が減少した結果、2020年11月からは多摩湖線用の9000系電車が運用入りすることも。

多摩湖線用の新101系電車のうち黄色い牽引車代用である263編成が小手指車両基地に異動して、2021年2月からは狭山線運用に入るようになってさらに多摩湖線用新101系編成の所定数が減少しても、この西武園線運用に多摩湖線用新101系電車があてられることはまったくなくなったわけではないようだ。2月の第二週にも数回ほど赤電リバイバルカラー塗装をまとう259編成が西武園線を走る姿をじっさいに筆者は見ている。

2019年3月

2021年2月
■2019年からときおり足を運んでいた
筆者は2019年から思い出しては西武園線沿線にも足を運んでいた。263編成をねらうのがおもで、西武園線で撮った写真はそればかり記事化していて、赤電カラーの259編成の写真のことは撮影した本人自体がすっかり忘れていた。今年の2月に259編成を西武園線で見て、そういえばそれらの写真のことを思い出した。伊豆箱根鉄道カラーの編成が走ることもあったはず。

1985年6月。すでに701系冷房改造車と新101系が
国分寺線・西武園線に充当されていた(再掲載)

西武園線を昭和の時代に赤い塗装の旧型電車が走っていた姿を私自身は目にしたことがない。中学生になってカメラを借りて西武鉄道を撮り始めたころには、国分寺線とともに西武園線にはすでに黄色い冷房車である701系電車や新101系電車が充当されていた。東村山駅でそれを見て、旧型電車に興味があった私は西武園線にはおもしろみをいまひとつ感じることができなかったので、観察対象から外してしまった。だからそれ以降のことも自分の目で見ていないのでよくは知らない。

2000年代に入って比較的至近に転居してきてからは、鉄道を撮るためではなく遊びに沿線にきている。そこでは黄色一色の新101系電車の4両編成が走る姿を見ていた。そのころはまだ池袋線、狭山線、新宿線、多摩湖線に趣味的に気になるような新101系電車が走っていたので、やはり西武園線を写すことを目的にきたことはなかった。

だから私が西武園線を写しているのはもっぱら2019年春以降ということになる。

2021年2月


2020年2月、夕方車両交換をした

■八国山緑地と北山公園が好きだから
お見せする写真が冬から春にかけてのものばかりなのは、暑い時期にどういうわけか西武園線を訪問した回数が少ないから。それでも振り返ってみると冬枯れよりももう少し緑があるほうが好ましい。木々が元気に生い茂る季節のほうが、いかにも「武蔵野らしい」絵にわずかにでも近づけることができそうだから。

西武園線について書いた前回のエントリーでも記したように、西武園線の終点西武園駅手前には線路を挟んで北山公園と八国山緑地がある。この区間が西武園線のハイライトといっていい。東村山駅を出て西武新宿線から分岐して方向を変えるまでの大きな曲線区間は住宅が線路に迫り、畑があるものの東村山駅の高架化工事に関連して柵に囲まれているので、少なくとも私には写真にしづらい。

それから先のわずかな区間を散歩しながらここ数年間いつも「どうやって写真にすればいいのか」と考えていた。八国山緑地の尾根道や北山公園の木道を歩いているうちに、けっきょくは列車のことを忘れてしまうことが多い。


2021年2月

■花が咲く時期にも姿を見ることができればいいけれど
いっぽう、北山公園は線路沿いにウメが植えられている。6月になればハナショウブ(アヤメ)も咲く。私自身は花が小さくて枝がうるさい印象のあるウメの花をどうしても自分の思い描くように写すことができないので、ウメと列車を写すことはあきらめている。すごく難しいと思う。腕のある方は挑戦してみてほしい。

2021年2月

2021年2月

ナノハナやハナダイコン(ショカッサイ)が咲くのは3月末から4月だ。2月に入ってすでに日差しはすでに春らしくなってきて日も長くなっているのは体感する……などと書くとまた大雪が降るかもしれない。3月中旬のダイヤ改正後にいろいろな花が咲くころに、西武園線でなくてもどこかでこの259編成をふくむ赤電リバイバルカラーの電車を写すことができればいいなあと思う。

萩山駅プラットホームに掲示されていた大判ポスター

待っていたわけではないけれど代走中の2511編成が登場

【2021年2月15日追記】
多摩湖線の新101系電車の運用はさる2月7日(日)で終わってしまったようです。新101系241編成は2月14日と15日に疎開中だった上石神井から武蔵丘へ回送されました。現在の多摩湖線にはワンマン運転対応改造をされた3編成の9000系電車がおもに運用入りし、さらに不足分には非ワンマン車の新2000系電車が代走しているようです。2月15日(月)の夜にも2511編成がツーマンで走っているのを見ています。もっとも、私は運転士氏が車外に降りて戸締め操作をしないのを見てようやく新2000系であることに気づいたのですけどね。9000系とちがって正面に番号もないしパンタグラフ脇のランボードも残されているのに。よく見ていないなあ。

そして萩山駅には「ありがとう101系多摩湖線ラストランWeek 2021年2月18日〜22日」と描かれた大判のポスターが数カ所に掲示されています。




【撮影データ】
Nikon Df, Nikon D7200, Panasonic GX7 Mark II/AIAF Nikkor 24mm f/2.8D, AI Nikkor ED 180mm F2.8S, AI Nikkor 50mm F1.8S, AI Nikkor 85mm F1.4S, LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S., LUMIX G VARIO 45-150mm F4.0-5.6 ASPH. MEGA O.I.S/RAW/Adobe Photoshop CC 2021