2016年4月22日金曜日

【西武多摩湖線記事】猫武鉄道タマ子線観察記


■春がやってきて……ねこもやってきた
東京首都圏ではソメイヨシノはすっかり散り、芽吹いた木々の緑も日ごとに濃くなっている。朝晩の気温が低い日や、強風で体感気温が低い日はあってももう冬に戻ることはない。ほほをなでる風の暖かさに春も本番なのだとしみじみと、いやちがう、つくづく思う。

2016年4月21日木曜日

【お仕事のご報告】『LUMIX GX8 プロの撮り方』出版!


【お仕事のご報告です】私も関わっているKindleカメラ本『ぼろフォト解決シリーズ』に最新刊として『LUMIX GX8プロの撮り方』が加わりました。私と北海道在住の自然写真家である小林義明さんの共著です。Panasonic DMC-LUMIX GX8を用いて、小林さんは美しい北海道の自然風景や動植物を撮り、私はひたちなか海浜鉄道、上毛電気鉄道、そして秩父鉄道をめぐる「ちょい旅ふう鉄道写真」を撮っています。


2016年4月12日火曜日

【秩父鉄道撮影記事】急行リバイバルカラー『サクラ』号に萌える


■急行『サクラ』号が走る
週末からは秩父鉄道の急行『秩父路』号は、すでに『芝桜』号として走り始めている。掲載写真はその前の週の『桜』号だ。思えばこの大麻生付近の桜堤には、1000系電車の引退の頃に何度も通ったのに、ソメイヨシノとナノハナの咲くなかを走る秩鉄リバイバルカラーの1002編成を撮ることがどうしてもできなかったのが、心残りだった。

2016年4月3日日曜日

【秩父鉄道撮影記事】SLパレオエクスプレスファーストランを撮る


今年は冬眠期間が長かった秩父鉄道C58363も、いよいよ目覚めたようだ。4月2日のファーストランでは、ひさしぶりにその勇姿を見ることができて、沿線で安堵していた人も多いだろう。大麻生の桜堤で待つあいだにご一緒したみなさんも、あるいはほかの場所ですれちがった鉄道ファンではない近隣住民のみなさんも、みないちように「今日の煙はひさしぶりによかった」と話していたのが印象的だった。

2016年4月1日金曜日

【小湊鐵道撮影記事】走れ里山トロッコ

上総大久保の手前のカーブを曲がって、里山トロッコ3号がやってきた!

■ヒバリのさえずりを聞きながら列車を待つ
カエルの鳴き声を聞きながら、ツクシが顔を出しているあぜ道にいた。あたりにはあちこちでナノハナが咲いている。日本のどこにでもありそうな、春の里山の風景が目の前に広がる。ときおり、ヒバリのさえずりも聞こえる。気分がいい。

そこへ、澄んだ音色の汽笛が響く。しばらくするとゆっくりゆっくりカーブを曲がって、『里山トロッコ』が姿を現した。

2016年3月26日土曜日

【Capture NX-D & Google Nik Collection記事】自動レタッチブラシが戻ってきた! そして、Nik Collectionのこと(その2)

Nik Collectionの選択ツール
さて、Adobe PhotoshopやLightroom、あるいはAppleのApertureで使用できるプラグインのフォトレタッチソフトであるGoogle Nik Collectionがfreeだ! ということでインストールをした、というのが前回までのお話。お好きな方向けのお話です。

2016年3月25日金曜日

【Capture NX-D & Google Nik Collection記事】自動レタッチブラシが戻ってきた! そして、Nik Collectionのこと(その1)

Capture NX-Dによく見ると、見慣れないものが見えませんか

「自動レタッチブラシ」がついに復活なり!
Nikonブランドカメラの純正RAW現像ソフトであるCapture NX-Dには、以前のCapture NX2から引き継がれなかった機能がふたつある。それはまず、ゴミ取りに便利な「自動レタッチブラシ」。そして、マスク処理をせずに画面内を部分的にレタッチすることができる「コントロールポイント」だ。

どちらも、NEFファイルからTIFFなりJPEGへ変換してからAdobe Photoshopで作業をするなら、RAW現像時に不要ではないかという考え方もあるだろうか。だが、少なくとも私はできるだけPhotoshopへ移行する前に作業を終えておきたいので、Capture NX2ではとてもよく使う機能だった。

というのも、Photoshopはどんどん大掛かりなソフトウェアになりつつある。多機能化とともに動作も重くなっていることを考えると、非力なパソコン環境で仕事をする私には、Photoshopを使う部分をできるだけ少なくしたい。たとえ、「Adobeさまへのお月謝」をお支払いしていてもだ。お月謝はPhotoshop以外にもいろいろなソフトを使っているからやむを得ないもの。

2016年3月24日木曜日

【Nikon D7200記事】位相差AFに驚かされる、の巻

根小屋駅をデハ252が出発

■Nikon D7200に驚かされること
Nikon D7200を使っていてひどく驚かされることがある。それは、低照度時の位相差AF(ファインダーAF)の性能向上を体感するときだ。

長年使っていたD2Xはフラッグシップ機だけあり、低照度でもカプラー駆動のDタイプレンズを用いていても位相差AFに助けられることが多かった。AFはかなり食いつきがよく、そうそう外さないところがD2Xを手放せない理由だった。

ところが、そのあと使用していたD7000はD2Xと同じようにはいかなかった。1,600万画素は位相差AFの限界なのか、あるいはミドルクラス機だからしかたがないのかと、なかばあきらめていた。でも、ミドルクラスではあってもD7200では、きちんと位相差AFの精度が改良されているのだと知り、うれしくなった。

2016年3月22日火曜日

【真岡鐵道撮影記事】『SLもおか号』にビビる


■そのとき私は勝利を確信していた
風の流れは順光側に立つ私には好都合だ。煙は私の立つ方向と反対側に流れている。そして、勾配の手前でもあの煙だ。踏切警報機がなる前に私は所定の位置に戻り、機材の最終確認をし、レリーズのタイミングをもういちどカウントした。脳内には仕上がりのイメージが明確に思い浮かんでいる。このとき、私は勝利を確信して思わずほくそ笑んだ。