2013年6月2日日曜日

【西武多摩湖線撮影記事】「最後の黄色い新101系」263編成を撮る

やはり、西武線上を走る新101系は黄色がいいな
5月に梅雨入りするとは妙な気候だ。梅雨空というのは写真にしにくくて困る。雨なら雨で降ってしまえばよほど絵になる。たいていの人はカメラを持ち出さないから、鉄道を撮るのでもなんでも空いているのがありがたい。半端な曇り空はいちばんいかんともしがたい。白い空を画面に入れても美しくもなんともない。そんな日はゆっくり出発して夕方にでも撮るほうがいい。

まずはいつものショットから
ということを意図して狙ったわけでもないが、夕方近くになってから西武多摩湖線のようすを見に行った。運がよければ、西武線上を走る新101系で唯一黄色い塗装のまま残されている牽引車代用の263編成が走るのを見ることができる。

そう、かつては西武鉄道の通勤電車の代名詞的存在だった(新旧含め)「黄色い101系」が、西武線にはもう1編成しかいないのだ。そしてまた、西武101系系列の制御電動車が残る最後の編成でもある。制御電動車とはいわゆる「クモハ」ですな。運転台つき電動車のことね。この編成は電気機関車代わりの牽引車として用いられるために全電動車なので、両端がパンタグラフがある奇数※クモハと、その対にもなる偶数のクモハなのだ。

もっとも、新101系2連はいまどき珍しい抵抗制御の2両編成だったせいか重宝がられ、流鉄、上信電鉄、三岐鉄道(パンタつき奇数だけ)と伊豆箱根鉄道(パンタなし偶数だけ)で活躍中だし、近江鉄道でも数年間にわたるシーズニング(?)のすえに900形として車体の角を削らずに、21世紀と思えないセンスのなんともアレな塗装をまとってデビューするようだから(涙)、西武以外では見ることはできる。秩父鉄道6000系もクハを改造して「偶数クモハ」の役目を果たすデハ6200形が三峰口側(下り側)にいるね。

だがしかし、西武線上に残っているのだから、家から遠くないのだし見ておきたいというものだ。とはいえ、走っているかどうかは日頃の運用チェックをしていないから運次第。で、小平で西武遊園地行きに乗り換えて萩山についたら、目の前にいたのは263編成! ただし、電留線にいったん入庫するところ。ああ、なんという。

夕方の西武遊園地行き直通が増える時間まで待ちましたよ。そしてまた「いつもの写真」を量産して、いつものお気に入りの駅に向かい、相変わらずの写真を撮った。

でもまあ、さすがに飽きたんだよね。どちらの場所も空を写さずにすむポジションだから愛用していたのだけど。幸い、いまは一番日が長い。空模様はどうしようもないけどロケハンをかねて西武遊園地まで狭山公園を歩いた。

記憶の中の狭山公園内は線路沿いの木が邪魔で電車を写すことはできなかったのに、なんということか。線路にかからないためかだいぶ木が伐採されていて、これじゃあ電車を写せてしまうではないか。行き交う白い新101系を撮りながら歩き、西武遊園地駅に着いた。なるほど。家の近くにいいところがあるじゃないのさ。
これじゃああまのじゃくさんのパクリだけど(苦笑)
小平市は丸ポストを保存しているとは聞いていたけど、ここで見るとは思わず
にごってしまい要リベンジ

263編成が走っているかどうかは運次第だけど、これはしばらく工夫してみようかなと思った次第。白い新101系も緑のところを走るのであれば悪くない。多摩川線のラッピング車よりずっとましだ。たまには歩いてみるのもいいものですな。

※奇数と偶数:かつて、といってもわりと最近まで、西武鉄道のM-M'ユニットを組む新性能電車は車番の奇数と偶数で搭載機器の違いを示していた。国鉄や他の鉄道では形式をわけるところを(国鉄101系なら、モハ101形とモハ100形、秩父鉄道1000系なら、デハ1000形とデハ1100形、といったふうに)、奇数偶数の付番でわけていた(西武101系なら、モハ101号車とモハ102号車はともに「モハ101形」だ)。101系系列は「奇数電動車」がパンタグラフと主抵抗器、制御装置などの走行関係の機器を搭載し、偶数電動車には電動発電機や空気圧縮機などの補助装置が搭載されていた。101系系列の制御電動車なら、池袋線飯能側・新宿線西武新宿側が奇数車号でパンタグラフとなった。

なお、まことに余談ながら(もう忘れかけていたけど)601系、701系、801系と旧411系だった401系冷房・HRCブレーキ改造車はこの関係が逆(というより、101系が「逆」というべきだろう)で、偶数電動車がパンタグラフつきで主抵抗器と制御装置を積み、奇数電動車は電動発電機と空気圧縮機を積んでいた。401系偶数車は全車本川越向きだったので、本川越向きにパンタグラフがあったのだった。

それにしても、付随車は+1000とか……もう通じないね。いまや6000系以降は形式+編成両数+号車+製造順位(30000系8両編成1号車の第1編成が、38101)というルールは合理的とはいえ、味気ない感じがする。

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