2014年7月13日日曜日

【秩父鉄道1000系関連記事】2013年7月、1001編成俳句展示列車の夜

【はじめに】小ブログは「最新鉄道ニュース速報ブログ」ではないことはお断りしている通り。とはいえ、秩父鉄道1000系の本年3月末の運用離脱以降は、過去を懐かしむ記事をお届けすることは極力控えてきた。過去への郷愁は趣味を楽しむうえでの強力な動機ではあるが、そこにばかり固執しすぎると現在目の前にある被写体を撮ることができなくなるからだ。

という原則論はさておき、たまには以前の写真を見ながら、これからどうやって撮っていこうかと思案するのも必要ではあるだろう。けっこう自分に甘いですな。そこで、ちょうど1年ほど前に撮って記事化した、俳句展示列車として運行されていた1000系1001編成に乗った夜のことを書かせていただこうと思う。

その頃、1001編成の俳句展示列車は土日は固定運用で走っており、秩父鉄道Webサイトにて運用公開がなされていた。私が乗ったのは第53列車(熊谷発20:07→影森着21:22)。夕方に熊谷入庫したものが20時頃に出庫し、影森入庫するという列車だ。






この日は午前中に川原明戸でパレオエクスプレス5001列車と合わせて撮影し、そのあとは行田市内で会合に出て、夕方からは武州荒木で日没を撮っていたので、1001列車の日中のようすは午前中しか撮影できなかった。けれど、せっかく沿線にいるのだからと、夜の影森行きに乗った。とはいえ、影森着21時22分というのはですね……35分影森発上り列車に乗らないと、西武秩父22時20分発の西武秩父線の最終列車に間に合わないのですな。だから、影森ではあまり時間がないので、いままではこの時間に乗ることは避けていた。

熊谷を出て、荒川の桜堤沿いを走る頃になると沿線には田畑が目立ちはじめる。日曜日の20時過ぎの乗客はそれほど少なくないが、車窓から見える灯りもそれほど多くはない。私は音を聞くために中間のデハ1101号車に席を占めていたが、梅雨時で気温が低いので窓を開けていると冷たい風が入ってくるのでそれなりに快適だ。



寄居で八高線ホームを眺めていたら1010編成と交換した。寄居を過ぎて波久礼から先の秩父谷にさしかかると、もう窓の外に見えるのはほとんどが闇だ。ときおり、水を張った田からカエルの声が聞こえるのと、踏切警報機の音がするほかはMT46電動機の音ばかり。

こういうふうに夜の古い電車に揺られて自分の来し方行く末を考えることも、もうそうそうないのだろうな、と思った記憶がある。このとき撮っていた動画を見ながら思い出した。



秩父市内に入ると乗降が再び増える。というより、ほとんどの客が皆野から秩父、御花畑で降りていった。影森に列車が着いた。私以外にもう一人だけ、中学生くらいのファンがいて、彼とホーム端で入庫シーンを撮った。正確に言えば、電車の動きを見ていながらときどきシャッターを押したというべきか。

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