2015年6月24日水曜日

【チラシの裏】「旅情」を写真にするにはどうすればいいのか


「旅情」を絵にしたいと思い続けている。ではその「『旅情』とはどういうものか」については、先般のエントリーでも書いた。その定義をここではそのまま引用しよう。

世界の美しさをかいま見てしまい、だれかにそのことを伝えたくてたまらない気持ち。

この定義はそう誤っているとは思わないが、いささか気取り過ぎではある。スカしていると言われたらその通り。そこで、もう少し簡単にしてみれば、旅先で感じた「ああ、いいなあ」という気持ち、というところか。某SNSの「いいね!(Like!)」ほどに軽くはない。古典の教科書で習う「ぞ、なむ、や、か」のように「詠嘆」だ。昔の教科書にはこれらはこう書いてありませんでしたか。「よいことだなあ。よいことであるぞ」と。




おしゃべりはともかくとして、その旅先で感じた気持ちをどう写真にするか。以前から考えていたとはいえ、いままさにそれに直面している。カメラを持つたびにうんうん考えこんで、ああでもないこうでもないと設定をしては撮っている。でもきっと、答えは簡単ではないはずだ。人生の終わりまでに少しでも方法を見つけ出すことができればいい、とさえ思う。もし、その日まで写真を続けているならば。


【撮影データ】Panasonic LUMIX DMC-GX8・LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.