2015年10月12日月曜日

【ひたちなか海浜鉄道撮影記事】さよならキハ2004。平日早朝の旧型2連の勇姿を撮る(その1)


ひたちなか海浜鉄道の公式Webサイトによれば、JR東海から購入したキハ11の導入にともない、旧国鉄キハ22タイプの旧型気動車のうちキハ2004号車(元留萠鉄道新造車)が近く引退するという。それをうけて、この連休にはキハ2004が単行運転を行っていたようだ。私はあいにくこの連休の単行運転の様子を見にひたちなかを訪問することはできなかったが、梅雨の頃に平日の始発列車の様子を見に出かけたので、その際に写した(勝田方から)キハ2004+キハ205の勇姿をお目にかけたいと思う。





これはじつは完全な趣味の撮影にでかけたわけではなく、私が関係する例のKindle電子書籍のカメラ本『ぼろフォト解決シリーズ』の一冊である、Panasonic LUMIX DMC-GX8の試写のためにでかけたもの。GX8はLUMIXレンズ交換式カメラのうち、フラットデザインのGXシリーズ最新機種だが、距離系連動式カメラにも似たデザインが魅力的で、「旅カメラ」として片手に携えて出かけたくなる。

そこで、ひさしぶりにひたちなかへ実際に旅に出て撮影したというわけ。撮影地の選び方はやはり私の趣味だな(笑)。GX8は旅先で出会った風物をめだたなく撮るような「旅のスナップショット」だけに使えるわけではもちろんない。さまざまな交換レンズもあり、それこそ、掲載例のように動きをねらった鉄道写真も撮影できるし、LUMIXの誇る30コマ/秒での連続撮影が可能な4Kフォトや、チルト式ファインダーを用いた超ローアングル撮影もこなすことができる。軽快なG7やフラッグシップ機GH4と同じような撮影にも、スナップ撮影にも使えるという意味では、より多彩な使い方がしやすいともいえる。

そういうわけで、ひたちなかを撮影の舞台に選んだのは、ここ何年もごぶさただったところでひさしぶりに旧型気動車を見たくなったから。「ちょっとレトロに見えるカメラでレトロなものを写す」というのは、知的な遊びだと思う。そして、Facebookを見ていると平日の始発にしばしばキハ205と旧型気動車の2連が走るらしいことを知ったこと。さらには、梅雨の時期に早朝に霧が発生することがあるというのも、興味をひかれた。

思えば、ひたちなか海浜鉄道を訪問したのは第三セクターへ転換されてからはじめて。8年前に出張帰りに訪れたとき(2007年11月)は、まだ茨城交通湊線だった。そのさいに、キハ2004が旧国鉄準急色に塗装変更された姿は見ていた。なにしろ、投宿先が大洗だったことをこれさいわいに、出張明けに行くぞ! と意気込んで出張にでかけ、投宿先で寝る前に当時のWebサイトをチェックしてこの塗装変更を知って大洗から、翌朝は那珂湊まで歩き、さらに家族を呼んでもう一泊して訪問したのだ。あ、もう一泊はもちろん自腹ですよ!

けれど、そのさいにキハ2004が走る姿を見ていなかったことが、ずっと気にかかっていた。

2007年11月。茨交時代の那珂湊にて(Nikon D2Xで撮影)
だから、8年かかってキハ2004が走る姿をようやく見ることができた言ってもいい。じっさいに金上駅で始発列車の先頭に立ってやってくる姿を見たときは、ちょっぴりからだが震えた。あくまでもそれは、ごく私的でだれとも共有できない感慨だ。チラシの裏ですみません。



そして、私が見たかったのは、湊線随一の撮影地である金上〜中根の区間だ。そこで、投宿先もここまで歩ける場所を選んで、早起きして歩いた。鳥たちが目を覚ましてちゅんちゅんと鳴くなかを踏切警報機が鳴り始め、遠くからジョイント音を響かせてキハ2004が先頭に立って走る姿を何往復か見た。青々とした田んぼのなかを走る線路脇の木立の向こう側には道路も住宅地もあることは知っていても、かつては日本中あちこちで見ることができた風景を見ることができ、そこに旅情を感じられて、とてもうれしくなった。

【撮影データ(特記以外)】Panasonic LUMIX DMC-GX8/LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 / MEGA O.I.S., LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S./RAW+JPEG/Adobe CameraRaw

なお、Kindle電子書籍『ぼろフォト解決シリーズ067 Panasonic LUMIX GX8 実写インプレ [Kindle版]』に、このとき撮影したカットが収められています。あわせてご一読いただけますとありがたく思います。

書名:ぼろフォト解決シリーズ067 Panasonic LUMIX GX8 実写インプレ [Kindle版]
著者:秋山 薫 、石田晃久、楠田佳子、小林義明、小山壯二 、齋藤千歳
編集:齋藤千歳
価格:470円


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