2015年10月31日土曜日

【西武多摩湖線1980年代】多摩湖畔の湘南フェイス


AI Nikkor ED 180mm F2.8S にほれた一枚
西武多摩湖線にときどき思い出しては行く。西武湘南フェイスの最後の一党である新101系電車が走っているからでもあり、多摩湖や狭山湖、狭山公園や西武園遊園地に行くためだ。西武遊園地駅のことをいまでも多摩湖駅と呼んでしまうこともあるほど、いまだに私のあたまは昭和のオッサンなままだ。でも、それには理由があるつもりだ。多摩湖線をかつて長い間走っていた351系電車は、私には古くさくてとても印象的で、そのために私を旧型電車趣味に誘ったきっかけとなる電車であり、印象がとても強かったからだ。もちろん、いいわけではあるけれど。


1986年ごろから引退する1990年までに時間があるときに多摩湖線に通っていた。旧ブログでも何度もお見せした写真をもう一度お見せすることにはなるが、お目にかけたい。西武新宿線沿線に住んでいた私には、多摩湖線はわりと近くにあるために、なにかと理由をつけて通った。

私が写真を始めた頃は、本線筋ではもう赤電(おもに、吊り掛け駆動で自動空気ブレーキの電車)は運用に入らなくなっていた。中学生になって鉄道誌の中身が理解できるようになり、鉄道誌に根強く流れる「去りゆく古い車両への思慕」を感じ取り、自分も真似てみたくなったのかもしれない。あるいは、国鉄80系電車を写真でしか見たことがなかった私には、正面2枚窓におでこライトの湘南型デザインを間近に見ることができる存在であったことも強烈な印象を感じさせたのだろうと思う。

本町信号場にて後追い

西武鉄道関連の本を読んだり、実際に写真を撮り始めてからはだんだん中間に挟まれているサハ1311型にも注意が向き始めた。当時、多摩湖線には351系は3編成用意されていた。うち2編成の中間車は西武で国鉄型と同型の車体を製造した311系電車を改造したものだった。ところが、サハ1336号車だけは国電から譲渡された371系電車で、車体にリベットが残り、ベンチレーターも国鉄時代に丸いグローブ型に更新されているなど、細かいちがいが目につくようになった。よりヲタになった、ということでもあるけれど。

野球開催日に走る準急西武遊園地行き
同時に、この多摩湖線通いは写真の練習にもおおいに役立った。初めて買ってもらった一眼レフボディと一緒に手に入れたレンズメーカー製の普及版シリーズレンズでは、モノクロで撮ってみると解像力が高くなかった。このことに高校入学後に写真部に入って自分でフィルム現像とプリントができるようになってからショックを受けたのも、多摩湖線を撮ったネガを見てからだ。その結果、アルバイトをしてニッコールの単焦点レンズとして名玉であるAI Nikkor ED 180mm F2.8S を買ったのも、思えばこの多摩湖線の351系をきちんと撮ってみたかったからでもある。そして、じっさいに撮ってみてその高性能に驚かされもした。こうして写真術になおさらハマっていったのだろう。

いまの西武湘南型のアイドルは新101系263編成かも
【撮影データ】
(351系):Nikon F-301/AI Nikkor 85mm F1.4S, AI Nikkor ED 180mm F2.8S/Kodak T-MAX 400
(新101系):Panasonic LUMIX DMC-GX8/LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S. /RAW(Adobe CameraRawにて現像)

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