2016年11月10日木曜日

【西武40000系撮影記事】40101編成本線試運転に遭遇


■西武池袋線で見覚えのない電車を見かけた
たまたま、とあるカメラが手元にある日のこと。まずは自宅近隣で試写をしてみるべく家から持ち出して、所沢まで来た。池袋線の下りプラットホームを見ると、4番線に見覚えのない電車が停車していた。

あれは40000系電車じゃんか。 


■西武40000系電車の試運転に遭遇した
どうやら、運よく40000系40101編成の本線試運転に遭遇したようだ。運よくというのは、まったくダイヤなんて知らないから。

そこで、各種SNSなどをチェックしてみると……なるほど、しばらく前から小手指車両基地にいたのは知っていたけれど、このところ本線試運転を始めたらしい。私はそういうことにはじつに情弱なので、試運転を開始したことは知らなかった。

40101編成はすぐに下り方面に出発していった。私の前には3番線に池袋線上り電車がいたので、写真には撮れなかった。

■機材があって時間もあれば撮るだろ
とはいえ、今日はカメラを持っているし、70〜200ミリ相当レンズもある。時間もまあある。いろいろ試写してカメラを試す必要もある。そして空模様は明るい曇り、もしくは雲が多い晴れで、真っ昼間に風景を撮るにはいまひとつだ。そこで、あれこれと必要なカットを写しながらひさしぶりに西武線の電車を撮ってみるか、と後続の下り電車で追いかけてみた。すると、40101編成は小手指で入庫せず、そのまま飯能方面に走っていった。

というわけで、さらに下り方面に行って入間基地下車駅で待ってみると、ほどなくして飯能から引き返してきた。ほほお、これが40000系か。

完成予想イラストや写真、小手指車両基地にいる姿は見ていたから、驚きはそう大きくはない。そして、30000系笑電とくらべるとだいぶその「ワルイやつ」の顔つきだ(「悪いやつ」ではない。ちょっぴりワルぶって強面ふう、というくらい)。とくに尾灯が点灯しているとほら、そんな気がしませんか。そして、西武の通勤型電車では30000系にはめずらしくあった裾絞りが再びなくなっている。これは東京メトロと東急東横線への直通規格に合わせてということか。いまひとつ軽やかさがない気もしないでもない。でもきっとそのうち見慣れるとは思う。



■池袋と保谷を往復した
さて、40101編成は上り方向に去ってしまい、某ミニブログ(といいますか、はっきりいいますとTwitter)を見ていると、このあとしばらくは池袋〜保谷を往復するようだった。そこで私はしばらくほかの撮影をしてから、天気もいまひとつなので上り方向に行ってみた。すると、緩行線で試運転をしている姿に再び遭遇した。車内をのぞいてみると、TJライナーに似ている感じ。




このあとはどんどん暗くなってしまったし、某駅ホーム端で少し待ってみたものの、予想以上に日が落ちて暗くなってしまった。そうなると、ホーム端で撮ってもあまりカッコよくないなあ、と思い引き上げ……ようとして、保谷で上り列車として出発準備をしている姿を見て、寒くないところから横着して撮ってみた。どうも、上から見ると30000系と区別がつきにくい。でも、この電車は日立A-Trainではなくて川崎重工業製なのね。


40101編成はクロスシートとロングシートの変換対応もなされているようで、ほこらしげに「LONG/CROSS」というステッカーが貼られている。コンセントを備えていてフリーWi-Fiに対応し、トイレもあり長距離運転にも向くというから、来年春の営業運転開始が楽しみだ。ちょっぴり外国の電車にも似ている気がする。

【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-G8/LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S./RAW