2019年4月8日月曜日

【西武西武園線撮影記事】春の訪れを告げる黄色い電車


■西武鉄道のダイヤ改正される
る3月16日に行われた西武鉄道のダイヤ改正の目玉はもちろん、新型特急Laviewこと001系電車の運用入りだろう。各種ニュースサイトを拝見していて知ったのは、報道関係者向け試乗会にて行われた社長あいさつで語られたところによると、いままでにない特急列車を作りたいという思いからプロジェクトチームを立ち上げ、鉄道車両のデザインを手がけたことのないデザイナーに依頼したそうで……。その「いままでにない新しいものを作り出したい」というこころざしには、沿線在住のしがないヲタである筆者も心の底から拍手を送りたい。あくまでも「こころざしには」ね(含みがあるなあ)。もちろん、Laviewには乗ってみたいと思っている。うっかりしていたけれど、いまだ未乗車なのだ。

■西武園線に3ドア車定期運用復活か
私がこのダイヤ改正でちょっぴりうれしく思ったのはむしろ、どうやら西武園線に3ドア車(つまり、新101系ワンマン車)の定期運用が復活したらしいということにある。しかも、白いやつだけが走るわけではない。4月上旬現在玉川上水車両基地に所属している、2本の復刻赤電塗装編成も、伊豆箱根鉄道コラボレーション塗装編成も、そして黄色い牽引車代用の263編成も西武園線を走る可能性があるのだから、なんだか楽しくなってしまう。

西武園線に定期的に新101系電車が充当されていたのはいつごろまでだったっけ……旧ブログでの記事をきちんと残しておくべきだったと思わされるのはこういうときだ。ときどき西武園線にも新101系電車を撮りに通っていたのに、まったく覚えていない。たしか、2011年の春ごろまでは定期運用についていたはずで、そのあとは基本的には新2000系電車の4連が充てられ、ときどき新101系電車が走ることもある……というところだった。2013年3月に当時の「西武秩父線開業40周年記念」ラッピングが解除になる直前に、261編成が西武園線を走るようすを見に来たことがあるから。もっとも、私自身が以前よりもweb上に流れる目撃情報を追い求めることをだいぶしなくなったことは事実だけど、その頻度はそう多くはなかったと思う。

すぐ近くのかつてのライバル路線である多摩湖線には、朝から晩まで毎日これら新101系電車が走っているのだけどね。


■所定数が不足すると2000系電車が代走するらしい
ただし、甲種輸送や検査などで新101系電車の所定数が足りないときは、いままでどおり新2000系電車になるようだ。Laviewの第三編成の甲種輸送があったこの週末は、西武園線を走っていたのは新2000系電車だった。また、運用は日替わりで1日ずつ運用入りする編成は変わる。いずれにせよ、なぜこうなったのか、これがいつまで続くのかについては筆者は知るすべもない。とりあえず、気が向いて時間があるときには写真に残しておこうと思っている。

■編成の向きをよく見て
掲載したのは全電動車の263編成が運用入りした日のようすだ。ご存知のとおり、ほんらいはパンタグラフと電気系の機器を搭載する奇数電動車クモハ263号車は西武新宿線の上り方(西武新宿方)を向く。けれど、これらの写真ではこのクモハ263号車は西武園線内で下り方(西武園方)を向いている。

ということは、これら新101系電車は玉川上水車両基地から小川〜東村山のひと区間だけ国分寺線を経由して西武園線にやって来るというわけ。西武園線への送り込みダイヤを筆者は知らないけれど、どうやら国分寺線のひと区間内でも撮影できるようだ。くわしくは、西武線ブロガーのあのへんのみなさんのブログをどうぞ!




【撮影データ】
Nikon D7200/AI AF Nikkor ED 300mm F4S(IF), AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D/RAW/Adobe Photoshop CC 2019