2026年5月24日日曜日

【阪堺電気軌道2026春】浜寺駅前と石津川で「一人前夜祭」


■宿に行く前にまずは浜寺公園へ
ゴールデン・ウィークが終わって三週間目になろうかというのに、私はまだ連休の思い出に浸っている。

もちろん、毎日通勤してまじめに働いている。けれど、行きたかったところにひさしぶりに訪問できてよかったなあ、という思いと、まだまだいろいろ見てみたい、できれば写真も撮ってみたいという思いもあるから。

たまの長い休みにそうやって楽しい思いをするというのは、きっと精神的なメリハリを作ってくれるものなのだろう。

■浜寺公園駅と浜寺駅前停留所に行きたかった
2018年夏と2019年夏に人生で初めて大阪で療養生活をしたときに、南海本線浜寺公園旧駅舎と阪堺電気軌道阪堺線浜寺駅前停留所を訪ねてみて、いろいろ気に入った。その話は何度も書いている。なんだろう、たたずまいかな……。浜寺公園駅周辺の高級住宅も素敵だ。

浜寺公園も夏だと水練学校に通う子どもたちがいて、プールバックを持って阪堺電車や南海電車に乗るところを見ていると、なんだかうらやましいような気持ちになる。路面電車でプールに通うという暮らしをしてみたかったのかも。子どものころに私は都電荒川線沿線に住んでいて、幼稚園の遠足で貸し切り電車であらかわ遊園に行ったこともあるから、そんなことを思い出すからか。

大学生のころのガールフレンドが都電荒川線で通学しているのも、うらやましく思っていた。路面電車が身近にあるライフスタイルに憧れがあるのだろうと思う。

 

■石津停留所で降りてしまった
感傷に浸っているというのともことなるのだけど……そのあたりの感情を細かく説明するのはまあいいや。言語化しないでおく。そうそう、南海本線の高架化工事により阪堺線が南海本線をオーバークロスできなくなるので、浜寺駅前停留所を浜寺公園駅横に移設する計画があり、もうじき浜寺駅前停留所のこの姿も見られなくなるはず。どうも工事が遅れているようだが。

移設前の姿を見ることができてよかった、という思いもある。

そうして駅を眺めて堺トラムをやり過ごしたところ、モ701形がやってきたので乗り込んだ。だんだん暗くなってきたから。それなのに、列車が数駅走って石津川を渡る際に、空模様を見ていて降りたくなった。阪堺線から海の方向を見ていると少しだけ空が赤くなっていたのを見て、たまらなくなったというのか。

明日の朝来るつもりだった石津川の太陽橋まで歩いた。このあたりの「かつては海に近かった」雰囲気の下町らしい町並みが好きだ。海なし県に住んでいるから、かなあ。標高も低いし車も錆びそうで、じっさいに自分が暮らすかといえば、期間限定ならば……というところかもしれないけれど。


■モ351形とモ501形がやってきた!
紀州街道の太陽橋から阪堺線を見るとすでに暗い。なにしろ、日の出の方角だからね。でも、Dfで撮ってRAW現像時にAdobeのAIノイズ除去を使えばいけるのではないか、などと以前よりも邪心めいた気持ちが湧いた。うまくできなくても、とにかく撮るんだよ。

そこへモ351形とモ501形がやってきた。私は「遅く来た阪堺電車ファン」というのか。なにしろ、2018年の夏に初めて阪堺電車に接したから、石津川を渡るモ161形の姿をこの目で見たことがない。それは明日撮るとして……和製PCCカーのモ351形とモ501形も好きなのだ。



上下一本ずつ撮ったらあたりはもう完全に真っ暗だ。写真に関していえばやはりあれこれと欲張っておくほうがいいんだよな……と思った。うまく撮れそうになくても、とりあえずあがいてみることだ。これでけっこう満足したので、やってきた天王寺駅行きのモ505号に乗り込んで、宿に向かった。一人前夜祭をこうして楽しんでいたわけだ。

【撮影データ】
Nikon Df, iPhone SE3/AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D/RAW/Adobe Photoshop CC 2025