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| 正面装飾なし・側面赤帯の5002編成が寄居駅秩父本線ホームに到着 |
今年の7月と8月は何度か秩父鉄道沿線に通った。そのようすはすでに書いて、皆さんにもおめにかけた。SLパレオエクスプレスと鉱石貨物列車をおもに撮っていたが、それ以外にも「遭遇できたらいいな」「見てみたいな」と思っていたのが、元東京都交通局6000形(都営地下鉄三田線用)である秩鉄5000系電車。
そのうち最も興味をひいたのが、三田線の開業当初に見られたという、正面装飾なし・側面赤帯の姿に復元された5002編成だ。
だがしかし、夏の記事にはその姿がほとんど出てこない。そこから皆さんにも想像がつくと思う。私はこの夏のあいだには、昼間の明るいうちに5002編成と遭遇できたことが2回しかなかった。
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| 東武東上線ホームにはツートンカラーの81107編成がいた。 今年は昭和101年か |
■見慣れないとはいえかっこいい
私が三田線でこの電車を見た昭和50年代なかばごろ、あるいは秩父鉄道でこの電車を見るようになった2000年代以降には、この電車にはすでに正面装飾があり、側面は青帯だった。とくに正面装飾は「あり」の姿に見慣れているから、正面装飾のない姿はさっぱりしすぎているように思えて、いまだに見慣れない。側面赤帯はかっこいいと思う。
熊本やジャカルタに行った同形式も、正面装飾や帯色が追加されたり、あるいは正面そのものをまったく異なるデザインに改造したものこそあっても、装飾や帯をなくした例がなかった。そのことも、秩父鉄道のいまの5002編成の姿に新鮮さを感じる理由かもしれない。いいわけだけど。
ねんのために書いておくが「正面装飾のない姿がいやだ」とか「嫌いだ」と批判しているわけではない。いまだに見慣れなくて、不思議で新鮮だと思うだけだ。遭遇するたびにいまだに「おや」と思わせる。この「おや」は「驚き」の感情だ。「開業当初はこういう感じだったのか、なるほど」とも思う。
「見慣れないなあ」といつまでも思う自分の頑固さには、あきれてさえいる。加齢とはこういうことか。自分もクソ頑固なヒヒジジイになりつつある。よろしくない。
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| SL5002列車を待っていたら対向でやってきた |
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| 梅雨明け宣言の日でものすごく暑かった。でも夏らしい天気だった |
■夜になって遭遇しているところをみると
前述のように、夏のあいだで5002編成が昼間に走行しているのに遭遇できたのは、2回だけだ。
かんぽの宿がかつてあった駅でSL5002列車と交換した対向列車に用いられていたときと、寄居で下り列車を待つあいだに対向でやってきた。あとは、自分が出会えたのは日没後に武甲山のふもとの駅に入庫するところばかり。
それでも、出会えただけでも運がいい。熊谷入庫や三峰口入庫なら撮れなかった。
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| ゲリラ雷雨に遭遇した夜に |
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| 夜は駅の明かりを利用しないと写しにくい |
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| この夏のあいだは再塗装された床下もきれいだった |
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| けっこう大粒の雨だった |
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| 光学ファインダーでは四隅がきちんと見えていなかった |
■総延長70キロメートル以上ある鉄道路線だから
「5002編成を撮りたいのになかなか出会えない」のは仕方がない。なにしろ、秩父鉄道秩父本線は総延長70キロメートル強の距離があり、37の駅がある。羽生〜三峰口は各駅停車では片道2時間くらいかかる。
そして、ほぼすべての車両の運用が共通だ。大部分の旅客列車は熊谷〜影森を走るが、羽生〜熊谷、影森〜三峰口の区間運用もある。熊谷〜影森を走ったあとに羽生〜熊谷、影森〜三峰口の機織り運用に入る行路もある。
だから、秩父本線で特定の1編成をねらうというのは、簡単ではない。その運用がわからないうちは、暗闇のなかを手探りで歩くようなものだ。
したがって、本気で何かを撮りたいならば、午前中のできるだけ早めに沿線に到着し、それからしばらくは列車の運用を把握するために観察する必要がある。あたりまえだが、沿線滞在時間が長ければ長いほど遭遇する確率は高くなる。固定運用ではない特定の1編成を秩父鉄道沿線でねらうのは、じっくり気長に構える必要があるのだ。
それなのに、今年の夏の私は午後から撮影を開始していたのだ。そりゃあ5002編成をつかまえるのは無理だよな。Виноват я(私のせいなんですわ).
ちゃんと撮りたいならば、もっと本腰を入れないとね。
思えば、2009年から2012年まで走っていた1000系電車1002編成「秩鉄リバイバルカラー100形タイプ」を私は撮りたいと思って沿線を訪問していたが、あのときもなかなかつかまえられなかった。
そのころを思い出しながら、気長に5002編成を撮り溜めるとしよう。
【撮影データ】
NikonDf , iPhone SE3/AI AF Nikkor 35mm f/2D, AI Nikkor 85mm F2S, AI AF Nikkor ED 300mm F4S (IF)/RAW/Adobe Photoshop CC 2025
NikonDf , iPhone SE3/AI AF Nikkor 35mm f/2D, AI Nikkor 85mm F2S, AI AF Nikkor ED 300mm F4S (IF)/RAW/Adobe Photoshop CC 2025









