2018年10月4日木曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ その4.「稲荷駅にて」

いきなり103系きはった!

■インスタ映えの聖地で103系来いと叫ぶ
行口コミサイト「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」による「外国人に人気の日本の観光スポットランキング(Top30 Attractions in Japan by International Travelers 2018)」で3年連続1位なのが、京都・伏見稲荷大社なのだそうだ。昨年秋に仕事で訪れて心底おどろかされた。平日夕方なのに観光客がとても多くて。そして、海外からの観光客もとても多い。

そのときのことだ。クライアントが依頼したタクシーに乗って出かけていたので、稲荷駅下り方の踏切で列車の通過を待っていた。すると、うぐいす色の103系電車が混雑した稲荷駅に停車し、たくさんの客を降ろして再び発車する様子を目にして、「103系電車がまだこうして活躍しているんだなあ」と深く印象に残った。

そこで、この夏のお盆期間に奈良線を訪問するならば、あの稲荷駅のようすも写したいと思った。

2018年10月2日火曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】うるわしの青き衣の者「青の交響曲(シンフォニー)」を撮る 近鉄南大阪線沿線滞在記 その3



■青き衣の者ふいに現れて
鉄南大阪線沿線に在住していたこの夏、私が気に入って追いかけていたのは「ウサギ号」「ウサたん」こと6020系電車6051編成「復刻ラビットカー塗装」(C51)だった。けれどじつはもうひとつ気に入っていた列車がある。それがこの観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」こと16200系電車だった。

2018年9月29日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その5.「和歌山線内で走りを撮る」



■「昭和の営団地下鉄千代田線」が終わる
京メトロが千代田線で用いられていた6000系電車の引退をついに発売した。思えば当時千代田線を走っていた電車のうち、もっとも早く千代田線から撤退した103系電車1000番台車を改造したこの桜井線・奈良線105系電車がもっとも長く走り続けているとはなんとも皮肉だ。

しかもよく考えてみると、1970年から71年にかけて製造されて、1984年に105系に改造されたのだから、「和歌山の105系」として用いられているほうが「千代田線乗り入れ用103系」だった時期よりも長いわけだ。もっとも先日、この電車を置き換える227系電車が搬入されたのだから、来春からの置き換えももはや秒読み段階だ。春までにまた桜井線・和歌山線に行ってみたい……体調を、せつに戻したいものだ(退院後悪化しています。涙)

2018年9月27日木曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ その3.「宇治川のたそがれ」


■宇治川で参って平等院に参る
条あやみが出ているJR西日本の夏のキャンペーンポスター、それも彼女をアニメで描いたポスターを見るたびに視線が釘づけになる「カメラのおっちゃん」こと筆者。あ、それはこの「懐かしい103系電車に会いに奈良線へ」の話と関係ないや。中条あやみって超かわいいよなまじで。天使かよ。

乗る列車の方向をまちがえて寝過ごしてなかなか奈良線沿線にたどり着けず、おまけに列車の運用を観察しながら居眠りしたり、はたまたわざわざ観光地でもある宇治に出かけたくせに、自宅近辺でおなじみのファミレス「サイゼリヤ」に行って、「サイゼ、最高かよ」などと心の中で叫んだりと、まじめに列車を撮るようにはとうていみなさんには思ってもらえそうにない。

それでも、筆者はサイゼリヤ宇治里尻店で涼みながら考えた。なにしろ、この日の宇治はとても蒸し暑くて。

2018年9月26日水曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その4.「『和歌山地区地域統一色』とは」

高田でまたもや117系電車に遭遇

■中条あやみがマジでカワイイ
の夏にJR西日本各線に乗っていると、中条あやみを起用したJR西日本のコマーシャルをたくさん目にした。それをずっと見ていると、うーん、かわいいなあ! などと素直に反応してしまうカメラのおっちゃん。キャンペーンが終わってしまった「~夏列車 いっしょに見る夏 帰る夏~」のアニメがとくによかったなあ。

というわけで、夏が終わったにもかかわらず夏の記事が終わらないこのブログ。「和歌山線105系電車に乗りに行ったのに、運転見合わせだった話」をもう一度続けますよ。

2018年9月22日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その3.「105系電車が走り続けたわけを考えた」



■大和高田でワシも考えた
田善衞の『インドで考えたこと』のタイトルをパロディとして若き日の椎名誠が書いたエッセーに『インドでわしも考えた』という本がある。80年代に書かれたそのパロディをさらにパロディで小見出しで使う筆者……ああ、痛いよ。

2018年9月20日木曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その2.「タッチしたらあかん!」

Goseって書いてある

■The Uncle Camera goes to Gose
近鉄南大阪線の古市まではじめて乗った。今日も目指しているのはJR桜井線(万葉まほろば線)・和歌山線に用いられている105系電車に乗ることと撮ること。奈良および王寺までJR関西本線に乗るのではなく、できるだけ近鉄に乗って近くに行こうという作戦だ。

前の晩にスマホの地図を見ていて、近鉄御所駅とJR和歌山線御所駅がすぐそばにあることがわかった。近鉄の支線にも乗ってみたいので、古市に出て橿原神宮行き電車に乗り換えた。そして電車に揺られながら、ぼんやりと聞くともなしに車内放送を聞いていて、私は飛び上がった。

「次は尺土、尺土です。御所(ごせ)方面はお乗換えです」

2018年9月13日木曜日

【JR川越線PETIT撮影記事】205系電車がほんとうにいないということ


■川越線に来てみると
日没のころに川越線の入間川橋梁にやってきた。川越線にカメラを向けるのはほんとうにひさしぶりだ。あたりはすっかり秋めいて、草むらからは秋の虫たちの声ばかり聞こえる。

2018年9月11日火曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その1.「カメラのおっちゃん、おおいに迷う」

柏原でまず上り201系電車に再会

■国鉄型電車撮影作戦発動
在阪期間中の私の目標のひとつは、奈良線を走るなつかしいうぐいす色の103系電車に乗り、撮ることだとはすでに書いた。同時に、もうひとつの国鉄型電車として、奈良〜高田の桜井線(万葉まほろば線)と王寺〜高田〜和歌山を結ぶ和歌山線を走る105系電車も来春より置き換えられるむねがJR西日本より公表されていることもあり、やはり乗って撮っておきたい。つまり、私にとって最大の目標は奈良県北部の訪問だったということ。

先日書いた、宇治で奈良線の電車を撮影した日は時系列順に書けば、じつは何度めかの「奈良県北部撮影作戦」だった。その1週間ほど前に桜井線と和歌山線にすでに乗っているからだ。今回はその日のことを書こう。

2018年9月9日日曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チン電でプチ旅 阪堺電気軌道沿線散歩 その2. 大和川橋梁ふたたび


■「ひつこいカメラのおっちゃん」またもや大和川橋梁に
阪堺電車にはじめて乗ってみて、沿線の雰囲気が気に入った「カメラのおっちゃん」(首都圏在住のふだんは「カメラおじさん」やけど、大阪ふうに「カメラのおっちゃん」と名乗ることにしてんねん←誰?)こと筆者は、日没の頃のようすが見たくて外出許可と夕食のキャンセル願いを届け出て、数日後にふたたび阪堺電車大和川停留所に降り立った。終点の浜寺駅前にはまだ達していないけれど……。気に入った場所にはなんども来て、自分の確認が持てるようになるまで撮るというのが私の撮影スタイルなのだ。カメラおじさんがたんにしつこ……、いや「カメラのおっちゃんがたんにひつこいだけなんちゃうか」という思いもなくはない。ほっといてください!


2018年9月8日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ その2.「宇治川にてついに撮影成功」

まずはふつうに撮ってみて……ふつうだ→「ふつうって言うな!」

近畿地方の台風被害だけではなく、北海道では地震もあって。親しいひとたちの顔を思い浮かべると胸が痛む。みなさんの暮らしがはやく平穏無事に戻りますように。

【前回までのあらすじ】
奈良線を走るあずまびと(筆者のこと)には懐かしい103系電車を撮るために、阪和堺市駅から出かけようとして、なぜか日根野にたどり着くなど、紆余曲折しながら奈良に向かった筆者。奈良線の電車に乗り込んでバッチグー! のはずが、またもや居眠り。さらに、ようやく出会えた懐かしい電車に乗ってもまたもや眠りこける。

「眠り姫」ならかわいらしいのに「居眠り男」だと、だらしなく聞こえるのはなぜか。とにかく、話は京都駅で目覚めたところから始まる。