2020年8月29日土曜日

【カメラ機材のお話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる

コンタックスメタルフード4と67/86リングを
58mm-67mmステップアップリングを介して
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(Special Edition)に装着した

■「フード病」とは恐ろしい病気
3年前の春に「フード病」の話を書いた。レンズの描写性能ではなくレンズフードの格好のよさばかりに気をとらわれてしまい、その実用性ではなく外観を重要視するようになる病気のことだ。純正品が用意されているにもかかわらず外観が気に入らないと非純正品をわざわざ用いるケースや、重篤になると「フードが格好いいから」という理由でレンズを手に入れることさえある。ただし、純正フードの深さや効果に不具合があるからという実用性を考えて非純正製品を入手するのは、まったくもって健全なので安心してほしい。

繰り返しになるが、外観と質感などの非実用性にだけ心ひかれるようになったら、あかんやつや。もっとも重篤になると入手してもそのレンズフードを装着したレンズで写真を撮らないようになる。そうなると手遅れだ。そういう「口でしか写真を撮らない」罹患患者は少なくないけどな。さいわい私自身はあの記事を書いたあとにこのフード病からは回復していて、日常生活をふつうに送ることができていた。宇宙世紀の来たるべきあの日までは。

2020年8月25日火曜日

【八高線撮影記事】空が青い日に……209系3100番代車ハエ71&72編成をねらう


■もくもくと立ち上る積乱雲を見て
お盆を過ぎて空が青い日が増えてきた。青い空を見ていると夏ももう終わりなのだと感じさせる。真夏の日中に写真を撮るということはめったにしない私でも、青空を背にしてもくもくと立ち上る積乱雲を見ると写真にしたくなる。季節の風物詩を少しは描いておきたい。

2020年8月17日月曜日

【八高線撮影記事】「河岸」を変えて……残暑お見舞い申し上げます

 

■暑い日が続きますね
お盆休み期間も終わった。暑い日が続いているが、みなさんはいかがお過ごしだろうか。ようやく晴れる日が増えたのはとてもありがたい。体が暑さに慣れないけどね。そこで梅雨明けしてからも、お盆であっても筆者はあいかわらず自宅から10キロメートル程度のところにふらりと出かけている。遠出をしなくてもカメラがあれば私はそれなりに楽しい。距離が遠くなくても雰囲気が好きなところを選ぶとか、工夫をすればいいのだもの。

2020年8月7日金曜日

【ニッコールレンズのお話】AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)とAI Nikkor 50mm F1.8Sで簡易チャートを撮って絞り値による描写傾向を観察してみた話

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)とAI Nikkor 50mm F1.8S


■長い記事タイトルでお前ラノベかよ
以前のエントリーでも記したうっかり入手したAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)。そのなかで解像力チャートなどできちんと撮影したのではなく、いろいろと実際に撮影してみての印象論として、私が考えている描写傾向の話をした。YouTuberの「やってみた」か、あるいはラノベのような長いタイトルで、ふざけているように見えるかもしれない今回のエントリーでは、A3用紙にプリントした『たけくらべ』を撮ってみて、絞りごとの描写傾向をもう少しきちんと観察することにしよう。

照明が白熱灯色LEDである部屋で撮影していて、水平と垂直にはできるだけ注意は払っているものの正確には出せていないし、本格的な設備を用いているわけではない。あくまでも目安程度だと思ってもらいたい。

2020年8月1日土曜日

【JR八高線・川越線撮影記事】209系電車3100番代ハエ71および72編成の復帰と「川越線開業80周年記念」ヘッドマークつきE231系電車3000番台ハエ45編成のこと


この1本前の上り列車はハエ71編成だったのでびっくり

■209系3100番代車は2編成ともに運用復帰
ここ最近の川越線と八高線(電化区間)は車両の入れ替え時期にあたっているためか、車両の動きに変化が見受けられて興味深い。趣味的な……あえて正直にいえば「ヲタ的」な視点に立ってみると、なにかとおもしろく感じられるいうことだ。もちろん、もともとそれなりに私が好きな路線だからというのはもちろんだ。もっとも、いかにも地味な路線らしく、車両の動きもじつに地味だけどさ。

そういえば春に非電化区間の一部である寄居と高崎のあいだをSL列車が走る予定があったのが、あれのために中止になったというのは残念だ。もっとも、あれがなくても八高線をSL列車が走るなんて考えると、うれしいけれど人出がおそろ……(以下略)。ため息。

2020年7月31日金曜日

【JR八高線撮影記事】東京発高麗川・武蔵五日市行き列車の分割作業を観察する


拝島駅に到着

【おことわり】中央快速線と八高線の直通列車は2022(令和4)年3月のダイヤ改正で廃止されました。記事内容は2020(令和2)年7月の記事初出時のものです。ご注意ください。

■「ふだんは走らない路線を経由する」列車にぐっとくる
中央快速線と八高線には朝晩に直通列車がある。平日朝は高麗川発東京行きが2本、夕方に東京発高麗川行きと箱根ケ崎行きが走る。箱根ケ崎の駅名と瑞穂町が用いる地名の表記は箱根「ケ」崎みたいね。キ「ヤ」ノンや富士フ「イ」ルムみたいなものか。休日は朝の高麗川発東京行きと夕方の東京発高麗川行きが1本ずつ設けられている。東京と立川のあいだは10両編成で中央快速線を走るのはほかの列車と変わらない。

2020年7月23日木曜日

【ニッコールレンズのお話】AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(Special Edition)を手に入れた

デキ3021とDfブラックは似て見えるかも

■35ミリフルサイズミラーレス機が主流の時代だというのに
いまのレンズ交換式デジタルカメラの新製品はミラーレスカメラが主流だ。ソニーが先行したぶん、とくに35mmフルサイズのデジタルカメラでシェアを奪われつつあるキヤノンとニコンが二強がそれに追いつき追い越そうとしているからだ。

先日も、キヤノンから本格的な撮影にも使えそうなEOS R5およびR6の製品発表があった。EOS 5Dシリーズと6Dシリーズは今後は一眼レフではなくミラーレスのR5とR6になっていきそうだ。また、つい数日前にはニコンからはZ 6のデチューン版といってもよさそうなZ 5が発表された。SDメモリーカード(UHS-II)対応のダブルスロットと撮影中にUSB給電が可能な仕様は魅力的だ。とはいえ、発売後2年たち価格が下落して、さらにボディのみの購入でも2万円のキャッシュバックキャンペーンも適用されるZ 6との価格差がそう大きくないところはなやましそうだ。静止画しか撮らず少しでも安く手に入れたいならばZ 5で、4K動画をフルフレームで行いたいならZ 6だろうか。

すでに国内市場だけではなく国外でも一眼レフよりもミラーレスカメラの出荷台数が増えているそうだ。自分の胸に手を当てて考えてみても、ほとんどのみなさんがこれから買いたいカメラはもしあっても「一眼レフ」ではないのではないか。一眼レフは今後、光学ファインダーがどうしても必要だという少数のユーザー向けのカメラになっていくと私は予想している。

2020年7月20日月曜日

【秩父鉄道1000系電車撮影記事】秩父鉄道1000系1009編成「国電リバイバルカラーうぐいす色・関西本線タイプ」を思い出しながら

こうやって撮ると旧型国電みたい。大船工場の入換動車にも似てる

■関西本線といえば……秩父にもかつていた
関西本線(大和路線)の201系電車の写真を見て「亀の瀬あたりで201系を撮ってみたい。さらにいえば、数年前まで奈良の103系電車が大阪環状線に乗り入れていたのだから、そのころに見てみたかった」などと考えていて、さらに関西本線を走っていた101系電車はうぐいす色で正面は山吹色の警戒色が入れられていたということまで書いておいて、数日経ってからようやく思い出したことがある。

2020年7月17日金曜日

【JR関西本線201系電車2019年7月】柏原駅の雨の夜


■ちょうど一年前の話
2019年7月中旬のある夜、JR関西本線(大和路線)のJR難波行き各駅停車に王寺で乗ろうとしたら、強い雨が降っていた。梅雨から夏にかけてこの区間に乗ったことしかないためか、高い頻度で強い降雨にあうことが私は多い。そのせいか、乗っているといつも雨のことを考えてしまう。

2020年7月13日月曜日

【南海高野線2019年】なかなかシブい6300系電車

6300もけっこういけてるんちゃう。しゅっとしとる

■南海6300系電車はまだまだ元気
ちょうど1年ほど前に筆者は大阪・松原市の阪南中央病院というところで2ヶ月ほど過ごしていたと何度か書いている。そのあいだにしばしば出かけていたのはJR桜井線(万葉まほろば線)畝傍や阪堺電気軌道上町線の帝塚山四丁目だ。

このうち帝塚山四丁目電停は南海高野線(以下、高野線と略)の線路のすぐそばにある。帝塚山四丁目から阪堺電車の線路は大きくカーブしながら築堤に登って南海高野線を越えて神ノ木電停にたどりつく。神ノ木電停からはすぐ下を走る高野線の線路が見え、近くにある高野線住吉東駅も見渡すことができる。

2020年7月11日土曜日

【川越散歩】たそがれ散歩でプチ旅気分を

AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

■空模様のわずかな変化を求めて
今年の梅雨は本気すぎるだろ、と思う。九州や中部で水害被害に遭われている方はほんとうにお気の毒だ。私は私で東京首都圏在住で水害被害には遭っていなくても、連日の梅雨空に困らされている。どんよりとした梅雨空には飽きるよね。

昨今の災いであるあれもまだ続いているので、よほどの用事がない限り自宅周辺にいる。だから、日没ごろにわずかに空が明るくなると心踊る。空にわずかに表情が出るからね。梅雨時期の空は湿度の高さのせいか、驚くような色に染まることも多い。そこで、このごろはそんな時間にカメラを手にして近隣にある時の鐘のある蔵造りの町を歩いている。平日の夕方は一番街も人出も少ない。なお、休日はできるだけ繁華街には出ない。