2010年11月22日月曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】響けMT46! 秩父谷を1000系快走す

この駅の雰囲気が好きだ

101系はいい音だなあ。

武甲山の麓の駅を出て勾配を駆け登る三峰口行きの京浜東北線色の1000系電車に乗り込み、カーブで揺られて電車のモーターのうなりに耳を傾けながら、つい呟く。

すると、隣駅手前のカーブを曲がる前にある三輪線とかつての武甲線の分岐点を一心不乱に眺めていた我が子が耳ざとく聞きつけて、父親が変なことを言うなあという顔で言う。ひゃくいちけいじゃないよ。

あ、そうだよね。でも秩父鉄道1000系はむかあしむかしの「国鉄101系」っていうんだよ。パパが子どもの頃は鶴見線や南武線、武蔵野線に走っていたのさ。 そういうと我が子はなるほど、という顔をした。また余計なことを教えちまった……。


1003編成オリジナルカラー登場

我が子を連れて秩父鉄道へ行った。家を出る前にいちおうチビッコに聞いてみたら、やはり「いっしょにちちぶてつどうにいきたい」と言う。そりゃそうだよな、お出かけは楽しいもんな。というわけで同行取材(笑)。秋の紅葉シーズンでパレオエクスプレスにもいろいろな「仕込み」もあるし、1000系電車の国鉄リバイバルカラー「カナリアイエロー」(総武線色)もクリスマスイブで営業運転を止めるし、とこちらも秩父鉄道業務推進課さんたちの「仕込み」がいろいろある、まあそうそう退屈させまい、というわけで「子連れ鉄」で行ったというわけだ。

ただし人出が多そうなのは懸案事項。撮影地で他人の邪魔になるのは子どもにもかわいそうだし、ずっと道中で座れないのもつらい。だからそういうときは、撮ることはすぱっとあきらめて「撮るより乗る」が子連れ鉄での基本原則だ。だいたい、せっかく来たからにはその路線に乗りたいし、パレオエクスプレスは行楽シーズン中の土日に定期的に走る列車なんだから、特定の列車を期日までに狙うなどという「業務」がないなら、楽しくありたい。

しかも撮影に夢中で気づいたら「被写体がどんな様子だったか自分の写真でしか思い出せない」なんていうのは素敵なことではないのだ。あ、いま俺偉そうなこと言った。すみません、精進します。
カナリアイエロー1012編成出発!

私としては、カナリアイエロー1012編成(総武線色)やウグイス1009編成(山手線色に、正面に黄色い帯が一本ある関西本線色)、そしてスカイブルー1001編成(京浜東北線)のリバイバルカラー電車が撮れたらうれしいし、さらには秩父鉄道リバイバルカラーの小豆1002編成や黄茶1007編成(チョコバナナ)が撮れればもう満足な「デハ党」なので、蒸気機関車は「うまく撮れちゃったら儲けもの」という感じなのだ。
1009編成ウグイス出発!

そうして西武線からの直通電車に乗って武甲山の麓の駅で降り立つ。あれこれチビッコには歩かせるのはツライであろうと思い、駅周辺をうろうろしてから三峰口まで行き、下りよりも空いている上り熊谷行きパレオエクスプレス5002列車に乗って帰る作戦(ぜんぜん作戦じゃない)をとることにする。

まずは駅構内を見渡せる上り方踏切へ。まず、チビッコの好きな7000系7002編成「ヘンテコ顔」が到着。電子音の警笛を鳴らして来る様子もすっかり板についた。 そのあとやって来たのが1000系オリジナルカラー(1003編成)。交換のようだと下り方向に目をこらしていると、わお、カナリアイエロー1012編成が登場。駅構内を見るとなんだか鶴見線のようじゃないですか……。

何かと撮影道具以外の荷物が増えてしまう子連れで来たので、300ミリを持ってこられなかったのが残念! でも80~200ミリでなんとか撮る。そして、後追いだけどデハ側を撮る。うーむ、この時間にカナリアイエローが来ちゃって……今日はこの編成は下り方面に戻って来るのはあきらめよう。

この駅止まりの1003編成を眺めながら下り方踏切へ行く。古いトタン張りの工場は改装しているようで、ちょっといつもと雰囲気が違う。踏切に着くと我が子が小声でおなかすいたと言うので、おやつを分けた。そこへカナリアイエロー1009編成が到着し、ズームレンズでなんとか追う。逆光側のほうがススキがきれいだけど、持ってきたレンズが短いのでうまく撮れない。この場所では仕方がないな。

しばらくいてパレオエクスプレス下り5001列車を見送ってから、後続の電車で三峰口へ行く。ホーム端でおなかがすいたとごねる我が子(ねぇー、なんでおひるごはんもってこないのよー)とやって来る電車に目をこらすと……全検上がりでピカピカな1001編成スカイブルー登場! 我が子と「せんけいにのりたいね」と言っていたうえに、空腹もごまかせて好都合だ。
検査あけでピカピカな1001編成スカイブルー

そうして乗り込んで出発したところが、冒頭の「101けいじゃないよ」というシーンというわけだ。

電車は山線区間を走る。武州中川、武州日野と止まるたびに聞こえる床下からのモーターやコンプレッサー(交換されてパワーアップしているけど)の動作音が懐かしい。 個人的には秩父に来ると晩秋や冬の晴れた日が似合う印象がある。好きな雰囲気なのに、うまく写せないところがもどかしい。まあいい、今日は子どもと楽しく過ごした貴重な時間だと記憶しておけばいいのさ。

そうして電車は荒川の河岸段丘を見ながら、三峰口へラストスパートの加速をかけた。

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