2015年2月1日日曜日

【チラシの裏】「あしがくぼの氷柱」を見る

氷柱を見に行った。
はあちゅうではない。ひょうちゅうだ。
あまり意味のないだじゃれはスルーしてくださいお願いします。




秩父鉄道1000系電車の最後の活躍を追い求めて、昨年の冬もその前の冬もさんざん秩父に通っていた。そして、その行き帰りに通過する西武秩父線芦ヶ久保駅のあたりに、「あしがくぼの氷柱」いうのぼりがあることは気づいていた。だが、それを確かめるために列車を降りることはなかった。なにしろ、ただでさえ冬の日照時間は短いのだ。少しでも長く秩父鉄道沿線にいたいというのが、秩父党の気持ちというもの。いや、単なる秩父1000系ヲタか。「単なる秩父1000系ヲタですよ。ハハッ」と私が笑っても、さわやかではないね。もっとも、昨年の2月の芦ヶ久保駅周辺は氷柱どころではなかったけどさ


その1000系電車は昨年3月末で姿を消し、SLパレオエクスプレスも春までは冬眠を始めたいま、何を撮るべきか。それでも、あいかわらずいろいろなカメラを使って何かを撮る依頼を受けていることもある。そして、せっかくの晴れ空を見ていたら散歩がてらに出かけたくもなる。そこでふと思い出したのが、この兵ノ沢につくられたあしがくぼの氷柱だ。直接のきっかけは、秩父鉄道Webサイトを見ていて知ったのだが。

そうか、秩父では氷柱を冬の観光資源にして売り出そうとしているというわけか(いや売り出していたことをようやく私が知ったということか)。そういえば、昨年もナナハチが「大滝氷まつり」のヘッドマークをつけて走っていたっけ。ヘッドマークのおかげでその存在を知ったよ。いろいろありがとうございます、秩父鉄道さん。

そして土曜日は日没後にライトアップもするというので、ロケハンがてら行ってみたというわけ。よければ私の「秩父デースポリスト」に加えておこうという心づもりもある。誰といつ行くかとか、そんなことはどうでもよろしい。こっ、子どもと行くかもしれないしさっ!

さて、久しぶりに降りた芦ヶ久保駅周辺はまだ雪が残っていて、スパイクのないバスケットシューズで来てしまったことを少し後悔した。とはいえ、氷柱へは大多数の人が道の駅に車を停めて行くであろうことは想定されていて、沿道は普通の靴でも行けるように除雪されている。そして、日没後も暗くならないように白熱電球が灯るようにも。さすがに、ハイヒールだと歩きづらいだろうけれど、本格的な登山靴でなくとも大丈夫だ(運動靴かブーツのほうが望ましい)。

環境整備協力金200円を支払って会場に着いた。ああ、なるほど。あの沢にスプリンクラーで水を撒いて凍結を大きくしているわけか。ここで「なんだ天然ではないのか」と思う人にはもうお勧めしない。それこそ大滝の三十槌(みそつち)の氷柱(つらら)などの、もっと遠くの氷柱をめざすことを勧めたい。会場でも大きな声でドky元気な若い男性が大声で電話していたっけ「なんかよー天然じゃねえんだよーマジちょーだまされたぜー」(どうして、ああいう人たちには大声で電話する子が多いのだろう。傍らに人なきがごとし、ということか)。正丸峠で天然で大きな氷柱ができるなら、西武秩父線が開業した昭和44年から有名だと思うぜ、ここ。とおじさんは思うぞ。




私はむしろ感激してしまったのだ。沢のまわりの木々を切り開き、散策路を設けて、スプリンクラーで氷を大きくして、日没後にライトアップさせるということを頑張って行っている横瀬町のみなさんに対して。観光資源とはこうして作り出すものなのだいう感慨もある。なんといっても、なかなかいい雰囲気じゃないの。白熱電球の灯りもまるで縁日のようだ。私はうっとりした。

そして、これはまた、鉄ヲタ視点でみれば西武秩父線の撮影地がひとつ産まれたということでもあるのだ。


氷柱を上から見下ろせる場所まで一度登り、おでんを買い求めているうちに日没だ。まずは沢の前まで行って三脚を立てる。ISO100でマイナス補正をしつつ、ピクチャーコントロールをビビッドにし、色を濃くする。AWBではなく、WB:蛍光灯(白色蛍光灯)を試し、画像効果を加えた。忍法マイナスの露出補正とWBの術である。


あれこれ試しているうちに、日がとっぷり暮れたので撮影は終了だ。写真のできはまあとにかくとして。たまにはこういう撮影も楽しいのではないか。セレンディピティというやつですよ。それに写真を撮らないで、好きな人と見ているのももちろん楽しそうだ。ただし、寒くないようにして行くこと。

【撮影データ】Nikon D5300・AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II・ISO100、3200・RAW+JPEG(各種画像効果使用時はAWB・ISO-AUTO(感度自動設定:オン)・JPEGラージファイン)

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