2015年4月28日火曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】アップダウンのある線形を撮る


■上毛電気鉄道の線形が気に入った
さて、先日来から上毛電気鉄道沿線に通っておもしろいなあ、と思っていたのは駅ごとに集落があり、その路地裏を走るようなシーンがあるかと思えば、宅地開発が進みつつもところどころに田畑があるところ。そして、アップダウンも意外とあること。上信電鉄も同様で、地形に合わせて勾配を緩和することなく線路を敷いたということだろう。

■「嫁いできてからずっと上電に乗ったことないのよねえ」
もっとも、ほんらいは前橋と桐生のあいだの田園地帯を抜ける路線であったから、そうそう大きなアップダウンがあるわけでもない。鉄道駅周辺に集落があるのは、それら集落を結んで鉄道が敷かれたことと、モータリゼーション以前は鉄道駅を中心にその集落も大きくなったなごりだろう。

ところがいまや、大規模小売店舗はロードサイドに鉄道駅とほぼ無関係にあり、人の流れもそちらが中心であるところは、群馬に限らず日本全国で見られる光景でもある。鉄道利用での買い物はそれこそ、自転車を電車内に持ち込まないとちょっとしづらい。

沿線で話しかけてくださる人たち(たいていはおばちゃん......とうよりも、おばあちゃん)はみな駅の近くに住んでいてもいちように「※十年前に嫁いでここに来て以来上電にはいちども乗ったことがない」「ついついクルマで出かけちゃうのよねえ」などというのも、いかんともしがたい。






■「北原ゆうき」号を貼るわけ
この日はそんなアップダウンのようすも絵にできたらと思って狙った。ダイヤ公開されていたとはいえ、717-727編成「鉄道むすめ北原ゆうきデビュー記念」号を狙ったわけではない。正確にいえば、この列車のヘッドマークが大きく写った写真は、権利の問題がありそうでオシゴトに使えそうもないので、こうして私的利用しているというわけ。車内にはのれんが飾ってあってちょっとびっくりしたよ。

【撮影データ】
Nikon Df/AI AF Nikkor ED 300mm F4S (IF)/RAW