2015年5月3日日曜日

【西武6000系6157編成撮影記事】黄色い6000系電車ついに捕捉す!

黄色い6000系登場!

■思えばずっと西武線沿線在住
自慢にもならないが私の西武鉄道沿線在住歴は長い。それなりに便利で土地勘もあるので、いまさらよほどのことがないかぎりほかの路線の沿線に住むつもりもない。だから、その在住歴の長さも日々更新中だ。

もっとも、来年あたり突然、ビバ青葉台! とか、南大沢万歳! などと言い出していたら、生暖かく見守ってほしい。本八幡とかちはら台、小金城址ということはたぶんない。山手線の内側に住むことも。

■そのくせ黄色い6000系電車を知らなかった
そんな西武線ヘビーユーザーである私なのに、西武6000系6157編成の黄色いラッピングのことを東横ユーザーの非鉄な他誌記者に聞いたあたりが、あいかわらずじつに私はうかつだ。冒頭のドヤ顔のくだりに香ばしさが醸し出されはしないか。しないな。単に痛いだけか。あいたた。西武鉄道に趣味的な愛がなくなったのかな、私は。やはり、単に101系電車ヲタか。

その、なれそめからしてあまりご縁がなかった黄色い6000系電車には、西武池袋線を毎日使っているのに、まったく出会えなかった。そもそも春先の黄色い花はロシア人は不吉だというし……*。東急ヒカリエ号には会えるのに。赤いラッピングにもしばしば乗るのに。地元の電車に会えないなんて。副都心線対応改造をバカ殿とののしったこともないのに。のにのに。とおじさんが連呼してもかわいくない。かわいくないものに正義はないかもしれず。

■忘れかけていた日に遭遇した
まあ、そのうち出会えるさ、と沿線をうろついていたある日の夕方。日没後にようやく遭遇できた。下り飯能行き列車として目の前を通過していった。これならとらえやすいぞ。というわけで、まず小手指駅端で待ち構えた。すると戻ってきた上り列車は地下鉄へ直通しない地上運用だった。

お借りてしているカメラは先日のあいつとちがい、マイクロフォーサーズでとくに高感度に強いわけではない。ただし、望遠には強い。小手指駅端から600ミリ相当で見る絵は、じつに新鮮だ。

ISO25,600でむりやり撮ってみました

■よーくひきつけてから
飯能行きとして東急5050系列4000番代車が下っていくのを眺めていたら、狭山ヶ丘から奴が来た。黄色いアイツだ。狙撃兵の気持ちだ。よーくひきつけてから撃て! 一発で仕留めないと次は奇襲が効かないぞ。

車内は変わらないよ

暗くて撮りにくいのでもちろん乗ってみることにした。なかみは何も変わらないことは承知のうえだ。池袋まで行き、今度は駅で超広角ズームで撮る。あ、考えたら地上の池袋駅にいるのはややレアかもしれない。

まったく違和感がない気がする

赤い9000系やアニメラッピング電車よりもなじみすぎるくらい

■すごくよく似合うと思う
黄色い6000系には驚くほど違和感を感じない。NACK5ラッピング電車や暗殺教室ラッピング電車におぼえる違和感がない。6000系電車はこの際ぜんぶこうしちゃいませんか。ついでに、白い新101系にも、黄色をよろしくね☆

*そもそも春先の黄色い花はロシア人は不吉だというし……。:ロシアをはじめ、ロシア文化圏の強い影響を受けているウクライナやベラルーシ、さらに、おそらくは旧ソビエト加盟国の首都レベルではまだそうだろう。黄色い花は不吉とされる。『巨匠とマルガリータ』でも、ヒロインであるマルガリータが登場したときには、不幸せそうなようすの女性が黄色い花を抱えているのを見て、「巨匠」がその花のことを「見るのも嫌な不安をかきたてる色だ」などという。ロシア語圏では黄色は「裏切り」「関係の終わり」を暗示する色なのだとか。

【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-G7・LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.、LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 / MEGA O.I.S.・マニュアル・フォトスタイル「ヴィヴィッド」・JPEG