2016年7月18日月曜日

【JR中央東線PETIT撮影記事】国鉄の名残りを嗅ぐ


■多摩川橋梁を目指したわけ
すっきり晴れないと困るなあ、と思いながら自宅で蟄居して仕事をしていた日曜日のこと。午後にわずかに日差しが照ったのを見て、カメラを手にでかけた。いつもの鉄橋ではなく、中央東線の多摩川橋梁に行ってみた。列車の本数が多いから、ということもあるけれど、ホリデー快速『富士山』号の189系電車を見てみたかったからだ。


■偶然乗ってその存在を思い出した
先日、たまたま立川で上り電車を待っていたらこの『富士山』号が現れて、その存在を思い出した。立川から吉祥寺に行くのに189系電車に乗るなどというおもしろい体験をしたのだ。そこで駅撮りではなくどこかで撮ってみたいな、とそれ以来考えていた。そういう理由で多摩川橋梁に行ってみたというわけだ。

けれど、上り方の順光で撮るのは私にはあまりおもしろみが感じられず、意外と橋梁の感じがうるさい。そこで、逆光側に回った。そうすると、いつも八高線を撮るのと同じような絵になるとはいえ。しかも複線区間だから、上り列車は撮りにくい。でもまあいいや。


■211系電車に感激する情報弱者
最近の私は実に情報弱者で、特定の列車のダイヤをチェックすることがまったく習慣づけできていない。そして、中央東線では211系電車が115系電車(いわゆる山スカ。「山スカート」にあらず)を置き換えたことを知識として知っていても、どのスジで来るのかも意識していなかったから、211系電車を見ておお! といまさら感激した。多摩川橋梁にはあいまに、『むさしの』号の205系電車も来る。おまけに、この日は富士急乗り入れの『リゾートやまどり富士山』や、ホリデー快速『ビューやまなし』号(「ダブルデッカーライナー」こと215系電車)も現れた。


■シルエットで撮ろうとしたら国鉄特急色だった!
そして、私がまったく予想していなかったのは、特急『かいじ』180号に国鉄特急色の189系八トタM51編成がやってきたこと。だから、みんな上り方で待ち構えていたわけか……。「おまえ、情弱にも程があるだろ!」という私の情弱っぷりにツッコミをいただくことになるだろうけれど、まあいいや。予期していない幸運に私はこれでも満足したのだから、いいのだ。中央東線は意外と国鉄だったよ! ということににっこりしたわけだ。

【撮影データ】
OLYMPUS PEN-F/M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO/カラープロファイル3/Google Nik Analog Efex2