2017年11月28日火曜日

【YS-11FC】夜間訓練飛行を撮る

今年の11月3日(祝)に入間基地で行われた航空祭は、好天に恵まれた。この日は毎年晴れる確立が大変高いが多い日とはいえ、夕方までずっと穏やかに晴れていたのはめずらしく、絶好の撮影日和だったし、撮影しなくても楽しめたはず。引退も近いと思しき飛行点検隊のYS-11FCも飛んだようだ。「ようだ」と伝聞で書いたのは、その日まで出かけていて、午後に自宅に帰ってきたので、YS-11FCを自分の目で見ていないから。基地やその周辺に撮影に行くほどの元気はなく、ブルーインパルスや帰投する外来機も、コーヒーを入れて自宅からのんびり眺めるだけにすませた。

とはいえ、YS-11FCは撮りたい。そこで、夜間飛行訓練の日に滑走路脇に300mmレンズとバッテリーグリップつきボディを持って散歩に出かけた。散歩じゃないな、それ。

いまや、16時半で日が沈んでしまう。だから夏期とはことなり、夜間飛行訓練は早めに離陸する機体以外は、ほんとうに日没後(つまり夜間)に離陸する。そうなると、とくに高感度耐性が高いわけではない私の機材では撮影しづらい。この日も日が沈んでしまったなあ、と思ってあきらめようとした。すると、風に乗って聞き覚えのあるエンジン音が聞こえてきた。YS-11FC、マジでこれから離陸するのか! というわけで、滑走路脇でひとりでアツくなった。ユーリー・ガガーリンの有名なせりふ «Поехали!»を思い出したよ*。 



D7200で私が日常的に好ましく思うのはISO1600くらいまで……いや、被写体によってはISO800くらいまでだな。とはいえ、この暗さではそんなことは言っていられない。写すこと、あるいは写っていることがだいじなのだもの。ISO6400まで感度を上げてもF5.6で1/160秒程度だったはず。それでもなんとか撮る。




そうして、YS-11FC 12-1160(以下、160号機と略)完全に真っ暗になる少し前に離陸していった。周回して戻ってきたときにはあたりはすっかり夜の闇に包まれていた。こりゃあもう写らないよなあ、と思いながらしばらくファインダーで追いかけてみる。ここまで暗いとファインダーのなかではもう私には機体は航行灯以外はよく見えない。それでも、その見えない影を追いかけると、ときおり流し撮りに成功してなんとか写っていることがあるから、やはり撮影をやめられない。写るか写らないかのぎりぎりを試してみたいのだ。写らないことはたくさんあるけどね! この日はさらにYS-11EBも現れて、なおのこと興奮した。


それにしても暗い……高感度に強いボディがほしいのはこういうときだ。APS-Cサイズでは(私には)新しいボディでも高感度の絵はたいして変わらないように思えるから。そうなれば、35mmフルサイズボディにすれば解消するのだろうけれど、レンズも新調してより長焦点を入手しないといけない。

*ユーリー・ガガーリンの有名なせりふ «Поехали!»を思い出したよ:1961年4月12日に打ち上げられたボストーク1号の打ち上げのさいに発したセリフ。「パイェーハリ!」と発音する。(「さあ、行こうか!」「さあ、出発だ!」 Let's go!)」という意味。ロシア語会話で「これから乗り物で出かける」さいにふつうに使う。文法的には「(乗り物で)行く」という意味の動詞"ехать"に動作の開始を意味する接頭辞"по"がついたもの。口語的な言い方で頻用されるのだけれど、二人称複数活用の過去形活用であるところがおもしろい……と私は思うんだけどなあ(もともと言語学にあこがれがあったけれど、勤勉さがたりなかったので、いまは外国語学習趣味人)。

【撮影データ】
Nikon D7200/Ai AF Nikkor 300mm F4 ED/RAW/Adobe Photoshop CC

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