2019年10月6日日曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】近江鉄道再訪  その2. トンネルを抜けて


■こういう天気の日に似合うのに
佐未森の『夏草の線路』みたいだと思いながら、貴生川(きぶかわ)から近江鉄道の電車に乗った日の続きを書こう。八日市(ようかいち)から彦根に近づくにつれて住宅も増えて乗客も増える。そうして、ガチャコン電車はがたがたと大きく揺れながら彦根を目指す。彦根の直前でJR東海道線の貨物列車に追い抜かれた。

そうして彦根にたどり着くと、「どこかで会えないかしら」と期待していた電車が駅構内でパンタグラフを下げて昼寝していた。かつての西武赤電塗装をまとった820形822編成も、黄色いままの821編成も! 近江鉄道でいまいちばん見たい列車が2編成とも走っていないなんて、筆者の「電車運」悪いじゃん!

いや、ものは言いようってやつでしてね。こうして彦根でまとめて見ることができて、比較的写真も撮りやすい位置に留置されているならば、それはそれなりに運がいいんじゃないか。そう考えることにした。

■赤電塗装自体はめずらしくはないけれど
このところ地元の西武鉄道でさんざん追いかけ回しているので、もはやこの赤電塗装自体は珍しくはない。それでも、近江でこの電車を撮りたい。だから、また来よう。三岐鉄道にも行きたいなあ。私はこの820系電車(あるいは西武新101系の復刻赤電塗装)の屋根の灰色と雨樋のベージュの下に引かれた細い赤い帯のあたりに「かっちょええ」とグッとほれてしまうのだ。雨樋位置が低い411系(401系)前期型や701系に合わせているからなのだけど。この赤い帯のある塗装はここと、地元西武にしかいない。張り上げ屋根の電車は三岐鉄道では元新101系の751系電車とクハ1881だけだものね。

近江鉄道820系電車のこの復刻塗装でもうひとつかっこいいところは、車体部に検査表記も記されているところ。三岐鉄道の復刻塗装車にもあるから、西武でもお願いできませんかね。1編成だけでもいいから!


■せっかくだから走りを撮ってみるか
彦根まで乗ってきた電車が米原まで往復してくるようすを撮ることにした。そこで、以前から目をつけていた佐和山城址のトンネルが見えるところに行った。彦根の駅に近いのにそう思わせないのもいい感じ。私がいた場所は駅から歩いてせいぜい10分くらいのところだもんな。










城北通りの近江鉄道線の立体交差の下の日陰で列車を待って、望遠で連写するというじつに安直な撮影だけど、駅近くに見えないし、へろへろな線路と架線柱、草むした感じがいい。勝手な旅行客には「地方私鉄らしさ」を感じさせるから。でも、こんどはじっくり来てみようっと。真夏以外の季節にもね。



■かつての「彦根駅構内」ほどではなくてもお宝が豊富
そうして、駅の跨線橋から牽引車として残された220形電車と、500系電車から改造してFS40空気バネ台車(もしかして電気指令式ブレーキも)残されているチ11+チ12、その頃解体作業が始まった「あかね号」を見た。「グリーンマックスカスタムキット付属モハ800用前面パーツ」のような、800系電車の改造用前面もまだ残されているんだねえ。いろいろと興味深いところがたくさんある近江鉄道には、また来なくちゃなあ。

【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark II/LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH. /LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH.  POWER O.I.S./LUMIX G VARIO 45-150mm F4.0-5.6 ASPH. MEGA O.I.S./Adobe Photoshop CC 2019