2026年7月3日金曜日

【西武狭山線2021〜2026】各種リバイバルカラーの新101系が走っていた日々

2021年2月、263編成

■新101系各種リバイバルカラーが走るようすを振り返る
さる6月26日(金)に西武狭山線から新101系ワンマン対応車が運用離脱したと前回のエントリーに書いた。それから1週間経って、ようやく重い腰を上げてここ5年間に写した狭山線の新101系の写真に目を通した。

以前お目にかけたカットも多いが、今回は黄色一色の263編成だけではなく、それ以外の塗装の編成が走る写真もお目にかけたい。パソコンやスマホを起動させないでも自分の撮った写真を見られるようにという意図もある。そして、あいかわらず、ほとんどが日没後の撮影が多い。

日没後の写真が多いことには理由がある。薄暮や夜間、あるいは早朝に走る列車の姿は私にとって日中よりも格好よく見えるから。うまく撮れれば日中よりもドラマチックに見える。また、真夏のトップライトのようないやな影に悩まされないで済む。

■いちばん好きなのはイエロー×ベージュのツートンカラー
読者のみなさんはお気づきだろうが、私が新101系の塗装でもっとも好ましく思うのは、登場時のイエロー×ベージュのツートンカラーだ。その次は701系列廃車後に省力化が目的で黄色一色になった姿、つまり263編成。あとは、いわゆる「ウソ電」であるトニーベージュとディープラスベリーの赤電塗装だ。

伊豆箱根鉄道塗装の241編成と近江鉄道塗装251編成の写真は、じつは数えるほどしかない。狭山線での新101系の運用が終わって、近江鉄道塗装の251編成は武蔵丘へ回送されたそうだ。伊豆箱根鉄道塗装の241編成も本稿執筆時の2026年7月3日現在、小手指車両基地で留置中のはずだ。今後どうなるのかわからない。また、263編成は定期運用には入らなくなるだろうが、牽引車でもあるからしばらくは事業用車として用いられるのだろうか。

2021年3月、251編成(左)と263編成(右)

2026年6月、241編成

2026年6月、241編成

■狭山線で赤電を撮影できてよかった
以前も書いたが、子どものころに野球開催時の臨時列車として池袋線から赤電塗装の直通列車に乗った記憶がある。そのころは列車の写真を自分が撮るなどということは、まったく想像もできなかった。だから、狭山線に赤電塗装の新101系がやってきたときにはとてもうれしく思った。単線の狭山線を行く赤電塗装の列車を目にすることができたからだ。新101系がこの塗装をまとっていたことはなくても、側面から見るととてもよく似合うと思えるし。

2021年6月、259編成

2021年6月、259編成(左)と253編成(右)

2021年6月、259編成

2021年5月、259編成

2021年5月、259編成(?)

■住宅地のなかを走る路線という印象
この5年間のあいだに自分が得た狭山線の印象は、「住宅地のなかを走るこぢんまりとした路線」というものだ。狭山線は武蔵野台地にある西所沢から、柳瀬川が長年かけて作った椿峰と荒幡のあいだの谷に降りていき、狭山湖(山口貯水池)の堰堤に突き当たったところが終点の西武球場前だ。

戦前に「武蔵野鉄道山口線」として開業したころから、戦後「西武鉄道狭山線」として復活したころならば、おそらく茶畑も多く、里山のなかを走っていたのだろう。『となりのトトロ』に出てくる鉄道のような雰囲気だったはず。だが、沿線は宅地化が進んだ。ここ数年でも畑が住宅に姿を変えたところもあり、私には住宅地のなかを走る路線という印象が強い。だから、沿線で引きの絵は私には撮りづらかった。でもむしろ、小さな踏切を通過していく列車の姿は魅力的に思えた。単線で中間の下山口で交換するところも、好ましく思えた。そんな印象をうまく表現したいと思っていた。

そのわりには、数回続けて訪ねると満足してしまうので、ときどき思い出しては撮影に行くという感じで、訪問回数が多かったとは言えない。そして、いつも似たようなカットを量産してばかりいた。絵柄の変化を計算して撮ることができたのは、前回のエントリーで書いたように、今年6月の引退直前になってからだったかもしれない。

それでも、ずいぶん楽しませてもらった。西武鉄道の関係各位の皆さんには、興味深い被写体をお借りできたことにたいして、改めてお礼申し上げたい。ありがとうございました。

2023年6月、263編成

2021年2月、263編成

2021年7月、263編成

2023年7月、245編成と249編成

2023年6月、249編成

2021年8月、263編成

【撮影データ】
Nikon Df/I AF Nikkor 35mm f/2D, AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D, AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED, AI AF Nikkor ED 300mm F4S (IF)/RAW/Adobe Photoshop CC 2025