2014年12月13日土曜日

【東急8500系チラシの裏記事】天使のはしごを見ながら、神電車加速!


窓の外はトンネルの闇。ときおり車窓を蛍光灯が瞬く。車内の明かりがトンネルの内壁を照らすほかは、信号関連機器が見えるだけ。あたかも暗闇を切り開くかのように高らかな轟音を響かせて、急行電車は加速し続ける。用賀、桜新町、駒沢大学を通過した電車はしばらく走り続けたのち、速度を落とし、そして三軒茶屋に停車した。

今日は田園都市線に乗った。沿線での用務から帰社する際に東急ファンにとっての「神電車」である8500系に乗って、神の加速音を心に刻み込んだ。急行南栗橋行きに充当された8635編成だ。


2014年12月10日水曜日

【秩父鉄道撮影記事】武州原谷の青いやつら


■武州原谷に現れたDD512
「速い!」

秩父鉄道武州原谷貨物駅にいる「青いやつ」こと、DD512はJX日鉱日石エネルギー室蘭製油所専用線にいた栗林商会のスイッチャーだ。今年5月末で同線が廃止になったあと、遠く離れた秩父の地にやってきた。1988年(平成10年)製と新しい。

このところ不調が伝えられていたD304が、見るからに苦しそうなうなり声をあげていたのに比べると、ヲキ・ヲキフを牽引するにも、石灰石を満載しデキを連結した熊谷工場行き列車を突放するためにプッシュするにも、明らかに力があり調子がいい。詰所前の定位置に戻るにも動きが速いのだ。

「D304とはちがうのだよ、D304とは!」

2014年12月9日火曜日

【東武東上線PETIT撮影記事】リバイバルツートン81107編成に乗る


■東武東上線81107編成に遭遇
秩父鉄道に行った日は、久しぶりに東武東上線経由で出向いた。最近は西武秩父経由で出かけることが多かったので、東上線末端部分に乗るのは実に新鮮だ。そして、とても運がよかったのは、小川町で待ち合わせていたのがロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのリバイバルツートンカラーの81107編成だったこと! 初めて目撃して乗り合わせることができたのは、とてもうれしい。ひゃっほう!

2014年12月8日月曜日

【秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバル撮影記事】久しぶりの秩父で狙うのは、やっぱり急行リバイバル!



カタン! カタン! カタン! カタン!

少し前に線路がきしむ音が聞こえた。ほどなくして、列車が近づいてくる音が少しずつ響いてくる。ここは直線だが、数百メートル先にあるカーブを曲がって列車はやってくる。木立の向こうにヘッドライトが見えた。来た。秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバルカラー編成が充当された急行「秩父路」3号だ。

2014年12月6日土曜日

【チラシの裏】雪が降るのではないかと思わせるような空のもと


カメラとは関係のない常駐先の編集案件の入稿時期だ。連日、その取材や撮影、あるいは編集作業に追われている。ありがたいことに、あいまに細かい原稿書きの依頼があったり。なぜなら、私は「写真撮影もできる編集者」だから。そのあいま、帰宅途上でふと「自分の写真を撮る」ということを思い出した。雪でも降りそうな空模様から、本の少し日が差すようすがフォトジェニックだったから。

2014年11月30日日曜日

【お仕事のご報告】『ぼろフォト解決シリーズ033 Canon PowerShot G7 X 実写速報 [Kindle版]』発売中!

【お仕事のご報告】
私も著者、編集者、そして校正者として参加している、AmazonのKindle電子書籍「ぼろフォト解決シリーズ」に、1インチセンサーを採用したキヤノンの高級コンパクトデジタルカメラPower Shot G7Xの実写速報が発売中です。

書名:『ぼろフォト解決シリーズ033 Canon PowerShot G7 X 実写速報 [Kindle版]』
著・写真:秋山薫、小山壯二
著・編集:齋藤千歳

今年は1インチセンサー高級コンパクトデジタルカメラの「当たり年」のようだ。ソニーCyber-Shot RX100シリーズが好調であることに刺激されたということなのだろう。まるで「RX100をキヤノンが作るとこうなりますよ」という見本のようなカメラがG7Xといえるのではないか。

ぼろフォト解決シリーズ033 Canon PowerShot G7 X 実写速報 [Kindle版]


2014年11月29日土曜日

【東急大井町線PETIT撮影記事】これが「九品仏ドアカット」ってやつか!


読者のみなさん、こんにちは。筆者は生きております。秩父に行く余裕もなく、原稿の山に追われていますが、かろうじて生きていますぞ。あ、このブログの一人称は「私」だった気もするな。「筆者」は私の書いている原稿での一人称だ。いっそのこと、「おいら」「俺っち」とかにするか。いや、それは私のキャラではないんだ。「小生」もおっさんくさすぎるし。公務員ではないから「小職」もおかしい。

2014年11月26日水曜日

【鉄道写真チラシの裏記事】川原にて、なんとなくポエマーごっこ



日没後の河原に来た。鉄橋のある風景を撮るためだ。行き交う列車を横目に三脚を立ててカメラを構える。河原に降りるために草をかきわけると、寝静まっていた水鳥や魚たちが騒ぎだした。悪いことをした。

そしてカメラを三脚に据えてからは、水音と虫の声に耳をすませながら、しばし考えごとにふける。そして、だんだんはっきり見えてきた星に目をやる。


2014年11月18日火曜日

【秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバル撮影記事】秋も深まりつつ、急行まもなく終点


秋はいいなあ。

秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバルカラーを見ていると、西武赤電塗装とは異なることは充分承知のうえなのに、西武赤電塗装を彷彿させるところがある。張り上げ屋根の801系の雰囲気だ。

2014年11月10日月曜日

【秩父鉄道6000系6003編成撮影記事】やっぱり好きだ!…...急行リバイバル6003編成


■秩鉄6003編成の正面窓まわり
いまごろ気づいた。秩父鉄道6000系の前面の黒い塗装の部分は左右非対称なのに、6003編成は左右対称になっているのだ。運転士側のワイパー下が埋められて、他の編成はここは白い塗装になり、ウインクをしているような表情なのが秩父6000系の特徴なのだけど。こういうところも、さすがですなあ。