2014年12月21日日曜日

【秩父鉄道撮影記事】日没直前にシブい奴ら現る


■一日がおだやかに終わっていく
今日の秩父路は予想外の好天に恵まれた。県内の自宅を出たときに厚くかかっていた雲が正午頃には切れた。そう、寝坊して御花畑着が正午頃という、怠惰な撮影行ではあったものの、正午から日没まではおだやかな晴れだった。影森以遠で撮ったSLパレオエクスプレス5001列車も、一大観光地である長瀞付近で迎え撃った5002列車も穏やかな日を浴びて走っていった。

その後日没までの時間も、趣味的にはたいへん実り多かった。まず、あいかわらずかくしゃくとした走りを見せる5000系電車5002編成がやって来たあとには……。

2014年12月20日土曜日

【西武3000系3011編成撮影記事】在りし日の銀河鉄道999デザイン電車


■西武3000系電車が引退した
12月20日土曜日で運用離脱した西武3000系電車。おそらく、大多数の西武ファンのみなさん同様なのではないかと愚考するけれど、私にもまた3000系電車というものはいまひとつ影の薄い地味な存在でしかなかった。

【西武3000系3011編成PETIT撮影記事】南入曽の銀河鉄道999デザイン電車


■終電近くの電車に乗りながらもの思いにふける
私はここ数年、西武新宿線末端部分で暮らしている。雑木林がところどころに残され、わずかながらに武蔵野の雰囲気を残さないでもない雰囲気は好ましいが、埼玉都民として都心に通勤で出るには、最終電車が30分ほど早く終わってしまうという不便さがある。それぞれ、車両基地があるのが小手指、保谷(もはや電留線のみだが)、および新所沢、上石神井であり、車両の運用を考えたらやむを得ないのはわかる。

わかっていて、住む場所を選んだのだからしかたがない。ときどき、終電を逃して深夜に歩く。

2014年12月15日月曜日

【西武3000系PETIT撮影記事】さよなら3000系! 近江鉄道でまた会う日まで


■所沢駅6番線に263編成が通電中だった
鉄道情報誌をまったくチェックせず、年末進行で気もそぞろでいるあいだに、西武鉄道からは3000系電車がどんどん退役していたようだ。そしてその間に、3007編成と3009編成が方向転換して近江鉄道のところに譲渡されるために準備されていたのだとか。Web界隈をググって知ったことなので、くわしいことは知らないのだが。

2014年12月13日土曜日

【東急8500系チラシの裏記事】天使のはしごを見ながら、神電車加速!


窓の外はトンネルの闇。ときおり車窓を蛍光灯が瞬く。車内の明かりがトンネルの内壁を照らすほかは、信号関連機器が見えるだけ。あたかも暗闇を切り開くかのように高らかな轟音を響かせて、急行電車は加速し続ける。用賀、桜新町、駒沢大学を通過した電車はしばらく走り続けたのち、速度を落とし、そして三軒茶屋に停車した。

今日は田園都市線に乗った。沿線での用務から帰社する際に東急ファンにとっての「神電車」である8500系に乗って、神の加速音を心に刻み込んだ。急行南栗橋行きに充当された8635編成だ。


2014年12月10日水曜日

【秩父鉄道撮影記事】武州原谷の青いやつら


■武州原谷に現れたDD512
「速い!」

秩父鉄道武州原谷貨物駅にいる「青いやつ」こと、DD512はJX日鉱日石エネルギー室蘭製油所専用線にいた栗林商会のスイッチャーだ。今年5月末で同線が廃止になったあと、遠く離れた秩父の地にやってきた。1988年(平成10年)製と新しい。

このところ不調が伝えられていたD304が、見るからに苦しそうなうなり声をあげていたのに比べると、ヲキ・ヲキフを牽引するにも、石灰石を満載しデキを連結した熊谷工場行き列車を突放するためにプッシュするにも、明らかに力があり調子がいい。詰所前の定位置に戻るにも動きが速いのだ。

「D304とはちがうのだよ、D304とは!」

2014年12月9日火曜日

【東武東上線PETIT撮影記事】リバイバルツートン81107編成に乗る


■東武東上線81107編成に遭遇
秩父鉄道に行った日は、久しぶりに東武東上線経由で出向いた。最近は西武秩父経由で出かけることが多かったので、東上線末端部分に乗るのは実に新鮮だ。そして、とても運がよかったのは、小川町で待ち合わせていたのがロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのリバイバルツートンカラーの81107編成だったこと! 初めて目撃して乗り合わせることができたのは、とてもうれしい。ひゃっほう!

2014年12月8日月曜日

【秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバル撮影記事】久しぶりの秩父で狙うのは、やっぱり急行リバイバル!



カタン! カタン! カタン! カタン!

少し前に線路がきしむ音が聞こえた。ほどなくして、列車が近づいてくる音が少しずつ響いてくる。ここは直線だが、数百メートル先にあるカーブを曲がって列車はやってくる。木立の向こうにヘッドライトが見えた。来た。秩父鉄道6000系6003編成急行リバイバルカラー編成が充当された急行「秩父路」3号だ。

2014年12月6日土曜日

【チラシの裏】雪が降るのではないかと思わせるような空のもと


カメラとは関係のない常駐先の編集案件の入稿時期だ。連日、その取材や撮影、あるいは編集作業に追われている。ありがたいことに、あいまに細かい原稿書きの依頼があったり。なぜなら、私は「写真撮影もできる編集者」だから。そのあいま、帰宅途上でふと「自分の写真を撮る」ということを思い出した。雪でも降りそうな空模様から、本の少し日が差すようすがフォトジェニックだったから。

2014年11月30日日曜日

【お仕事のご報告】『ぼろフォト解決シリーズ033 Canon PowerShot G7 X 実写速報 [Kindle版]』発売中!

【お仕事のご報告】
私も著者、編集者、そして校正者として参加している、AmazonのKindle電子書籍「ぼろフォト解決シリーズ」に、1インチセンサーを採用したキヤノンの高級コンパクトデジタルカメラPower Shot G7Xの実写速報が発売中です。

書名:『ぼろフォト解決シリーズ033 Canon PowerShot G7 X 実写速報 [Kindle版]』
著・写真:秋山薫、小山壯二
著・編集:齋藤千歳

今年は1インチセンサー高級コンパクトデジタルカメラの「当たり年」のようだ。ソニーCyber-Shot RX100シリーズが好調であることに刺激されたということなのだろう。まるで「RX100をキヤノンが作るとこうなりますよ」という見本のようなカメラがG7Xといえるのではないか。

ぼろフォト解決シリーズ033 Canon PowerShot G7 X 実写速報 [Kindle版]


2014年11月29日土曜日

【東急大井町線PETIT撮影記事】これが「九品仏ドアカット」ってやつか!


読者のみなさん、こんにちは。筆者は生きております。秩父に行く余裕もなく、原稿の山に追われていますが、かろうじて生きていますぞ。あ、このブログの一人称は「私」だった気もするな。「筆者」は私の書いている原稿での一人称だ。いっそのこと、「おいら」「俺っち」とかにするか。いや、それは私のキャラではないんだ。「小生」もおっさんくさすぎるし。公務員ではないから「小職」もおかしい。