私が西武狭山線を走る列車を撮っているのはせいぜいここ15年のうちわずかな期間でしかない。だから、それ以前に姿を消していた赤とベージュのツートンカラーの旧型電車(いわゆる赤電)が狭山線を走る姿は写真にできなかった。幼いころに乗ったことがあるだけだ。
けれど、狭山線沿線を歩くたびに、1980年代(昭和50年代)には姿を消した赤電塗装の電車が狭山線を走る姿を目にしたいと思っていた。住宅地のなかに敷かれた単線を走るようすが似合うと思っていたからだ。だから、2021年3月のダイヤ改正で多摩湖線用の新101系電車が小手指車両基地に転属して、赤電塗装の259編成も狭山線運用に用いられるようになって、とてもうれしく思っていた。多摩湖線でさんざん写したけれど、それはそれだ。