2014年12月31日水曜日

【いすみ鉄道キハ52125PETIT撮影記事】たそがれどきのタラコキハ



12月末とはいえ、ほのかに霞がかるような。雨降りの翌日であったためか、そう湿度が低いわけでもなく、穏やかに晴れた日のたそがれどき。木立を抜けて警笛を鳴らしながら走ってきたディーゼルカーが、人影もまばらな駅に停車した。


世間の大多数の人たちは仕事納めをしたであろう12月30日の午後のこと。総武本線の快速電車に揺られながら私は原稿を書いていた。数日前に撮影したカットに漏れがあることがわかり、再撮影を行うことにした。その撮影に向かっているところだ。その道中で、必要なカットを考えるためにも書きかけの原稿を推敲しつつ、書き改める作業を進めていた。

江戸川を渡るさいにすでに傾きはじめた冬の日差しが車窓を明るく照らすのを見て、ふと顔を上げた。河川敷にはおもいおもいに散策を楽しむ人たちがいる。鉄橋のトラスが周期的に投げかける影と日差しの繰り返しにまぶしさを感じながら、かつて映画で見たシーンを思い出した。

そして、そのままとりとめもない思いを巡らせた。2014年はこうして終わっていく。予想以上におもしろい年だった。素敵な出会いも、悲しい別れもあった。昨年よりは仕事も増えた。今日だって、だいぶ相手に無理をお願いしてでも、なんとか撮影ができる。ありがたいことだ。暮らしにゆとりはまったくないが、それでもいい年であったのではないかな……。

<ここで途中省略。だってチラシの裏すぎるから>

というわけで、日没直前のいすみ鉄道国吉駅に行き、あれこれ撮影しているうちに太陽は山の端にお隠れになり、撮影は終了。予定していたカットはすべて済ませた。鉄道そのものを写したわけではないが、魅力的な借景としていすみ鉄道を選んだ。

日没後はそうなると、趣味写真時間というわけ。だって、せっかくいすみ鉄道まで来たんだぜ! 国鉄型気動車を見ないで帰宅するのはもったいない。ちょうど、大原行き急行の返しで大多喜入庫の列車が戻ってくる時間になったので、少々狙ってみた。




なぜか冬にばかり来てしまういすみ鉄道には、ほかの季節にも来てみようと思う。なかなか訪れることができないところで、日没のシーンを見ることができたのも幸運だった。

今年の冬から春に首都圏色(タラコ色)に塗装されたキハ52125もまもなく全般検査入りだそうだ。タラコ色もだんだん褪色してきて、色が馴染んできたようだ。ツートンカラーのほうがもちろん似合うとは思うが、こうして見るとタラコ色だってなかなか悪くない。

さて、本エントリーは2014年の最後の記事になります。読者のみなさんのご愛読に感謝いたします。お会いしたことがない読者のみなさん、それから、ときどきお会いする趣味仲間やお友だちのみなさん、 あるいは仕事仲間のみなさんご自身とその身の回りの親しいかたがたのいっそうの幸せと健康、充実した暮らしと楽しい趣味生活をお祈りいたします。2015年がみなさんがたにとっても、私にとっても幸多い年になりますように。

【撮影データ】Nikon D7000・AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR、Ai AF Nikkor 35mm f/2D・ISO400・RAW(Capture NX2にて現像)

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