2021年4月8日木曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行 雨の夜桜撮影


■雨脚がますます強くなった
里山の春の風景を見たくて上信電鉄沿線を訪ねた日の夕方のことだ。日没ごろの終点近い駅にいると天気予報のとおりに雨脚が強まってきた。それに耐えるのも飽きたので、あたりが完全に暗くなるまえに上り列車に乗った。上り列車からはあちこちで散りつつあるサクラを見かけて、そのつど後ろ髪引かれる思いになる。でもそういう気持ちをこらえて、往路に目星をつけておいた駅で降りた。

2021年4月6日火曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行 里山の駅にて続編


■翌日にもういちど出かけた
どうしても遠くに行きたくなって上信電鉄の終点に近い駅に出かけた日の翌日は曇り空で、天気予報では夕方から雨が降ると報じられていた。それなのに、前日に見た散り始める直前だったソメイヨシノのようすが気になり、さらには列車から見ていてほかにもまだ訪ねてみたくなった場所があったので、翌日にもふたたび上信電鉄に乗ってしまった。沿線の人出が少ないことを知ったら欲が出たのだ。前日にも高崎に泊まろうかと考えたものの、夜には在宅しないといけない用事があったので帰宅したのだ。

2021年4月5日月曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行 里山の駅にて


■山のなかに咲くサクラをどうしても見たくなった
3月末に、自宅周辺のサクラの名所でもなんでもないところで咲くソメイヨシノの花を数日かけてあれこれと写した。それでもう満足していたつもりでいた。

ところが昨年冬から続くあれがこうなる前より、私自身は体調不良で療養する期間が長かったために、ここ数年来は自宅周辺で過ごすことが多い。どんなものごとにも慣れることができるとはいえ、遠出しない暮らしにもさすがにあきた。私自身がすっかり元気になったいまはなおさら、どこか少しは遠いところまで列車に揺られたい。できればこの時期特有の、淡い緑の山々のなかにところどころでヤマザクラやソメイヨシノが咲いているような、里山の景色を見たくなったのだ。

2021年4月1日木曜日

【西武池袋線撮影記事】今年も春がやってきてLaview&『Shibuya Hikarie』号も走りまわる。そんなようすをAI Nikkor 85mm F1.4Sで撮る話


■YS-11FCロスに見舞われたということにしておく
思えば、このブログではうっかりしているうちに春が来てしまったかのようなことをいつも書いている。日差しの変化には気づいていても、毎年ソメイヨシノの開花とともに芽吹きがいっせいに発生するように感じてしまうから、春の訪れがあたかも突然のように思われるのだろうか。

2021年3月18日木曜日

【航空自衛隊YS-11FC】さよなら、飛行点検隊所属YS-11FC。52−1151号機が退役


■ロールス・ロイス「ダート」ターボプロップエンジン搭載のYS-11FCが退役
航空自衛隊(以下、空自)の入間基地に所属する飛行点検隊が使用していたYS-11FCのうち、残された最後の機体(52-1151号機)がさる3月17日にラストフライトを行って退役したそうだ。報道関係者には事前に情報公開がなされたようで、NHK首都圏のニュースでもラストフライトのようすが報じられている。

私は報道機関につとめているのでも、航空機趣味関連媒体で仕事をしているのでもないし、空自に知人もない。だからラストフライトのことは事前には知らなかった。それでも、ここ数日の訓練のようすなどを見ると「終わりの日は近い」のだろうと想像していた。そこで最近はできるだけ撮影回数を増やしていた。撮影者が急増しているので定番位置を注意深く避けながら。だが、ラストフライトのあった17日午前中は外出できず自宅にいて、エンジン音を聴いていた。

そういうわけで、今回のエントリーでお目にかける写真はいずれもラストフライトの日の写真ではなく、2006年から今年までに撮った52-1151号機の姿だ。旧ブログなどでみなさんにはすでにお目にかけたカットもある。2019年に退役した僚機12-1160号機についても以前記事にしているので、興味のある方はそちらも参照されたい。

2021年3月11日木曜日

【ニコンカメラの話】画面をどうしても傾かせがちなのでマグニファイングアイピースDK-17Mと接眼目当てDK-19を装着を外した話

「フッ素コート付きファインダーアイピースDK-17F」にした

■マグニファイングアイピースを使うのをやめた
一昨年秋より遅まきながら、業務用ではなくて自分のための写真にはNikon Dfを本格的に使っている。以前使わせてもらい気に入っていたものの、手に入れる機会がなかったからだ。だが開発を陣頭指揮された有名な方もニコンを退社されたので、長い時間をかけて手元に集ったマニュアルフォーカスレンズが似合う、こういう趣味性の高い嗜好品的なカメラがニコンから今後出ることはそうなさそうだと思い、手に入れておきたかった。ただし、私にはカメラを買う趣味やコレクションして飾っておく趣味はないので、がんがん実用して傷だらけにしている。傷を意図的につけているわけではないけどね。

そうしてあれこれと試すなかで、マニュアルフォーカスレンズを使用する際にファインダー倍率をあげてピント合わせを確実にしたく思い、接眼部に「マグニファイングアイピースDK-17M」(旧製品)と「接眼目当てDK-19」を装着していた。このことは昨年2月に記事にした。前者はファインダー倍率を1.2倍にするもので、後者は他社でいうところの「アイカップ」だ。

2021年3月8日月曜日

【西武狭山線撮影記事】新101系電車「近江鉄道100形『湖風号』塗装」の251編成、狭山線にて運用開始。さらに伊豆箱根鉄道塗装の241編成も狭山線へ(3月11日追記)


■「湖風号」の湖は狭山湖のことですね、わかります
さる2月末の土日に、小手指車両基地にて長らく回送の準備のまま留置されていた西武新101系電車245編成(イエローとベージュのリバイバルツートンカラー塗装)と、多摩川線白糸台車両基地に所属していた同251編成(近江鉄道100形「湖風(うみかぜ)号」塗装)を置き換える回送が行われて、多摩川線に245編成が行き、小手指車両基地に251編成がやってきた。

短くいうとイエローベージュが多摩川線に行き、近江鉄道カラーが本線に戻ってきたということね。

2021年3月7日日曜日

【京王競馬場線撮影記事】府中の「夜遊び」継続中


■「府中通い」続いています
しばらく前のエントリーでも書いたように、「府中」で夜遊びをときどき続けている。競馬場に競艇場、競輪場も揃っているからね……という誤解を招くような言い方をあえてしてみるか。ははは。そのうち、私がもっとも気に入っているのは「競馬場」だ。

2021年3月5日金曜日

【写真術について思うこと】夢想を写真にできないかと考えながら


■ファンタジーで遊ぶということ
昨年から続いているあれのために困されるのは自由に遠くへ外出しづらいから。首都圏ではまだ緊急事態宣言による不要不急の外出自粛要請が延長されてしまった。健康維持のための散歩のついでにひとの少ない場所を求めて自宅周辺を出歩いてはいても、撮影目的の遠出はさすがにしづらい。自分自身がもし罹患してしまったさいに重症化リスクの高い基礎疾患のある中年でもあるし、大切な試験をひかえている親族もいるので。

そういう理由で自宅周辺を歩く程度の暮らしも、正直にいうと飽きてしまう。体調不良で長期間動けなくなる経験が多い私でも飽きる。これを乗り切るには、ファンタジーで遊ぶことなのだろうなと考えている。

2021年3月2日火曜日

【航空自衛隊YS-11EB】夜間訓練飛行にて。薄暮の空を駆けるYS-11EB


■撮るのはあいかわらず夜の飛行機
日没前後の薄暮のころに飛ぶ航空機の姿が好きで、このブログでもときおり記事にしている。自宅近隣に基地があるので被写体として身近に感じられる存在だ。そこで、いまでも散歩がてらに滑走路周辺にカメラを持って歩いている。日中に飛び交う姿にも見ていて心惹かれるのはもちろんだ。だが、より詩情やロマンを感じさせるのは私には薄暮のころに飛ぶ姿だから。完全に日が落ちるまえの薄暮の時間がいい。

2021年2月24日水曜日

【京王競馬場線撮影記事】京王7000系電車2両編成を追いかける


■京王競馬場線を行く7000系電車2両編成
先日、休日の夕方に京王競馬場線をひさしぶりに訪ねた。土休日に7000系電車が競馬場線で走り始めるのは日没後の18時55分東府中発の列車からだ。これは、東府中駅にも京王電鉄Webサイトにある東府中駅の時刻表にも表示がある。「この列車は7000系ですよ」とはもちろん書かれていない。「1番線から府中競馬場正門行き列車が発車するのが18時55分発から」という表示を見てほしい。ただし、日が早い冬場には撮影しづらい。そこで、日中にも7000系電車が走っている平日に時間を作って再度訪問した。

7000系電車の2両編成は本線を回送するシーンは写したことがある。前回の訪問時には高幡不動まで行って回送列車が出発するところも見届けた。だが、競馬場線で営業運転を行う姿をいまだに見ていかなった。自宅から遠くはないのに、その存在を忘れていたのだ。