2022年4月25日月曜日

【三脚関連のあれこれ】アルカスイスタイプL型カメラプレートの試験運用とジッツオ三脚にホームセンターで買えるもので安価なエンドフックを取りつけた話

ウクライナ独立後にザヴォート・アルセナール
(アルセナール工場)で製造された
MC ARSAT-N 2.8/20(MC MIR-73N 2.8/20)は
アタッチメントサイズが直径62mmで
AI Nikkor 20mm f/2.8S用レンズフードHK-14がよく似合う。
だが、今回はその話をしたいわけではなかった

■DfにはアルカスイスタイプL形プレートが欠かせなくなった
「とあるアジアの国で製造された『素人さんは手を出すな』的なグリップつきアルカスイスタイプL型プレート」を昨年末にニコンDfボディに装着したという話を、以前このブログで書いた。

Df用として販売されていたにもかかわらず、入手したときの状態ではボディに装着さえできず、そういうものに簡単に引っ掛けられた自分の鑑識眼のなさに失望して数年間放置したのちに、にわかに腹が立ってグリップ内部を小型ハンドグラインダーで削って整形したところ、ようやく装着可能になり、さらにグリップ部分にもネットで見つけた方の例を真似させてもらってグッタペルカ(カメラ装飾用の貼り革)を貼ってきたら、やっと握りやすくなった。そういう、いろいろと手を加えた結果ようやくまともに使用できるようになったという、例のあれのことね。

非常にくせの強い品物であるために、諸手を挙げて万人におすすめすることができない品物だ。

2022年4月15日金曜日

【カメラ写真機材メンテナンスの話】雨の後始末:降雨のあとで機材を清掃するお話


■降雨や水べりでの撮影の「後始末」を忘れずに
先日の二日間の上信電鉄沿線撮影行は両日ともに雨に降られた。強い雨ではなくてもやむことはなく、傘を差してはいても機材も服も、カメラバッグもずぶ濡れになった。投宿先に着いてもまずは着替えて機材とバッグを乾かすことから始めた。室内の湿度が低すぎることが多いビジネスホテルの低湿度ぶりをこれほどありがたく思うことはなかった。そうして撮影を終えて帰宅してから、本格的な機材の清掃に一日費やした。

そこで、今回のエントリーではそうした「雨の撮影後の後始末」について思うことを、あれこれ書きたい。もっとも心がけるべきはできるだけ機材を濡らさないことにつきるが、意図的に濡らすわけではなくても、撮影中に濡らしてしまったものは仕方がない。それに、この知識は海辺や水辺での撮影のあとにも必要だろう。

2022年4月10日日曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行2022 250形電車の単行運転を撮る


■デハ250形の朝の単行運転を見たくて前泊した
先日の上信電鉄沿線撮影の目的は、沿線のサクラの開花を味わうためだった。だが、それだけではなく、今年はもうひとつ大きな目的があった。それは、さる3月14日から行われている朝のデハ250形電車の単行運転を見ること。(2022年4月20日追記:4月21日より通常運行に復帰し単行運転は終了と、上信電鉄Webサイトにて発表されました)

2022年4月8日金曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行2022 すばらしきかな6000形電車


■上信電鉄6000形電車がいい
今年の春に、そして昨年の春にも上信電鉄を訪問したさいにうれしかったのは、自社発注車である6000形電車の活躍を目にすることができ、さらに乗車できたこと。

昭和の時代に地方私鉄を訪問する楽しさのひとつは、その路線でしか見ることのできない自社発注車を目にすることだった。

2022年4月7日木曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行2022 700形第3編成ホワイトタイガーを撮る


■上信電鉄沿線のサクラを見たくなった
さる3月末に、例のまん延防止等重点措置が解除された。そうして4月になるころに東京首都圏でもソメイヨシノの開花が始まった。そこで今年も自宅周辺のソメイヨシノやシダレザクラを愛でながら、昨年春に訪ねた上信電鉄沿線のことを思い出した。

昨年春のサクラの開花時期に行ってみたら、思っていたよりもずっと雰囲気がよかったことが印象に残った。それに、なんといってもいまは連日の戦争のニュースにかなり嫌気が差しているから、おだやかな風景を見たいと思った。

2022年3月11日金曜日

【秩父鉄道撮影記事】デキ100形が大活躍していた日 念願のデキ105号を追いかけた


■デキ105号が確実に来ることがわかって武者震い
鉱石貨物列車の上下交換を待っていたら、返空列車として下り武州原谷行き列車の先頭には、撮りたいと思っていたデキ105号が立っていた、その話の続きだ。少なくとも同じ場所で1時間も待てば、デキ105号が戻ってくる。そう思って私は震えた。あとは待つだけだ。

2022年3月10日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】デキ100形が大活躍していた日 勾配を下りてくるデキ102号の上下交換



■上り方向の駅に移動してみたら
秩父鉄道の三輪(みのわ)線を行く鉱石貨物列車に、運よくデキ100形が充当されないかなあと願いながら正丸峠を越えた日の話の続きだ。三輪鉱山行きの2本目の列車の列車の先頭にデキ103号が立つのを見て、私は思わずガッツポーズをした。エイドリアーン!

その後、5本分の鉱石貨物列車の出入りを同じ場所で待った。ちなみに、その日はデキ504(もとピンクで下り方がガチャ目)-デキ103-デキ501(下り方がガチャ目)-デキ302(黄色)-デキ506(赤)という「ド派手」な取り合わせだったぜ。

2022年3月9日水曜日

【秩父鉄道撮影記事】デキ100形が大活躍していた日 砂煙を上げて走るデキ103号にしびれる


■秩父路の春の訪れを感じながら
大雪の日に思い切って正丸峠を越えた日にいろいろと列車の写真を撮ることはできた。だが、残念ながらデキ100形の姿を見ることができなかったのが、ヲタ的には残念だった。もう3月だから、秩父セメント熊谷工場の定期検修日が近いはず。そしてパンタグラフをふたつとも上げてデキが走るのも3月中旬までだ。定期検修が始まると4月半ばから下旬まで鉱石貨物列車は走らない。

そこで、まだ鉱石貨物列車が走るうちに訪ねておきたい。そう思い日中の最高気温が18℃まで上がるという天気予報が出た日に、始発列車に乗ってまたもや正丸峠を越えて秩父鉄道沿線に出かけた。

2022年3月8日火曜日

【三脚使用術】手持ちのジッツオ、マンフロット、ベルボン三脚に1本200円程度で購入可能な「スポンジカバー」を装着したよというお話

古いジッツオアルミ三段三脚に
1本200円程度のスポンジカバーを装着したのだ

■三脚にスポンジカバーを装着した
スポンジカバー、ウレタンカバーあるいはレッグウォーマーという言い方もあるのかな。三脚の脚部分を保護するカバーのことだ。発売時には装着されていない製品もある。これを、安価な市販品で代用したというのが今回の話だ。

私が考えついたものではないし、どうやら最近にわかに流行しつつあるのか、いろいろなところで同じことを行っている例を拝見するようになったので、すでにご存知で、そうされている方もたくさんいらっしゃるはず。

2022年3月5日土曜日

戦争はいやだ

■引き裂かれるような気持ち
さる2月24日にロシア連邦軍がウクライナ領内に侵攻を開始して以来、自分の胸にわき起こる気持ちをどう表現すべきか考え込んでいる。

かつて私はスラヴ文化研究者の卵だったから、ロシア、ウクライナそしてベラルーシの3つの東スラブ文化圏の文化、そこに生きるひとたちにたいして愛着がある。その彼らの政治指導者たちが、正義は我こそにありと各々が主張して、それぞれの陣営が攻撃し合うようすは見ていてとてもつらい。

2022年2月22日火曜日

【秩父鉄道撮影記事】時代は変わろうとも雪は降る……秩父市内の駅にて


■降雪の日も日没の時間が好ましい
思わぬ大雪に見舞われた日に、秩父鉄道沿線で列車を待った日の話を続ける。15時ごろに鉱石貨物列車がどうやら運休になったようで、それ以降は旅客列車しか姿を現さなくなった。それでも、ひさしぶりに見る秩父地方の雪景色が私には新鮮に思えて、あたりが暗くなるまで線路沿いにいた。昼間よりも日が暮れ始めてからのようすのほうが私には好ましい。雪あかりであたりがほのかに明るいのも心踊る。