2017年8月13日日曜日

【秩父鉄道2013年】秩鉄1010編成オリジナルカラー、夜の影森にて


みなさんはお盆休みだろうか。私はお盆に関係なく、先日からずっと缶詰仕事を続けていて、なにかやむを得ない要件があるとき以外はまったく外出しないでいる。などと書いているものの、けっしてみなさんに同情してもらいたいわけではない。こればかりは仕事をためた自分のせいだから。

もっとも、ずっと梅雨空のような空模様だったから、積極的に何かを撮影したいという気持ちにもなれなかった。とはいえ、Instagramで私がフォローしているみなさん、あるいはフォロワーのみなさんの「夏休みだよ!」「夏だよやっほー!」なポストを拝見しては、うらやましいなあ、どこか遠くに出かけたいという気持ちをつのらせてもいる。「リア充ども、爆発しろ!」というどす黒いルサンチマンなどではなく、ほんとうにもっともっと純粋にすなおな気持ちだぜ。

とくに、ロシア語キャプションをつけて以来、ロシア語圏のみなさんのフォローをありがたくも多数いただいているのだけれど、Instagramを楽しんでいるロシア語圏のみなさんには、なおのことキラキラしたポストが多いから。私にとって異文化だからめずらしく見えるというのではないと思う。彼ら彼女らが思い思いに楽しんでいる(あるいは、キラキラしているように見せている)地中海沿岸、黒海沿岸の避暑地でのバカンスのようす、あるいはダーチャ(郊外にあるセカンドハウス)での夏休みのようす。あるいは、フルーツたっぷりのトロピカルドリンクをタイあたりの南の島のビーチでに魅了されてしまい、しばし手を止める。私もいつかヴォルガ川クルーズやキジー島に行ってみたい。

そこで、そんなふうに遠出したい気持ちをつのらせながら仕事のあいまにハードディスク内の過去の写真を見ていて、2013年8月に撮って、ここに記事にしていなかった写真を見つけた。お盆は過去を振り返ることがなにかと多い時期だから、という理屈をつけて、みなさんにお目にかけたいと思う。秩父鉄道1000系電車が最後に活躍していたころの話だ。


旧ブログからここに引き継いでいない記事はたくさんあるが、あの頃はなにかと理由をつけて、秩父鉄道沿線に足繁く通っていた。日が長くなってからは午後や夕方から都内を出て秩父市内に通っていた。あの頃は昼の暑い時間はどうしても苦手だった。そして、涼しいうえに、いままでは撮りづらかった夜のシーンを撮りたかった。

さて、影森は武甲山の麓にある駅だが、秩父の市街地の外れにある。周囲は住宅地なのに日没を過ぎると列車の発着時間の前後以外は人の出入りも少ない。20時頃には通勤の人たちも減り、列車の発着する以外には虫の声が響いている。たしか、その前年の2012年の夏の頃にたまたま夜の影森に降り立ってみて、大きな声で鳴くコオロギやマツムシに驚かされた。そのようすをコンパクトデジタルカメラで動画に撮った。そこで、翌年はコンパクトデジタルカメラよりも高画質に動画を撮ることができるNikon 1 V1にステレオマイクを用意して、あらためて影森に何度か通った。そのころは一眼レフのボディも、D2XからD7000に置き換えて、多少は高感度でも使いやすくなっていた。

何日か通ったうち、いちどだけ1001編成(スカイブルー)と1010編成(オリジナルカラー)の交換シーンを見ることができて、そのようすは記事にしてあった。

この日はその100編成と1010編成の交換シーンを見てから数日後だ。あらためて影森で待ち構えていた。虫の声だけが大きく響くなかを待っていると、下り方向の踏切が鳴り、1010編成がやってきた。



交換する影森止まりの下り列車はすでに駅にいるので、上り列車の停車時間は短い。駅に響いていたブロア音を残すかのように、秩父の町の方へ向けて出発していった。



列車が踏切を渡り、最後尾のクハ1210号車の前面が踏切内を照らす照明に浮かび上がるようすが忘れられない。そのあと、列車は御花畑へ向けて勾配を降りていく。ジョイント音がじょじょに遠ざかり、再び大きくなった虫の声のほかは、踏切をときおり通る自動車の音だけが響く……と、まるでとても細かく覚えているような口ぶりだが、同時に動画も撮ってそれを見たからだ。このブログでははじめての試みとして動画もアップしてみる。




思えば、秩父は私にとってそう遠くはないのに、まるで遠くに出かけたかのように思わせてくれる町なのだった。朝晩は私の住む県内南西部よりも涼しいし。ああもう、やはり遠出したくなってきた……。みなさん、楽しいお盆休みをお過ごしください。

【撮影データ】
スチール:Nikon D7000/AI AF Nikkor 50mm f/1.4D/RAW/Adobe Photoshop CC
動画:Nikon 1 V1/1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
いずれも2013年8月撮影

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