2017年8月19日土曜日

【上信電鉄撮影記事】サギの飛び交う季節


■上信電鉄沿線に行きたくなった
お盆も過ぎて8月ももう下旬だ。首都圏各地の連日の雨はもしかしたら早すぎる秋雨なのか、と思わせるほどだ。日照の必要な作物にそろそろ影響も出ているようで、心配させられる。

お盆期間前から缶詰仕事をしていてさすがに気持ちがくたびれた。そこで、思い立って上信電鉄沿線に出かけた。2両編成の電車ががたごとと走る様子を見たかったし、直流モーターの電車の走行音を聞きたかった。運よく上信電鉄オリジナル車に遭遇できれば、MT46主電動機と似た音を聞くことができるし、元西武車の150形ならば、AK-3コンプレッサーの音もする。

■鏑川橋梁にやってきた
そう思って高崎で乗り換えると、やってきたのはクモハ155-クモハ156の150形第3編成。下仁田ジオパークラッピング列車だ。そこで、MT54と同型なのにMT46風味の音がする電車に揺られて、馬庭に向かった。

馬庭に向かったのは、鏑川の橋梁があるからだ。橋梁の背後を空に抜きやすいのはいつもの烏川橋梁ではある。だが、このところ烏川橋梁ばかりに通ってしまい、いつも絵が似てしまっている。そこで、もうひとつの大きな橋梁である鏑川橋梁を目指したというわけだ。けれどこのところの雨で水量が多く、河原に降りる勇気はなかった。



■真っ赤なラッピングが映える
沿線の田の稲はまだ青い。それでも水を張られているのであちこちでエサを求めて飛び交うサギの姿を見ることができた。青々とした田のなかで白いサギの姿はめだつ。そして、マンナンライフの広告ラッピングの赤い500形第2編成クモハ503-クモハ504も、緑のなかによく映えている。

■ひさしぶりにマニュアルフォーカスレンズばかり持ってきた
さて、今回はD7200で撮るつもりでも少し荷物を軽量化したくて、マニュアルフォーカスのAI-Sニッコールレンズだけを用いた。ところが、光学ファインダーだけではピンぼけのカットをいくつも生産してしまった。我ながら不覚だ。そこでライブビューに切り替えて、拡大表示を用いた。ひさしぶりに使ったAI Nikkor ED 180mm F2.8Sはじつにいいレンズで、うれしくなった。

【撮影データ】
Nikon D7200/AI Nikkor ED 180mm F2.8S/RAW/Adobe Photoshop CC

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