2017年8月30日水曜日

【ぼろフォト解決シリーズ】『Nikon D7500 脱・初心者マニュアル』を発売しました



【お仕事のご報告と告知です】
 このところ、たまたまずっと作業していた本の告知が続いて、みなさんにお騒がせしています。齋藤千歳さんと私が中心となって手がけているKindle電子書籍のカメラ本『ぼろフォト解決シリーズ 脱・初心者マニュアル』最新刊として『Nikon D7500 脱・初心者マニュアル』の発売を開始しました。

『ぼろフォト解決シリーズ109  絞り優先に挑戦し本格的な撮影をはじめる! Nikon D7500 脱・初心者マニュアル』
■著:秋山薫・小山壯二・楠田佳子・齋藤千歳/編:秋山薫・齋藤千歳
■価格:880円

Ai AF Nikkor 300mm F4 ED


■D7500はこんなカメラ
 Nikon D7500は「D7000番台」の最新機種として6月に発売されたのミドルクラス一眼レフです。ニコンDXフォーマット機のフラッグシップD500と同じローパスフィルターレスの有効画素数2,088万画CMOS素撮像素子と画像処理エンジンEXPEED 5を備えています。D500登場後のD7000シリーズの位置づけとしては「フラッグシップ機なみのスペックで連続撮影もしやすい、けれどより気軽に使える汎用機」というべきものでしょうか。

 デジタルカメラの進歩とは日進月歩だと思わされるのは、撮影条件の悪いところで撮影するとき。D7500では感度を上げて薄暮で逆光の動体撮影などという意地悪な撮影をしても、撮りっぱなしのままで鮮やかでいやな高感度ノイズの少ない絵になることに感心します。ここにアップしたものを含めて、本書に収録している写真はRAW+JPEGで撮影したJPEG側の未編集の写真ばかりです。D7200の高精細な描写は筆者はいまでも好きですが、D7500のほうが手をかけずにヌケのいい描写を得ることができるという印象です。

 さらに、オートフォーカスの食いつきもよく連続撮影時のテンポよく撮れるところも魅力的です。望遠レンズをつけて薄暮の航空機を撮るとか、日没後の夜景を撮ったときに、それらの恩恵を享受することができました。たくみなメカ設計、CMOSイメージセンサーとEXPEED 5の組み合わせのおかげでしょうし、ノイズを出さない回路や機構設計*も進んでいるのでしょう。画素数が2,088万画素に抑えられたぶん、画素ピッチがわずかにD7200より大きいこともあるでしょうか。高感度耐性はD7200よりもあきらかに向上しています。さらに、画像処理の高速化とバッファーメモリーが増えたことで、14bit RAW+JPEG(画質優先圧縮)でも「使える」連続撮影速度および枚数だと実感させられました。D7200とはことなり、感度自動制御にすると連続撮影枚数がぐっと減るようなこともありません。

AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
 ニコンDXフォーマットのフラッグシップ機D500ほど大げさではなく、もう少しライトに扱えるカメラがほしいというユーザーに向いているのがD7500です。ただし、大口径の望遠ズームレンズとマルチバッテリーパック、メモリーカードのダブルスロット、AI測光連動ピンが必要なユーザーはD500を選んでほしいということなのでしょう。操作系は多少ことなっても携行する荷物の総重量を減らせるので、D500のサブカメラとしても便利に扱えると思います。

 D7200ユーザーである筆者はさらに「いいなあ!」と思わされたのは、タッチパネル式でサイズも大きくなったチルト式背面モニターと、ライブビュー撮影時に電子先幕シャッターを選択できること。三脚を立ててスローシャッター撮影する場合にとても便利でした。D7500をしばらく使ったあとに、D7200で撮ろうとして、背面モニターを何度もタッチして「あれ?」と思ったほど。ほかにも、タッチモニターのカメラを使っていたからなのですが。



AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
■本書はこんな本
 本書はこのD7500を(いつものように)「絞り優先AEで使いこなす」ことをキーワードにして解説した一冊です。絞り優先AE以外にも、「より強め」が利用できるようになっていわゆる「HDRらしい」絵も撮れるようになったHDR、「合成モード」が追加されて「比較明合成」がカメラ内でも可能になった多重露出、スペシャルシーンモードなどのユニークな機能の作例つきの解説を含みます。EXPEED 5になってできることがだいぶ増えましたね。 さらに、D7500に似合いそうなレンズと最新レンズとして、以下のレンズレビューも設けました。

AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED
AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR

 個人的には明るく軽量でぼけもきれいなAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDとAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gを組み合わせて持ち歩きたいところ。さらに、ニッコール初のフィッシュアイズームレンズAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDやシャープさもぼけも美しいAF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDには驚かされましたし、手頃な価格ながら光学式手ぶれ補正機構(VR)を備えるAF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR、標準ズームとしてD7500とベストマッチなAF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR、定番のマクロレンズであるAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのぼけの美しさ、DXフォーマット専用で軽量なAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRも楽しくなります。D7500はキットズームのAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRとだけでもかなり楽しめますが、ほかのレンズを使わないのは惜しい。

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR

AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED

AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
(以下はいつもと同じ「お約束」です)
■「絞り優先AE」を中心にしてカメラの使い方を覚えよう、という本です
 本書はこのD7500の使い方を解説するにあたり、「絞り優先AEを中心に用いながら、ユーザーのみなさんが自分のねらいに応じたどんな写真でも撮れるように」という意図で解説する一冊です。総花的にすべてを網羅するという視点で作られている一般的なムックとはことなります。制作者としては、自分の操作にどういう意味があるかを理解することで、最終的にはカメラの使い方を通じて「写真の撮り方」を覚えてもらえればという思いがあります。もちろん、その結果として「自分には常時マニュアル露出がいい」「シャッター速度優先が合う」と読後にみなさんが思うならば、それでもかまいません。状況や撮影シーンごとに露出モードを使いわけなければいけないのではないか、と思っているビギナーの方も多いのかもしれませんが、そう律儀にある必要はないのです(使いわけてももちろんかまいません)。撮影意図に応じてユーザーが使いやすいものを選べばいいというのが正解でしょう。本書はそのひとつのヒントを説明しているといえばいいでしょうか。

■880円で好評発売中!
 全184ページで本書の価格は880円と、できるだけお買い求めやすく設定しています。本書は電子書籍ですので収納場所も不要です。また、紙の書籍を電子化したわけではないので、スマートフォンやタブレット端末でもより読みやすいと思います。なお、ご購入いただいても紙の本が送られてくるわけではありませんので、くれぐれもご注意ください。スマートフォンやタブレット端末にKindleアプリを入れておくと、撮影現場で本書を参考に操作方法を探すこともできます。iOS、Android、あるいはパソコンのWindows OSやMac OSのいずれにも対応している無料のアプリケーションをインストールしていただければ、どれでもお読みいただけます。Kindle専用端末が必要なわけではありません。また、Kindle Unlimitedによる読み放題にも対応しております。

 D7500を購入されるユーザーは数多くいそうですが、みなさんのそれぞれの写真趣味生活がより楽しくなりますよう、筆者をはじめ制作者一同心より願っています。

*ノイズを出さない回路や機構設計:撮像素子と画像処理エンジンまわりのだけではなく、発熱してノイズを発生させない回路や機構といった、「ノイズをそもそも発生させない」部分がとても大事なのです、とかの後藤さんから聞いたことがあります。さすが、電気設計のご出身だけあります。

 けっこうシビアにD7200を使っているユーザーから見ても、D7500は「むむむむむ。よくなってる!」と思わされるカメラです。連続撮影をしていてテンポを乱されずに撮れるところがとくにグッときます。新しいカメラはほんとうにいいなあ。

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