2019年12月4日水曜日

【国鉄103系】ATC対応車のことを思い出す日々

1987年2月、高田馬場

■103系電車が山手線や埼京線を走っていたなんて知らないだろ
る10月で川越線・八高線から209系電車3100番代車が運用離脱したのだそうだ(2020年1月追記:また運用が復活した説もあり。ただし筆者自身は裏とりできていません。ご注意ください→2020年7月追記:先日からハエ71編成が運用入りしているのを複数回目撃しています→2022年11月追記:2021年末まで代走として走り続け、撮影会を2022年1月に行ったのち、廃車されました)。

これで、川越線・八高線は209系3500番代車とE231系3000番代車への置き換えが完了し、幅広車体の電車にすべて置き換わったことになる。川越線でも埼京線と直通運転を行う大宮〜川越はすでにE233系7000番代車の独壇場といえるので、東京臨海高速鉄道70-000形電車をのぞいては幅広車体の電車ばかりだ。あれほど「走ルンです」などと馬鹿にしていた209系電車も、いま考えてみるとデザインはまだ国鉄型の名残ともいえる電車だ。あれで、外板がぼこぼこではなかったらなあ。

そんなことを考えていて思い出した。そういえば……埼京線・川越線はながらく205系電車が走っていた路線だったけれど、1985年9月に開業してから1990年11月までは、103系電車が走っている路線だった。山手貨物線を103系が唸り声をあげて走るようすを見て「103系電車ってなんかすげえ」と感心させられたものだ。というのは、103系電車というと山手線内でとろとろ走っている印象が強かったから。

2019年12月3日火曜日

【JR武蔵野線PETIT撮影記事】2010年12月3日、豊田車両センター所属115系電車M40編成による快速『むさしの』号最終日

ハトも『むさしの』号をお見送り

■あれから9年経つわけか
日、大宮と八王子をJR武蔵野線を経由して走る『むさしの』号を記事にしてから思い出した。八トタ(豊田車両センター)所属115系電車M40編成が専属で充当される臨時列車だった快速『むさしの』号が、定期列車化されて愛称つきの各駅停車である『むさしの』号になり、使用車両が武蔵野線で用いられる205系電車などに置き換えられ、同時に京葉線方面行きの『しもうさ』号も登場したのが、2010(平成22)年12月4日のダイヤ改正からだった。

9年前のちょうどいまごろなのか、となつかしく思い、旧ブログに掲載していた115系快速「むさしの」号最終日のお名残乗車記を加筆訂正して掲載することにする。以下、日時などは掲載当時(2010年12月)のものだ。ご注意されたい。

2019年12月2日月曜日

【JR武蔵野線PETIT撮影記事】『むさしの』号のこと


■「貨物線経由の旅客列車」が好きらしい
鉄JR直通線(新横浜線)の列車が東海道貨物線を走るところを見ていて、ふと思い出したのは、JR武蔵野線経由の列車『むさしの』号のことだ。

埼玉県南部の西武沿線に在住している筆者は、ときおり所用で大宮を通る。たいていはJR川越線を利用するものの、川越線の本数の少なさと、本川越と川越の徒歩連絡がいやだなあ、と思うことも。それならば西武池袋線秋津から武蔵野線新秋津まで歩くほうが距離が短いと思い、武蔵野線をときおり利用する。ただし、武蔵野線を利用するならば、武蔵浦和でJR埼京線に乗り換えるか、南浦和でJR京浜東北線に乗り換える必要もある。

2019年12月1日日曜日

【相鉄12000系電車PETIT撮影記事】相鉄JR直通線開業記念! 羽沢横浜国大駅にて


■相鉄JR直通線がいよいよ開業
2019年(令和元年)11月30日(土曜日)の始発列車より、相模鉄道JR直通線が開業して待望のJR埼京線との直通運転が開始された。筆者はこのJR連絡線の工事の進捗を細かくチェックしていたわけではない。それでも、開業したら見に行ってみようと思っていた。だから、この日をそれなりに楽しみにしていた。

2019年11月27日水曜日

【カメラ機材の話】わが手にAI AFマイクロニッコール60mmf/2.8Dを


■日々これマイクロニッコール
理に出していたAI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dが手元に帰ってきて、じつにうれしい。というのは、ここ5年ほど、筆者はなにを撮るときにでもAI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dを常用しているから。業務上必要なブツ撮りに使うのはもちろんのこととしても、自分の趣味の写真やなにかの息抜きに撮るような写真でもそうだ。だから、手元にないと非常に困るし、修理が完了したのはとても喜ばしい。

2019年11月21日木曜日

【カメラ機材の話】「親指AF」を試用中なり

被写体への距離が離れているので
AF測距をしてから構図を変えてもなんとかなる例

■「親指AF」をキミは知っているか
者はひさしぶりに手元のデジタルカメラのオートフォーカス(AF)設定を変更した。いまその試用をしているところだ。それは、いわゆる「親指AF」への設定変更。通常のデジタルカメラのAFはシャッターボタン半押しで作動する。これを解除して、ボディ背面にあるほかのボタンにAF-ONの動作を割り当てた。シャッターボタンとはふつうは人差し指で押すものだが、このAF-ONボタンは親指で押すことになるので、「親指AF」などという呼び名があるというわけだ。

筆者はこの設定を昔から知ってはいたけれど、日常的に用いることはなかった。けれども少し気が変わって、この設定を試したくなった。

2019年11月16日土曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】令和を走る昭和の国電! JR奈良線103系撮影記事 その5 「宇治川べりでの出会い」


■またもや宇治川べりにやってきた
JR奈良線に残されたうぐいす色の103系電車を昨年もこの夏も何度か撮りに行ったことは、すでになんども記事にしている。すっかり秋の終わりになって、平等院鳳凰堂でライトアップが行われているなどという記事を見ながら、いまこうして首都圏の自宅で夏の日々を思い返している。すると、いやだったあの蒸し暑ささえもなつかしく思えるような気がするから、時間とか記憶というのはとてもいいかげんなものなのだと思う。

もっとも、なにかに夢中になりすぎたとか、あるいは精神的なショックを受けたときでも、いちばん冷静にさせてくれるのもまた時間の流れでもある。

2019年11月6日水曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】令和を走る昭和の国電! JR奈良線103系撮影記事 その4 「椿井大塚山古墳にてアイン・ツヴァイ・ドライ!」


■椿井大塚山古墳に行った
筆者が夏に滞在していた大阪・松原市の近隣の堺市、あるいは羽曳野市と藤井寺市はいまや百舌鳥・古市古墳群を観光資源として活用しようとしているようだ。太古の昔の有力者が埋葬されていた跡と思えば、たしかにちょっとしたロマンもある。

とはいえ、古墳の近くに住んでいるみなさんにとっては、日常生活のなかでは古墳というのは「近所の森」「うらの丘」くらいのものだろうと思う。とくに、大昔からの伝承が失われたようなところなどは、なおさらそんな存在だろうか。もっとも、埋葬された本人にとっては本意ではないかもしれないけれど、そうやって登ってお弁当を食べることができるような存在のほうが、近隣住民のみなさんにとっては楽しそうだ。天皇陵として宮内庁が管理しているような古墳だと、堀の内側に入ることもできないし。もしかしたら古墳がどういう取り扱いになるかどうかは、埋葬者の地位だけによるのではなく、古墳や文化財保護に強い関心が持たれている時期に発見されたのかどうか、によるのかもしれない。

さて、8月上旬のある日、筆者は京都府木津川市にある椿井大塚山(つばいおおつかやま)古墳を訪ねた。これまた、古文の授業で習う「詠嘆の系助詞:ぞ、なむ、や、か、こそ」の説明文のように、じつに蒸し暑い日であったことだなあ、あったことよ、という一日だった。

2019年11月4日月曜日

【秩父鉄道撮影記事】「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」記念! その2 荒川橋梁を渡る蒸電運転列車と東武8000系電車 



■こんどは日向に行くぞ!
「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」が秩父鉄道三峰口駅で行われた、さる11月2日の撮影行の続きを記そう。特別装飾がほどこされてデキ108号機と蒸電運転を行ったSLパレオエクスプレス5001列車と、そのあとにやってきた東武8000系8506編成の送り込み回送列車を筆者は浦山川のキャンプ場で写した。朝9時半から13時近くまで日陰の水辺にいたので体が冷えた。体を動かしたいし陽の光を浴びたい。

2019年11月3日日曜日

【秩父鉄道撮影記事】「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」記念! その1 蒸電運転列車と東武8000系電車が三峰口へ 


■すばらしい秋晴れに恵まれて
起きて窓の外を見るのがいつも楽しみだ。日の出のころに目覚めるとなおのこと楽しい。その時間にだけ見られる空の表情というものがあるからだ。11月2日の朝はむしろ雲が多くて、晴れてはいても太陽は雲間から顔をのぞかせるといった感じ。だから、西武池袋線と西武秩父線で西武秩父を目指すまで、空模様はどうなることかと思っていた。けれどそれは杞憂だった。

11月2日(土)に、秩父鉄道三峰口駅では「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」が開催された。三峰口でひさしぶりに行われる鉄道イベントであり楽しみにしていた。だから、天気が心配だったのだ。それが、予想以上の好天に恵まれた。むしろ雲ひとつない青空で天気がよすぎたほどだ。

ええと、ごめん。ちょっといい子に書きすぎた。このイベントが行われると発表されたさいに、鉄ヲタとしてはいくつかのたいへん気になる文言が目に入った。10月31日づけの秩父鉄道公式サイトより引用してみよう。(傍線と赤字は筆者による)

2019年10月31日木曜日

【チラシの裏】写真術は科学なのだ


■「一眼レフ世代」だから
年から今年にかけて、ニコンZシリーズ、キヤノンEOS Rシリーズ、そしてパナソニックのLUMIX SシリーズとLマウントアライアンスのシグマfpの登場により、ソニーα7シリーズの独壇場だった「35ミリフルサイズフォーマット」のレンズ交換式ノンレフレックスカメラ(いわゆる、ミラーレスカメラ。以下、ミラーレスと略)の選択肢が大幅に増えた。先行したソニー以外はいずれもまだ比較的高価な製品が多いが、これも35ミリフルサイズでも普及価格帯の機種が早晩増えていくはずだ。日本国内ではすでに2018年の段階で、レンズ交換式ミラーレス機(APSサイズフォーマットやマイクロフォーサーズなどもふくめて)の出荷台数が一眼レフより多くなっているのだそうだ