2012年8月29日水曜日

【上信電鉄撮影記事】さよなら銀河鉄道999


さて、先日の上信電鉄訪問の目的は、もちろんデキだけではない。西武鉄道から譲渡された電車の活躍ぶりを見るのもまた楽しみのひとつだ。

なにしろ、2両編成で走るのだ。私は単行運転のディーゼルカーよりも、単行運転や2両編成の電車が走る様子にどうも弱い。そこが私の趣味のツボなのだろう。人家のない山の中を走る姿は魅力的だけど、さみしすぎる。適度に人がいる都市郊外や、地方都市の郊外をのんびり電車が走る風景が好きなのだろう。山の中だと、駅に行っても女子高生も孫を連れたおばあちゃんも観光客もいないじゃないですか(笑)。
西武では2両編成で走ることは、イベントや入換え以外ではない。定期列車で記憶にあるところでは、1990年頃までの夏期の多摩湖線くらいまでだろう。ご存知のとおり、当時は古い構造のままの多摩湖線国分寺駅のホームが構造上急カーブを描いていて短く、標準的な20メートル車体の電車は2両編成までしか入ることができなかったからだ。もっとも、20メートル2両編成では乗客をさばききれないため、17メートル3両編成の古い351系が主力で、20メートル2両編成の401系は真夏の冷房が必要な時期のみの入線だったと記憶している。 

そう、定期列車では2両編成で走ることがない西武の残党がトコトコ走るのは、上信と流鉄流山線、三岐鉄道と近江鉄道だけだ。いずれもローカルムードが好ましい路線だ。


そのうち、上信電鉄ではいま私が西武線内でしつこく追っている新101系2連が500形と名乗っている。うち第一編成が2008年から銀河鉄道999号として、松本零士の描いたキャラクターを車内外にまとい、特定運用で走っていた。それがこの9月でついにラッピング解除になると発表された。キャラクター使用の契約が切れるのと、定期検査の時期なのだろう。

夢は時間を……、いや、時間は夢を……だったっけ? どちらだったか忘れた。いずれにせよなんとも夢のない話ではある。県の助成金で新車を久しぶりに買うくらいお金のない地方私鉄なのだし、上信電鉄だけではなく著者にも話題にはなったのだから、もう少し使わせてやればいいのに。まあ、西武鉄道と練馬区に後だしジャンケンされて似たような電車に同じ作品のラッピングをするという真似もされたこともあるし、いやはやなんともね。

正直いえば広告でも標語でもキャラクターでも、ラッピング電車は好きになれない。それでも……999号はなんだか慣れたし、999ラッピング解除後にもっとキッツイ広告が入るのも参るからね(苦笑)。ラッピングなしで大好きだった第二編成もいまやナンだし。模様はまだ許すけど、車体にでっかい文字が入るのが嫌なんだよなあ。





今回、999号はデキの露払い役というか、上下ともにデキの前に走ってきた。いや、999号は定期列車だから、デキのダイヤが高崎や下仁田で999号と並ぶように組まれたのだろう。



それにしても……新101系はやっぱりブチャイクだ。湘南形の正面二枚窓をアレンジしたこの手のデザインは、昭和50年代に国鉄185系や117系でも用いられたとはいえ……当時の東急車両の意向か、まさか堤サンの好みだとか……以下略f(^_^;

【おまけ】西武新101系改造の秩父鉄道6000系をかっこよく撮ってみた。こいつは白い車体が露出設定を悩ませる存在だけど、西武101系サウンドを響かせて秩父線内を快走する姿はなかなかかっこいい、と思うようになって来た今日この頃。


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