2015年9月10日木曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】デキ3021+テ241ばんざい! 大胡電車庫にて萌える☆

LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.でサイドビューを撮ったよ!

■上電大胡電車庫を訪問した
7月のエントリーで、上毛電鉄大胡電車庫にある、東急7000系電車由来のパイオニア台車を利用した仮台車についてふれた。すっかり夏が終わってしまったものの、遅まきながら、こうして大胡電車庫を訪問した日のことを書きたい。

あれは梅雨晴れの日のこと。前々から行ってみたかった大胡電車庫の見学を申し込んだ。申し込みは事前に電話かメールで行うむね、上毛電気鉄道Webサイトにある。180円(2021年10月現在)で30分程度のあいだにひと通り説明していただけて、撮影をしてもかまわないというのだから、とてもありがたい。庫内は春や秋の電車庫イベントでも見ることはできるが、ふだんの姿も見てみたいではないか。

デハ101と「上電×スナガ」712-722編成
■デハ101をまず撮ってから
私が訪問した日は、デハ101は2番線の手前にいた。そして、その奥では715−725ジュエルピンク編成が検査中。パイオニア台車を履いていたのはこいつだった。なんでも、機械室の工具もいまは使わず、検査は「京王さんに外注」(案内してくれた係員氏)しているそうだ。解体してトラックで主要部品を京王重機整備の事業所に送って整備してもらい、それが済むとトラックで戻されてふたたび組み上げるということらしい。なるほど、京王重機整備は車両の販売と保守もセットで行っているのか、と思った次第。

715−725ジュエルピンク編成は検査中で、パイオニア台車に

東武5700系クハ701の台車でしたっけ?

奥には東武からきた仮台車もあった。そして、デハ104はじつに美しく塗装されている。車籍がなくて動かせないとはいえ、方向転換をしてデハ101とは連結したら幌で行き来できるのならば……そのうち、車庫敷地内で無動力でもデハ101が牽引するとおもしろい。そんな姿が見られたらうれしい。これは私の妄想だ。

車籍がなく動かせないデハ104もピカピカ

■おじいさん! デキ3021が動いた
建物の外にいたデキ3021+テ241の位置に行ってみたら驚いた。あれ。デキがパン上げしているぞ……。まさかそのあの。

(係員氏)「これから車庫内で入れ替えをするので、動(いご)かしますよ〜」
(私)「ええっ! ま、マジっすか(そう言いそうになった)見ていていいですか!」
(係員氏)「どうぞどうぞ〜」

懐かしいコンプレッサーと独特の汽笛を響かせて、目の前でデキ3021が動き出して、感激した。クララが立った! もう、それだけで車庫見学に来たかいがあった。

ななな。なんとデキ3021がパン上げして……! 

クララが! クララが立った! デキが動いた!(動画よりキャプチャ)

いちど詰所まで戻り、もう少しだけ撮影させてもらうことにした。するとこんどは、712−722編成も動いた。大胡駅構内を見ると、先ほどのデキ3021+テ241はパン上げしたまま大胡駅構内に留置中だ。運転していた係員氏に聞いたところ、もう少し駅構内に停めておくという。

入れ替えのために712−722編成も動き始めた

■大胡駅構内に戻ってひとり撮影大会じゃ
そこで、お礼を言って電車庫を辞して、駅に戻って切符を買い駅員氏に声をかけてプラットホームに入った。しばらくはデキ3021+テ241のひとり撮影大会でしたよ、あなた!

デキ3021+テ241は大胡駅構内に出てきた

なんと模型的なことか!

真っ黒い被写体なのに14時過ぎのトップライトではある。それはもうやむを得ない。RAW現像時にシャドウをつぶさないように、撮影時の露出に注意した。おかげで、もともと好きだった上電がすっかり大好きになってしまった。しみじみいいわ〜。


【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-GX8・LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.、LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.、LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.・RAW(Adobe CameraRawにて現像)