2015年9月24日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】あの秋の日を思い出して



連休中は連日のように好天だったのに、ふたたびしとしと雨。そんななかで作業をしていて、数年前の秋の日のことを思い出した。あれは、2009年11月のことだから、もう6年近く前だ。この日のことは以前も記事にしたし、今春発売したKindle本でもこの日に撮影した写真を何点も入れた。それほど、印象的な天候だったからだ。あれはたしか、会津方面へ出張へでかけた帰りに秩父に立ち寄ったのだった。ずいぶんな寄り道ではあるけれど。

その日は『ばんえつ物語』号は走らない日だった。会津若松を出たときにすでに雨で、郡山に出るまでにすれちがった赤べえ塗装の485系電車をガラス越しに撮ったものの、雨で不鮮明だった。雨で暗すぎたこと、前夜の痛飲で磐越西線で寄り道する気をなくしたから、大宮までそうそうに戻ってきたはずだ。そうだ、大宮では雨が止んでいたので熊谷に出て秩父経由で帰宅することにしたのだった。

熊谷では晴れていたのに、秩父に接近するに連れて空模様は怪しくなり、長瀞の手前で土砂降りになった。野上でしばらく撮っていたものの、ひどくなるいっぽうの雨に嫌気が差して秩父市内まで戻ると、雨雲が切れて雲間から西日が差す様子がそれはそれは美しく、再び下車して興奮しながら撮影したはずだ。

その頃は秩父鉄道には1000系電車が健在だった。車齢の高い1004編成と1006編成が7000系電車の7001編成と7002編成に置き換えられはしたものの、全12編成譲渡された1000系電車のうち10編成が残っていたのだから、少し待てば続けて遭遇することができた。

その後、お仲間にはご存知のとおりしばらく秩父に通い続けることになったのは、1000系電車を記録するためだけではない。この日の天候に魅了されたからだ。だがしかし、その後数十回通ってみても、あれほど美しい日没を目にしたことはない。だからこそ、もういちどあの光を目にしたくて、秩父鉄道をはじめとする鉄道路線の線路沿いに立ち続けているのかもしれないとも思う。





【撮影データ】Nikon D2X/AI AF Nikkor 24mm f/2.8D, AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>/RAW/Capture NX-D/Nov 2009

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