2011年4月8日金曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】秩父鉄道の桜を見る(その2)

いまや貴重な木製の架線柱

■夕方の桜並木にて
秩父鉄道の上長瀞の桜並木は、荒川橋梁とならんで沿線で最も有名な撮影地だろうか。桜が満開の時期には人出のあまりの多さに、むかしから私には近寄るのが気が重くなる場所だ。SLパレオエクスプレスの運転開始の時期からもう、満開の時期には昼間この場所に来ないようにしている。だれかが場所取りしてあるのを見るのも嫌だし。

でも、SLパレオエクスプレスが通過した後の夕方の桜並木には、うそのように誰もいなかった。

2011年4月7日木曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】秩父鉄道の桜を見る(その1)

ソメイヨシノと菜の花を見ながら走る

■遅いことはわかっていた
メイヨシノを見るにはもう遅いのはわかっていた。でも、やはり気になってしまい行ってみた。めざすは、秩父鉄道の荒川沿いの桜堤。

2011年4月6日水曜日

【東武東上線記事】東武東上線が新鮮だ(その1)


■東武東上線が好きなのに
西武新宿線沿線住民の私にとって、東武東上線はなかなか乗れないお隣の路線だ。これは地理的な理由だ。東上線から我が家までの距離がそれなりにあり、公共交通を用いても所沢か川越にしか出られない。成増や北朝霞経由で乗るというのは東上線沿線によほどの用事があるときに限られる。先日の震災直後の間引き運転では川越発上り列車が7時台で終了したときには、東武鉄道を軽く恨めしく思った。

2011年3月12日土曜日

【東日本大震災関連記事】帰宅難民になりかけた日

【はじめに】2011年3月11日夜のことを書いた記事を加筆しアップいたします。あのときのささやかな記録を残しておくことも必要かと思うのです。そして、あらためて被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。

道路上のがれき。外壁が崩れた建物やアスファルトをあちこちで見た

3月11日の地震の日のこと。会社のある東京駅八重洲口方面から、内堀通り、新宿通り、明治通りを伝い、下落合を経て椎名町まで歩いた。早々に家族とは連絡がつき、埼玉県茶畑だらけ市の自宅で無事でいるのはわかっていたとはいえ、どこかのターミナル駅の近くまで歩いているうちに電車が復旧すればいい、と思ったからだ。

2011年3月11日金曜日

【都電荒川線通勤途上鉄記事】さよなら、都電7500形


  さて、この日曜日で都電荒川線7500形電車が運用を終える(*)。以前のエントリーで書いたけど、私が沿線に住んでいた30年以上前は7500形は丸い古い車体だったから、なんとなくまだまだ「新しい」気がしてしまう。でも、昭和37年製造というから、鉄道車両としてはもうけっこうな古さなのだ。

2011年2月20日日曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】さよなら、そしてありがとう。秩鉄1009編成国鉄リバイバルカラー、関西本線タイプ!


■秩父鉄道1000系電車1009編成のラストラン
2011年2月19日土曜日。天気は晴れ。今日は秩父鉄道1000系国鉄リバイバルカラー関西本線タイプ1009編成(通称「うぐいす」あるいは「ガチャピン」)の最終運行日だった。私はふだんは訪れない有名な撮影地で下り記念列車を撮った。

2011年1月29日土曜日

【京王6000系撮影記事】さよなら6000系電車えんじ帯リバイバルカラー車


■京王競馬場線運用の6000系電車を撮りに会社帰りに
「♪ぴぴぴっぴぴぴっ……」

駅のホームに電車の近接警告音が響き、自動音声が鳴る。
「3番線ご注意ください。各駅停車高尾山口行きが参ります……」

すると、本線の電車がやって来るタイミングに合わせて踏切の向こうのカーブをゆっくり曲がってくる電車の音がして、やってきたるは競馬場線6000系2両編成! しかも、なつかしいえんじ色帯を巻いたリバイバルカラー編成だ。

2011年1月28日金曜日

【西武鉄道妄想記】猫武鉄道某駅東西猫用自由通路のこと



■高校生諸君の会話を盗み聞くやばい筆者がここに
西武線ってなんか黄色くてかわいくなーい?
所沢ってでかいねー。
都会じゃーん。
いや、乗り換えできるから坂戸みたいなもんでしょー?
越生線こないだ乗ったけど、マジ田舎だよねー。
あ、ごめん八高線だったー。キャハハハハ! 

2010年11月27日土曜日

【秩父鉄道7000系撮影記事】走れヘンテコ顔! 7002編成今日も大活躍

青空のもと、坂を上ってやって来たのはヘンテコ顔!

■7000系列走りまくり
秩父鉄道に来るたびに実感するのは、7000系列電車の重点的な投入ぶり。現在運用中の3編成のうち2本ないしは3本がガンガン走るのを見かける。一日いたら何往復も三峰口と羽生を行き来する姿を目にするはずだ。これはほんとうに次世代の主役電車に乗務員への慣らしをしているな……。

2010年11月22日月曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】響けMT46! 秩父谷を1000系快走す

この駅の雰囲気が好きだ
■父よ、あなたはまちがっている

「101系はいい音だなあ」

武甲山の麓の駅を出て勾配を駆け登る三峰口行きの京浜東北線色の1000系電車に乗り込み、カーブで揺られて電車のモーターのうなりに耳を傾けながら、つい私はつぶやいた。

すると、隣駅手前のカーブを曲がる前にある三輪線とかつての武甲線の分岐点を一心不乱に眺めていた子どもが耳ざとく聞きつけて、大人なのに変なことを言うなあという顔で言った。

「ひゃくいちけいじゃないよ」

あ、そうだよね。でも秩父鉄道1000系は、むかあしむかし「国鉄101系」っていったんだよ。私が子どものころは国鉄鶴見線や南武線、武蔵野線を走っていたのさ。 

そういうと子どもはなるほど、という顔をした。ああ、子どもにまた余計なことを教えちまった……。

2010年11月18日木曜日

【東武東上線帰宅途上鉄】8111編成に乗る

写真は別の日に遭遇した8111編成

■コートの季節に起きた出会い
今年も冬物のコートが必要な時期になった。秋も終わりつつあり冬が顔を覗かせている。枯れ葉をさくさくと踏み鳴らしながら雑木林を歩くのは、こうして秋の終わりだとなんだか楽しい気持ちになる。

今年はなかなか寒くならなかったから横着をしてしまい、ようやく冬物のスーツに袖を通したばかりで油断をしていた。すると、冬にいつも気に入って着ていたコートが傷んでいるのに気づいた。しかたなく会社帰りに池袋の東武百貨店に行った。

その帰り、ぼんやり一階に降りて東上線ホームに目をやった。東上線に唯一残る8000系原型顔の8111編成がいたりして。ははは、まさかね。

止まっている8000系にはこう数字が打たれていた。

8111

はちいち……11? 

ほらー。ほんとうに原型顔編成だ! こういうときの勘はたいてい当たるんだよ。