2018年9月2日日曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】「ウサギ号(ラビットカー復刻塗装編成)」に乗った 近鉄南大阪線沿線滞在記 その2


■「ウサギ号」とつぜん現る
(前回までのあらすじ)近鉄南大阪線沿線の病院に長期滞在することになった「私」(筆者)は、ある日線路沿いでオレンジバーミリオンに白帯を締めた「復刻ラビットカー編成」である6020系電車6051編成(C51)に出会い、衝撃を受けた。

2018年9月1日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】「ウサギ号(ラビットカー復刻塗装編成)」を追え! 近鉄南大阪線沿線滞在記 その1


■クマゼミの鳴くころに、「ウサギ号」に出会う
梅雨明けのころのことだ。連日とても蒸し暑い。日の出にころに鳴いていたクマゼミたちは、7時を過ぎるとさらに鳴き声を大きくする。アブラゼミのような騒々しさはなくても、暑さをより強く感じさせるかのようだ。

2018年8月31日金曜日

【ごあいさつ】Salut! Saliut! + PLUS再開のおしらせ


ここしばらくのあいだ、口ぐせのように「どこか遠くに行ってみたい」と言い続けていた。すると、それが思わぬかたちで実現するとは思ってもみなかった。希望は言い続けるべきということか。

2018年5月10日木曜日

【2011年9月】武州荒木にて、チョコバナナ1007編成を見る


■季節の美しい移ろいを見ながら
 少し前までだいぶ淡かった木々の緑も日毎に濃くなっていく。空が青いとその緑がよく映える。そして、日の入りもどんどん遅くなりつつある。窓の外を見るたびに、こうした美しい季節の移ろいをもっと味わいたくて、しばし落ち込む。Topical steroid withdrawal syndrome(以下、TSWSと略)(アメリカ人が最近いうところのRed Skin Syndrome)を耐えるために自宅にいるからさ。もう少し症状が落ち着けば、見た目が悪くても外出するのだけどなあ。どうも安定しないと、いろいろ落ち着いてものを考えにくい。

 そこで、あいまに過去フォルダをさぐって、以前のTSWSのときに「リハビリ鉄」をしていたころの写真などを眺めている。そういう理由から、旧ブログから移行していない2011年9月の記事をふたたび加筆訂正してお目にかけたい。秩父鉄道1000系電車(それもチョコバナナ塗装)をふと見たくなったことと、この日は空が真っ青だったことをよく覚えているからだ。

2018年4月2日月曜日

【西武多摩湖線1986年】西武351系電車355編成のこと

西武351系電車355編成(1986年4月、以下同じ)

■萩山を通るたびに思い出すのは
小平で西武拝島線の列車に乗り換えて萩山に着くと、いまでもつい気にしてしまうのは1番線にいる多摩湖線の電車のこと。「今日はなにが停まっているかなあ」と思って1番線を観察する。それはもちろん、私のヲタ気質のなせるわざによる。というのも、多摩湖線には私の子どものころから中年真っ盛りのいまになっても、たいていは本線系統では見られなくなったやや古い電車が、代替わりしながら用いられているからだ。

2018年3月31日土曜日

【西武多摩湖線撮影記事】散りゆく夜桜を見ながら。多摩湖線カラバリ編成3本現る


■色が変わるだけで好きになる「チョロい客」ふたたび多摩湖線へ
先日、あれこれとかわいげのないことを書いたくせに、2日後の日没頃にふたたび西武多摩湖線のあの駅を見渡すことができる場所を訪れた。先日は日没で去ってしまったので、薄暮の頃のようすも見たくなったからだ。駅構内のソメイヨシノもそろそろ散り始めているだろうから、と。

この日は東村山と立川を結ぶバスに乗って着いたので、列車の運用がわからないままだった。ところが、バスから下車して歩いているときに見かけた西武遊園地行きに充当されていたのは、西武線内に唯一残された黄色い塗装のままの新101系電車である牽引車代用の263編成だった。いちばん撮りたいのが走っている! そう思ってほんの少しだけ気持ちが熱くなった。

2018年3月28日水曜日

【西武多摩湖線撮影記事】これはいずっぱこではない……復活黄色ツートン249編成を撮る

あ、イエローパラダイストレイン!? いずっぱこ?

■春が来て黄色い電車がツートンカラーに
家にこもって溜め込んだ仕事を進めていたり、体調を崩したりしているあいだに、いつのまにか、ほんとうにいつのまにか春になっていた。ちょっと前に雪がふらなかったっけ……。今日なんて日中の気温が20℃近くあり、ソメイヨシノが満開なんですけど……。

だから私は、西武多摩湖線に充当されている新101系ワンマン車のうち249編成が、黄色とベージュ色のツートンカラーに塗装され、3月24日から多摩湖線を走っていることをまったく知らなかった。Twitterで流れてきて腰を抜かしたぜ。

2018年3月25日日曜日

【キヤノンEFレンズのお話】キヤノンEF50mm F1.8 STMが楽しい


■EF50mm F1.8 STM、イイね!

昨年から今年にかけて使う機会があったいくつかのカメラのなかで、とても好ましく思ったもののひとつはキヤノンEOS 6D Mark IIとEF50mm F1.8 STMの組み合わせだ。35mmフルサイズセンサーを搭載したEOS 6D Mark IIはフルサイズ機としてはコンパクトだ。けれど、いまの高性能なズームレンズと組み合わせると、どうしても大柄になる。

そこで、EF50mm F1.8 IIを組み合わせてみると、そのたたずまいが好ましく思えた。おでこの曲線との組み合わせかなあ。

2018年3月21日水曜日

【チラシの裏】缶詰仕事をしながら

アンタだれ。いったいなにさ

■産みの苦しみというとカッコいいけどな
 いまもまた、あれこれと書く仕事とそれをまとめる仕事に追い込まれている。原稿書きと編集作業が山積みだ。依頼はほんとうにありがたいので、そこに文句をつけているのでは毛頭ない。だからこの状況は、より正確にいうと自分で自分を追い込んでいるというべきか。あえていえば、小説家や漫画家が締め切り前にこもって仕事をする「缶詰」といったところ。そういうとカッコつけすぎだなあ。そこで、SNSなどもほとんど放置状態だ。無愛想ですみません。うんざりさせられたり、不愉快さにわずらわされずに仕事をしたいから、いまだけはわがままをゆるしてもらえたらありがたい。もちろん、業務上必要な連絡はきちんと受けるので。忙しいアピールとか「俺を可愛そうだと思え」などと同情を引く繊細チンピラなモラルハラスメント的メソッドではない。そういうものにもうんざりさせられているのだし。

2018年3月15日木曜日

【チラシの裏】なにげないフィルムの値段がF2アニキを傷つけた


■F2アニキ覚醒
 急ぎの原稿書きと編集作業に追われていて、自分のための撮影とか趣味の撮影もしないでいたせいか、少し気分転換をしたくなった。急を要する仕事をおおかた済ませたある日、棚にあったニコンF2アイレベルを外に持ち出した。

2018年3月9日金曜日

【チラシの裏】春祭りが終わった


さる3月1日(木曜日)から4日(日曜日)までパシフィコ横浜で行われていた「カメラと写真映像のワールドプレミアショー」こと「CP+2018」。今年も筆者はお仕事を拝命したので、行ってきた。セミナー講師ではなくて、取材するお仕事ね。