2015年3月15日日曜日

【西武多摩湖線新101系263編成撮影記事】黄色い西武電車、イイネ!


■萩山の黄色いあいつ
前日のエントリーでは、西武多摩湖線新101系263編成のようすをお伝えした。時系列順には逆になるが、日没前に萩山で電留線に行き来するところを観察していたとは、前記のとおり。以前から何度もお目にかけたような、あいかわらずの同じ写真ではあるがお目にかけようと思う。


このとき、私は新宿線久米川から多摩湖線八坂まで歩いていた。沿線をご存知のかた、もしくは西武鉄道にくわしいかたであれば、この一帯が旧西武鉄道と旧箱根土地系列の旧多摩湖鉄道(旧武蔵野鉄道と合併)による競争により、わずかなエリアでも駅が近接していること、多摩湖線と国分寺線が交差しながら駅がない(八坂から200メートルほどのところで立体交差する)ということはご存知なのではないか。じっさい、久米川と八坂、あるいは八坂と小川、あるいは八坂と萩山はとても近い。徒歩連絡は容易だ。

まったく記憶にはないが、幼少の頃に私はこのあたりに住んでいたそうで、幼児の私は親に連れられてこの一帯を散歩していたのだそうだ。幼児連れで散歩できる程度の距離ということも、その各駅間の短さを示す一例といっていいだろう。

ほんとうは乗るだけで、撮るつもりはなかった。ところが八坂の手前まで来たところで、国分寺行きの263編成を目の前を走っていくのを目にして気が変わった。そこでそのまま待つのではなく、念のため萩山まで行ってみたら、電留線に引き上げるところを見たというわけだ。




■236編成がいるだけで「昭和の西武鉄道」の雰囲気に
そこから1時間ほどホーム端で待った。そのあいだ、多摩湖北線西武遊園地方面へは国分寺からではなく新宿線からの直通が下っていった。もう数が増えすぎて数える気をなくした笑電と、新2000系+2000系初期車2連だ。「ちょい古電車好き」には2000系初期車2連はほんとうに萌えますなあ(意味不明)。263編成とならぶと、昭和の西武鉄道という雰囲気だ。

けっきょく、私は西武鉄道には、幼少期の思い出とでもいおうか、「変わらなさ」を見出すことが好きなのだろう。まあいいやあ。



3月半ばの夕方のホーム端は風が冷たかった。けれど、残照のなかをしずしずと走りだす263編成はやっぱりカッコよかった。

■白くないほうがいいなあ
やっぱり……多摩湖線と多摩川線の電車も黄色になってくれないかな。せめて白に何か(お子さまの絵以外のもの希望)が入ればいいのに。いっそのこと、台湾鉄路管理局との「包括的事業連携に関する有効協定」締結記念ラッピングなどはいかがだろう。

【撮影データ】Nikon D2X・AI Nikkor ED 180mm F2.8S・RAW