2019年9月16日月曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】JR和歌山線・桜井線105系撮影記 香芝にて


■近鉄下田→香芝は歩いてすぐ
鉄南大阪線で汎用特急車16000系16007編成(Y07)を追いかけ回した日の午後は、JR105系電車を写したくて大和地方に行くつもりでいた。

いつもは近鉄橿原(かしはら)線八木西口(やぎにしぐち)に行ってから桜井線(万葉まほろば線)畝傍(うねび)まで歩くルートを多用している。だが、ときには少しは変えてみようと思って桜井線と和歌山線沿線の地図を眺めていて、高田から王寺にかけての和歌山線王寺口で近鉄との立体交差があることを思い出した。そういえば、JR五位堂という駅があるけれど、近鉄の五位堂とは近くないのだろうか……。などと思って地図を見ていたら、近鉄大阪線の近鉄下田と和歌山線香芝(かしば)は徒歩連絡が可能であることがわかった。

そんなことを考えて、つぎに近鉄大阪線にはどうやって乗り換えるかを考えた。松原市の滞在先から大阪阿部野橋に出て大阪上本町(おおさかうえほんまち)に出るのは、それがいちばん正解かもしれないけれど、正直言うとあまりおもしろくないなあ。

道明寺で近鉄道明寺線に乗り換えて、柏原で堅下(かたしも)まで歩く方法もある。あるいは道明寺線柏原南口から大阪線安堂まで歩くとか。これらがほんとうは正解かもしれなかった。南大阪線高田市から和歌山線・桜井線高田まで行くのもまえに試したことがあるし、この経路では近鉄大阪線に乗らないことになる。けれど、私が興味を引かれたのは、南大阪線二上山(にじょうざん)と大阪線二上(にじょう)だ。地図上で見ると、ふたつの近鉄の路線が近づいて見えておもしろそうだった。二上山で降りてみたかったというのもある。

南大阪線二上山で降りてみて、歩き始める。郊外の住宅地という感じで特筆すべきものはとくにないかもしれないけれど、丘陵の上に住宅地が並ぶ感じはおもしろい。そして、大阪線二上駅はあっけないほどすぐだった。

でもですね……大阪線はガンガン電車が走っているだろ! と思っていたらあれあれあれ。優等列車が多くて昼間は二上駅をほとんどの列車が通過してしまうのですな。そういう意味では、高田市→高田のほうがよかったかな。冷房の効いている待合室でけっこう待った。そのくせ、次の近鉄下田で降りるのだ。駅間距離は1.6キロなら、蒸し暑くない季節なら歩いたほうが早かった。

近鉄下田から和歌山線香芝はあっというまで、駅前の大きな神社を見ながら右折して突き当りの踏切がすぐに和歌山線だ。私以外にも乗り換えているひとたちがいる。それにしても、近鉄の駅はふつうの町中の駅というふうに近代化されているのに、JR駅はみな「ローカル線の駅」のままだなあ。近鉄の駅にはどこも待合室に冷房があるけれど、JR駅にはそんな期待はできない。まあね。そんなふうに皮肉にも「取り残されて」古びてしまった105系電車を写しに来ているのだから、文句は言うまい。

王寺方の踏切まで行ってみると香芝駅が一望できた。近鉄大阪線との立体交差をくぐってやってくる列車が駅に停まり、そうして発車して迫ってくる姿を見ることができる。まず遭遇した15時50分発奈良行き(560S 王寺15:39〜高田15:56→高田16:13〜奈良17:01)は105系。そして16時11分王寺行き(557S 奈良15:15〜高田16:03→高田16:04〜王寺16:21)はいつも桜井線畝傍から和歌山線王寺まで乗っている列車のはずだから……と考えていたら、思っていたとおりに105系!




そうなると対向する16時17分着同18分発五条行きは、3月まで117系でこちらもよく乗っていた列車だ(473M 王寺16:07〜五条17:04 )。さきほどの105系557Sと志都美で交換してくるあれだ。したがって、こちらは227系なり。

■近鉄の列車とタイミングはなかなかあわない
香芝駅のホームに入ってホーム端に立った。近鉄大阪線の立体交差が見える。列車種別も多くて本数が多い近鉄に比べて、和歌山線のほうは本数がアレなので、双方の列車が同時に見えることはないだろうなあ、と考えながら見ていた。近鉄の八木西口で近鉄の列車から上を走る桜井線の列車が見えたことはいちどくらいだし、このJR五位堂〜香芝を走る和歌山線の車内から近鉄の列車を見たこともない気がするもんなあ。あ、ぎりぎりのタイミングで両方写ったぞ。





■王寺まで乗って今日もおしまい
なるほど、香芝あたりはこんな感じなんだな。駅間には田畑はそれなりにある。けれど、駅周辺はふつうの郊外の町だ。香芝や近鉄の五位堂なんかは住宅地だものね。やっぱり、上信電鉄を富岡市内で撮るとか、秩父鉄道を秩父市内でねらうのに似ていて……超望遠でも使えばどこでも撮れるけれど、けっこう考えないと難しい。それに蒸し暑いし曇りだし……などと、根性のない筆者はもう撤退であるよ。滞在先の門限でもあるからな。やって来たパンダ顔105系の16時26分発王寺行き(456M 和歌山13:55〜王寺16:37)に乗ってしまった。

志都美で交換した奈良行き対向列車は105系。これはいつも王寺で発車シーンを見かける562S(王寺16:24〜高田16:40→高田16:44〜奈良17:30)だ。今日は霜取りパンタがある編成だった。



駅間まで頑張って歩くとそれなりに開けるんだけどなあ。駅周辺は住宅が建て込んでいるよね、やっぱり。それと、安全対策だからやむを得ないとはいえ、JR線は踏切の障害物検知センサーがめだつね。いい感じに開けているところでも、障害物検知センサーがめだつところに立っているところが多い気がする。



というわけで、王寺まで出た。筆者はむかし王子(東京都北区)に住んでいたので、スカイブルーの車体と「Oji」と書いてある駅名板を見るとちょっぴり懐かしくなる。あ、でも、沿線の駅員さんたちが発音するアクセントが「王寺」は標準語の「王子さま」(プリンス)と同じ発音で、東京の王子駅とはことなるみたいね。そしてとなり「三郷」は「みさと」ではなくて「さんごう」か。205系ではなくていまでも201系が走っていて、駅前を流れている川が江戸川ではなく大和川なのね。くっくっく。あずまびとの筆者はこのころ「笑いのツボがあまくなったんちゃう」「ちっともおもろないわ」などと言われていたから、おもしろくてたまらなかった。

【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark II/LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH. /LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH.  POWER O.I.S./LUMIX G VARIO 45-150mm F4.0-5.6 ASPH. MEGA O.I.S./Adobe Photoshop CC 2019