2015年6月24日水曜日
【チラシの裏】「旅情」を写真にするにはどうすればいいのか
「旅情」を絵にしたいと思い続けている。ではその「『旅情』とはどういうものか」については、先般のエントリーでも書いた。その定義をここではそのまま引用しよう。
世界の美しさをかいま見てしまい、だれかにそのことを伝えたくてたまらない気持ち。
この定義はそう誤っているとは思わないが、いささか気取り過ぎではある。スカしていると言われたらその通り。そこで、もう少し簡単にしてみれば、旅先で感じた「ああ、いいなあ」という気持ち、というところか。某SNSの「いいね!(Like!)」ほどに軽くはない。古典の教科書で習う「ぞ、なむ、や、か」のように「詠嘆」だ。昔の教科書にはこれらはこう書いてありませんでしたか。「よいことだなあ。よいことであるぞ」と。
2015年6月16日火曜日
【チラシの裏】路面電車の行き交う町にて
■路面電車が通り過ぎるのを見ながら
曲がり角に連柱のある古いビルが建っている。その曲がり角をときどき、中央駅行きの路面電車がやってくる。信号待ちで一時停止したあと、ゆっくり起動する際にチンチンと鐘を鳴らしてパンタグラフからばちばちとアークが飛び、大きな音があたりに響く。
そのようすをしばらく見ていた。くだんの古いビルの二階は喫茶店になっており、持ち込んだパソコンで作業をしていても、路面電車が来るたびに手がつい止まってしまうのだ。
2015年6月11日木曜日
【JRE185系PETIT撮影記事】「スワローあかぎ」にて
高崎線の特急列車は昨年(2014年)春のダイヤ改正で、使用車両が基本的には651系に置き換わったことは、ここにお越しになる方で鉄道趣味仲間の方にはご存知のとおり。わずかに、新宿発着の『スワローあかぎ』号には185系が充当され続けている。少し遅めの時間に都内に出る私は、しばしば朝の新宿行き2号や、夜の前橋行き13号を目にし、そのつど「なつかしい国鉄型車両のブロワ音」に耳をそばだて、乗ってみたいなあと思っていた。
毎日、高崎線で定期運用されていたころは、「しょせんは『新特急』」「なんとなく微妙」などと思っていたくせに。だが、斜めストライプ塗装が復刻しつつあることや、高崎線に限らず首都圏から国鉄型車両がみるみると数を減らしているのであれば、身勝手なもので気にはなる。
毎日、高崎線で定期運用されていたころは、「しょせんは『新特急』」「なんとなく微妙」などと思っていたくせに。だが、斜めストライプ塗装が復刻しつつあることや、高崎線に限らず首都圏から国鉄型車両がみるみると数を減らしているのであれば、身勝手なもので気にはなる。
2015年6月7日日曜日
【上毛電気鉄道デハ101撮影記事】「上州の野武士」今日も活躍
■上毛電気鉄道デハ101の送り込み回送列車を待つ
勾配の下のカーブを曲がってきた電車の茶色い車体が見えた。単行運転のデハ101号は加速をつけて結構な速度で勾配をかけ登ってくる。みるみるうちに近づいてきて、画面内に想定していたベストの位置にさしかかった。シャッターボタンにかける指にわずかに力がこもる。いっきに加速したデハ101は、あっというまに目の前を通過した。画面内に見えたのはほんの一瞬のようにも思えた。
2015年5月22日金曜日
【チラシの裏】日々の暮らしを描きつつ
このところ、ありがたいことに忙しいといえば忙しい。そのせいなのか、メンタルというよりもフィジカルのほうがいまひとつ調子がよくない。なんというのかなあ。だるさがぬけない。たくさん寝ているしよく食べているのに。
元気を少しでも出すためには、就寝前に編集者御用達のキューピーコーワゴールドを服用し、よけいに歩いて体温を高めて少し元気が出るという感じ。そう書くと、まるで副腎疲労かなにかなのだろうか。飲酒や入浴で体温を上げると、しばらくは調子がいいというあたりが、なんだかね。
2015年5月16日土曜日
【秩父鉄道撮影記事】少し前のことを、いささか感傷的に
■わくわく鉄道フェスタには行かなかったけど
2016年5月16日(土曜日)に秩父鉄道広瀬川原車両基地(熊谷工場)では、「わくわく鉄道フェスタ」(車両基地公開イベント)が行われた。雨がときどき混じるような天気は、このイベントではいささか珍しい。私は今回は自宅で仕事をしていたので欠席してしまった。いや、それは語弊があるな。仕事をしようと自宅にいながら、ずいぶんとのんびりしてしまったというべきか。
自宅でパソコンに向かいつつ、身が入らない仕事をしながらハードディスク内の写真を閲覧していてふと思いついてモノクロでRAW現像をしてみると、なんだかその作業がおもしろくなってしまった。
2015年5月15日金曜日
【上毛電気鉄道撮影記事】ニコンF3を目にして、京王3000系に思いを馳せる
■Nikon F3をさりげなく使うひとにあこがれる
昨日、打ち合わせに行ったエディトリアルデザイナーさんの事務所の本棚に、Ai Nikkor 50mm f/1.4SつきとおぼしきNikon F3が置かれているのを目にした。ボディ各部がはげ、ファインダー外装には軽い打ち身がある。長く使われたように見える。そのようすがとてもかっこよかった。
2015年5月12日火曜日
【秩父鉄道6000系撮影記事】急行リバイバル6003編成「秩父路」ヘッドマーク復活!
5月10日(日)も秩父鉄道沿線にいた。「元気いっぱいとは言いがたいときの重役出勤コース」という私の行動によくある、御花畑着がパレオ一本前というギリギリコースで、そうなると影森以遠でしか5001列車を撮影できない行動をこの日もした。要は、秩父に着いたのが正午だということ。やれやれ。
そして、5001列車を撮影した後に5002列車を影森登りで撮って、波久礼まで電車でワープしても、15時半頃だからいまの時期ならばまだまだ明るい。そこでデキ108とデキ105も運用入りしているのを見ていたので、荒川橋梁に行って行き交う列車を狙っていた。ところがどうも寒冷前線の影響か、とても夕方になるに従って冷えこんできた。河原にいたら寒くてたまらないのだ。着てきた上着のジッパーを閉めて、列車を待つ合間に必死で石切や足踏みをしても寒さは和らがない。
そこで、いつもならば日没後までしっかり居残るのに、その元気がなくなってしまい帰路につくことにした。その際に、ふとした思いつきで長瀞までひと駅上り、急行「秩父路」に乗ってみようかなと思い長瀞まで行き、急行券を買ってホームで待つ。遠くから、西武沿線住民に馴染み深いあのモーター音が聞こえてきて、ふと見ると。6003編成だよな、あれ……ヘッドマークが! リバイバル「秩父路」に戻ってる!
2015年5月11日月曜日
【秩父鉄道撮影記事】走れデキ108
■1両ずつ書くなんてさては
先日から、秩父鉄道の旧型電機のことを1両ずつ取り上げて書いているところを見ると、さてはお前ブログのネタに困っているな! と読者のみなさんは思っていらっしゃるだろう。半分あたりだけど、半分はずれ。アップするネタはあるけれど、どう書こうかと迷っているうちに月日が流れているだけだ。でも、ためらっていてはいけないね。
■デキ108たん☆
というわけで、3回に分けて書いているデキ100型のうち、松尾鉱業から来たひさしつきボディが渋いデキ108について今回は書こう。僚機デキ107とともに「秩父デキ派」に人気のある車両だと思う。画像検索をかけると冒頭の写真がヒットしてしまうもの。そして、デキ107が昨年度末に検査切れとともに退役したので、このひさしつきボディのデキはデキ108のみとなった。
■デキ108たん☆
というわけで、3回に分けて書いているデキ100型のうち、松尾鉱業から来たひさしつきボディが渋いデキ108について今回は書こう。僚機デキ107とともに「秩父デキ派」に人気のある車両だと思う。画像検索をかけると冒頭の写真がヒットしてしまうもの。そして、デキ107が昨年度末に検査切れとともに退役したので、このひさしつきボディのデキはデキ108のみとなった。
2015年5月10日日曜日
【秩父鉄道撮影記事】頑張れデキ105!
■秩鉄デキ100形には4つのカテゴリーがある
秩父鉄道で鉱石貨物列車の先頭に立つ日立製作所製D型電気機関車のうち、直流1,200Vから1,500Vへの昇圧時に導入されたデキ100形には、4タイプある。Wikipediaだと「3タイプ」とあるけれど、私は4つに分類したい。
うち、試作車でもありやや出力の小さいデキ101はすでに退役している。残りは、角形車体の102と103、少し丸みを帯びた104〜106、松尾鉱業よりやってきて、わずかに高出力でつらら切りが前面についた107、108に大別される。このうち、現役では秩鉄オリジナル車としては最古参の102と103については先日のエントリーにて書いた。
いっぽう、やや角に丸みを帯びた105はいまや運用入りしているのは1両のみであり、見かけるたびに私は心ときめく。1両しかないので、意外と遭遇できる機会が私にはない……と思っていたら、意外と多く遭遇できて妙な親近感を感じさせる。
いっぽう、やや角に丸みを帯びた105はいまや運用入りしているのは1両のみであり、見かけるたびに私は心ときめく。1両しかないので、意外と遭遇できる機会が私にはない……と思っていたら、意外と多く遭遇できて妙な親近感を感じさせる。
2015年5月6日水曜日
【秩父鉄道6000系6003編成撮影記事】急行『しばざくら』号HMをつけて
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