2021年5月24日月曜日

【西武狭山線撮影記事】新101系電車「黄色と赤電」の交換シーンを追う


■赤電同士が交換するならば
先日のエントリーでは、西武狭山線を走る新101系電車の赤電リバイバルカラー塗装の253編成と259編成が、野球開催日ではない平日夕方の運用についているようすをお伝えした。赤電同士で上下の列車交換をするところが見られるという話だ。

狭山線で午前中や野球開催日ではない平日夕方に、2編成の新101系電車が固定運用ではなく用いられるようだということは、ほかの組み合わせももちろんありえる。たとえば、牽引車代用の黄色い263編成と2本のどちらかの赤電塗装の編成、もしくは263編成と伊豆箱根鉄道塗装の編成ということも。ただし、ダイヤ改正後に小手指に異動した新101系電車のうち、263編成はほかの編成が増えてからは稼働率がそう高くはない。

2021年5月13日木曜日

【西武狭山線撮影記事】狭山線を走る赤電塗装の2本の新101系電車を追う


■「狭山線を走る赤電」が具現化した
私が西武狭山線を走る列車を撮っているのはせいぜいここ15年のうちわずかな期間でしかない。だから、それ以前に姿を消していた赤とベージュのツートンカラーの旧型電車(いわゆる赤電)が狭山線を走る姿は写真にできなかった。幼いころに乗ったことがあるだけだ。

けれど、狭山線沿線を歩くたびに、1980年代(昭和50年代)には姿を消した赤電塗装の電車が狭山線を走る姿を目にしたいと思っていた。住宅地のなかに敷かれた単線を走るようすが似合うと思っていたからだ。だから、2021年3月のダイヤ改正で多摩湖線用の新101系電車が小手指車両基地に転属して、赤電塗装の259編成も狭山線運用に用いられるようになって、とてもうれしく思っていた。多摩湖線でさんざん写したけれど、それはそれだ。

2021年5月11日火曜日

【西武狭山線撮影記事】西武池袋線を新101系電車がほぼ毎日のように走る件


■西武狭山線用の新101系4編成のこと
さる2月から西武狭山線には新101系電車が運用入りしていることはすでに何度か記事にした。2月に入って牽引車代用の263編成が運用開始したのを皮切りに、多摩湖線用に玉川上水車両基地に所属していたそのほかの新101系電車が少しずつ小手指車両基地へ異動してきて、3月のダイヤ改正以降は小手指に4編成が所属して狭山線運用についている。

2021年5月7日金曜日

【川越線撮影記事】川越線入間川橋梁にてたそがれ


■今度は下流方向へサイクリング
八高線入間川橋梁へ自転車で向かった翌日も風のそう強くない日だった。そこでやはり午後遅くに自宅を出て入間川に出て、こんどは下流方向を目指した。

やっているのはサイクリングなのに、どういうわけか宇多田ヒカルの『traveling』、それも椎名林檎がライブでカバーしているバージョン(リンク先はYouTube)を思い出して脳内ヘビーローテーションをしながら自転車を進めた。音楽ナタリーの記事によれば2014年に行われたライブで歌ったらしい

いま思えば20世紀末から21世紀になるころにヒットした宇多田ヒカルも椎名林檎のどちらも、私は歌詞の中身にではなく、声とメロディにひたすら魅了されていたのだろうと思う。どちらにもはかなさと扇情的な感じがあるでしょう。

2021年5月5日水曜日

【八高線撮影記事】入間川橋梁でハレ切りしながらマニュアルフォーカスニッコールレンズを使う話


■カメラを持ってサイクリング
みなさんは連休をいかがお過ごしだろうか。今年の連休は東京首都圏では強風で荒れ模様になる日が多い。休みだからといってほいほい出かけたりせずに、あれがああなんだから家にいなさいよというメッセージかもしれない。まさか都知事がなにか細工をしたとか……おや誰か来たようだ……冗談だ。

筆者だってもちろん列車に乗ってどこか遠くへ旅をしたいさ。だが、昨今の情勢を鑑みて自宅近辺を絶賛警備するにとどめている。それでも、天気のよく風がそう強くない日の夕方に自転車でサイクリングロードを走ってきた。自転車といっても変速機能のないごくふつうのシティサイクル、いわゆる「ママチャリ」だ。だからせいぜい半径15キロメートル圏内の往復といったところだろうか。少しずつ距離を伸ばしていきたい。

2021年4月29日木曜日

【西武10000系電車】レッドアロークラシック10105編成が定期運用より離脱

2012年5月

■初代レッドアロー塗装の「レッドアロークラシック」の定期運用が終了
西武鉄道によると、西武新宿線で運用されていた10000系電車のうち、初代レッドアロー(5000系電車)がまとっていたアイボリーに赤い帯の塗装が施されている10105編成「レッドアロークラシック」(以下、RACと略)が、本日4月29日をもって定期運用から離脱(リンク先はPDFファイル)するという。同ニュースリリースによるとRACが走り始めたのは2011年11月からだから、9年半ほどその姿を目にできたということになる。5月中には臨時列車に用いられる(リンク先はPDFファイル)ともすでに発表されている。

2021年4月21日水曜日

【カメラ機材の話】「コンタックスメタルフードよ! 私は帰ってきた!」などといいながらDタイプAFマイクロニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着している話

AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D(右)+67/86リング+メタルフード4
AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(左)+55/68リング+メタルフード5

■コンタックスメタルフードをまたあれこれしているわけですよ
コンタックスメタルフードというものがある。以前数回ほど話題にしたあれのことだ。1974年から2005年まで京セラがカメラ事業を行なっていたころに、コンタックスのブランドネームで商品展開を行っていた。そのうち、カール・ツァイスブランドで35mm判RTSシリーズフィルム一眼レフ用のマニュアルフォーカス交換レンズ向けに用意されていた、金属製で組み換え可能な円筒形のねじ込み式レンズフードをここでは指す。

2021年4月11日日曜日

【上信電鉄撮影記事2016-2017】上信200形電車の思い出と写真のページネーションのこと


■上信電鉄にまた乗りに行きたくて
先週末にひさしぶりに上信電鉄の電車にたくさん乗ったのは、とても有意義だった。とくに精神衛生上の意義があった。もっとも、遠くまでローカル列車で揺られたいという気持ちはそれ以降にもつねに抑えがたくあるから、ちょっとしたガス抜きになったというくらいだろうか。先日の訪問の際には曇り空で小雨が降っていたので、明るく晴れた日にまた訪問して沿線の山々の淡い新緑の木々を見たい。列車に乗りたいし、好ましい場所があればそれは絵にしたい。

これは鉄道車両を本気で撮りたいというのとは少々ことなる。行けばもちろん撮るだろうけれど……。どちらかというと、列車のある好ましい風景を眺めたいし、それをつけることができれば写したい、という感じ。自分にとっては、上信電鉄沿線には好ましい情景を見つけることができるから好きなのだ。いずれにせよ、何度出かけてもすぐにまた訪問したくなってしまう。

2021年4月8日木曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行 雨の夜桜撮影


■雨脚がますます強くなった
里山の春の風景を見たくて上信電鉄沿線を訪ねた日の夕方のことだ。日没ごろの終点近い駅にいると天気予報のとおりに雨脚が強まってきた。それに耐えるのも飽きたので、あたりが完全に暗くなるまえに上り列車に乗った。上り列車からはあちこちで散りつつあるサクラを見かけて、そのつど後ろ髪引かれる思いになる。でもそういう気持ちをこらえて、往路に目星をつけておいた駅で降りた。

2021年4月6日火曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行 里山の駅にて続編


■翌日にもういちど出かけた
どうしても遠くに行きたくなって上信電鉄の終点に近い駅に出かけた日の翌日は曇り空で、天気予報では夕方から雨が降ると報じられていた。それなのに、前日に見た散り始める直前だったソメイヨシノのようすが気になり、さらには列車から見ていてほかにもまだ訪ねてみたくなった場所があったので、翌日にもふたたび上信電鉄に乗ってしまった。沿線の人出が少ないことを知ったら欲が出たのだ。前日にも高崎に泊まろうかと考えたものの、夜には在宅しないといけない用事があったので帰宅したのだ。

2021年4月5日月曜日

【上信電鉄撮影記事】上信電鉄沿線観桜紀行 里山の駅にて


■山のなかに咲くサクラをどうしても見たくなった
3月末に、自宅周辺のサクラの名所でもなんでもないところで咲くソメイヨシノの花を数日かけてあれこれと写した。それでもう満足していたつもりでいた。

ところが昨年冬から続くあれがこうなる前より、私自身は体調不良で療養する期間が長かったために、ここ数年来は自宅周辺で過ごすことが多い。どんなものごとにも慣れることができるとはいえ、遠出しない暮らしにもさすがにあきた。私自身がすっかり元気になったいまはなおさら、どこか少しは遠いところまで列車に揺られたい。できればこの時期特有の、淡い緑の山々のなかにところどころでヤマザクラやソメイヨシノが咲いているような、里山の景色を見たくなったのだ。