八高線が好きだといいながら、どういうわけか明覚に来たことがなかった筆者。だが、降り立ったのは曇りの日の夕方だ。印象的な絵にしづらく叙情を描きにくい光線状態であることは承知のうえで来たものの、曇り空だけはどうしようもない。そこで、電灯が点り始めるであろう薄暮を待った。
2021年7月11日日曜日
2021年7月7日水曜日
【八高線撮影記事】明覚駅までのプチ旅
■八高線キハ110系列にどうしても乗りたくなった
このところ八高線の八王子〜高麗川の電化区間(もしくは八高南線)、あるいは直通運転をする川越線川越〜高麗川の列車に乗ったり、ときには写しているうちに、どうしても八高線非電化区間の列車に乗りたくなった。そこで、あれこれと見ていて目にしたときがわ町にある明覚駅まで行くことにした。
2021年7月2日金曜日
【八高線撮影記事】金子駅とAPS-Cサイズセンサーカメラの恩恵
八高線金子駅に降りた日の話の続きだ。まず下り方の桂川街道踏切で列車を待った。だが、以前にも似た写真を撮っているのでおもしろくない。そこで、上り方の東逃水踏切に回った。自動車はときおり通るものの大型車は通行できないので、桂川街道踏切よりものんびりできる。
Nikon D7200に300mmを装着して450mm相当で駅を見ると、勾配が圧縮効果で強調されるのはいい感じだ。背景に空が入らないところも、曇りの日ならばなおいい。もし跨線橋を画面に配置するならば200mm相当から300mm相当くらいがいい。曇りの日はそういうわけで望遠レンズのほうが絵にしやすい。白い空は画面に入れていいことが少しもない。もちろん、写真の用途によるので、あくまでも「私には」だ。
2021年7月1日木曜日
【八高線撮影記事】八高線「梅雨の電車散歩」と加治丘陵
■今年もまた川越線・八高線電車散歩
梅雨だから仕方がないものの、降雨の予報があると自転車で遠出しづらいと前回書いた。そこでまた、余暇の時間には川越線・八高線の電車に乗って「電車散歩」をすることにした。鉄道をじっさいに目にして、乗っていないとどうしても私は「鉄道のどこが好きなのか」「どういう絵にしたいのか」という勘が鈍るからだ。
どういう絵を撮りたいのかという自分の視点を忘れてしまっては、写真にならないもの。それに列車に揺られて車窓を流れる風景を見ていると、気持ちがまぎれるしね。
2021年6月27日日曜日
【八高線1990年代】日中閑散時間帯のキハ2連とコダクロームへの愛憎
■梅雨で自転車に乗れない
梅雨入りしてから自転車の乗ることもしづらい日々が続いている。雨が降ることがあきらかにわかるなら、どうしても自転車に乗るのは避けてしまう。そこで、家の片づけをしていたところ、どこに収納したかを忘れていたリバーサルフィルムを見つけた。先日も1990年代の写真をお見せしたのはそういうわけだ。今回は1992(平成4)年9月の入間川橋梁の写真が出てきたので、お目にかけたい。
この日は大学の夏休みの終わりごろのはずで、友人と連れ立って午後遅くに西武池袋線元加治駅を降りて八高線の入間川橋梁まで歩いた。そのさいに、八高線に転属してきた相模線色のキハ3026にたまたま遭遇して写した。そのときの写真はすでに2015年7月15日づけのブログ記事でお目にかけた。ところがその前後の写真のことは撮影した本人がすっかり忘れていた。それをひさしぶりに見ておどろいたのは、日中閑散時間帯に2両編成が走っていたということ。そこで、再掲載のカットを含めてあらためてスキャンした。
2021年6月21日月曜日
【レンズフードの話】第六次レンズフード戦争「塹壕戦」に突入か。直径72mmのニコンゼラチンフィルターホルダーAF-2をどう使うべきか【2021年7月15日加筆訂正】
ニコンゼラチンフィルターホルダーAF-2は ⌀72mmのレンズ用 |
■⌀72mm用のニコンゼラチンフィルターホルダーAF-2
先日のエントリーでは、ニコン旧製品の⌀52mm用ゼラチンフィルターホルダーAF-1の話をした。その文中で筆者は「AF-1とAF-2のセットをそれぞれレンズフードつきでワンコイン」で入手したと書いた。そこで、今回はAF-2のほうについて書いてみよう。
2021年6月15日火曜日
【JR八高線1990年10月】非電化時代の八高線拝島駅にて
むかしから夜の駅には、いつもなんともいえない旅情を感じる。だから用もないのに出かけることが多い。列車を見に行くというよりも、夜の駅の雰囲気を見に行くというほうが自分にはより正確かもしれない。見慣れた地元の駅でさえも、夜になると雰囲気が変わるように思えて興味深い。
そして夜の駅ではチェーホフの『犬を連れた奥さん』の一節をいつも思い出す。主人公が旅先のヤルタで出会ってともに過ごした女性を見送ったシーンのことだ。このひとたちはいわゆるダブル不倫なのはまったく感心しないけどね。
2021年6月14日月曜日
【八高線キハ110系列PETIT撮影記事】高麗川でキハ110系列を観察していて気づいたこと
■日没直後の高麗川駅に降りた
白い曇り空が広がる日曜日の午後に、退屈して八高線に乗った。八高線といっても電化区間であり運転本数の多い八王子〜高麗川の「八高南線」と、直通運転をする川越線川越〜高麗川にばかり私は乗っている。高麗川〜倉賀野の八高線非電化区間(通称「八高北線」)を走るディーゼルカーに乗りたいなあといつもいつも思いながら、その非電化区間には乗らないで帰宅してしまうことが多い。非電化区間に乗りたいのは、遠くに行きたい気持ちが少しだけまぎれるから。そりゃあ、私だって八高線を乗り継いで高崎や前橋にだって行きたいさ。
2021年6月11日金曜日
【JR209系3100番代ハエ71・ハエ72撮影記事】入間川を渡りながら……209系電車3100番代今日も力走中
昨年の春から夏にかけて、私は八高線・川越線を走る209系電車3100番代を思い出しては追いかけていた。209系3100番代は2019年秋にいちど運用離脱したものの、その後運用に復帰した。2021年6月現在でもいまだにハエ71(カワ71)およびハエ72(カワ72)の2編成とも走っている。少なくともどちらかが走っている日が多いようだ。所用で乗った際に、なんども見かけて「おや」と思っていた。
いまでも思い出しては八高線や川越線の沿線に行ったときに、運用がうまく合えば撮っている。もちろん、いまでもまだあれがああだから、いくら近隣とはいえいろいろと気にしながらだから、撮影頻度はそう多くはない。そして、古いレンズで逆光でも撮りたいのでレンズフードを工夫しながらね。いや、逆光でばかり撮っているかも。
2021年6月6日日曜日
【レンズフードの話】第六次レンズフード戦争いよいよ勃発す! ニコンゼラチンフィルターホルダーAF-1で純正フードよりもフードの長さを長くする
■ゼラチンフィルターホルダーをキミは知っているか
ゼラチンフィルターホルダーというものがある。2021年のいまとなってはほぼ過去形で「かつてあった」という言い方をしてもよいだろうか。カメラメーカー各社からも純正アクセサリーとして販売されていた。
2021年6月現在のいまでは、新品で入手可能なカメラメーカー製のものはおそらくニコン製のみで、お店によってはもしかしたら店頭在庫があるというところだろうか。製造はとうの昔に終了しているはずだ。
2021年5月31日月曜日
【ニッコールレンズとレンズフードの話】『閃光のAI Nikkor 50mm F1.8S』……AI Nikkor 50mm F1.8Sに有効かつ似合うレンズフードというものは存在するのだろうか
■大好きなAI Nikkor 50mm F1.8Sについて語りますよ
AI Nikkor 50mm F1.8S(1980年)のことは、このブログで何度も記事にしている。1980(昭和55)年に発売された、比較的薄型でコンパクトなサイズのマニュアルフォーカス標準レンズだ。いくつかのバージョンがあるが、私が所有しているものは最短撮影距離が0.45メートルで、ピントリングにラバーが巻かれている「国内版」だ。
レンズ構成:5群6枚
画角:46°
最短撮影距離:0.45m
質量:175g
最大径×長さ:63×27.5mm(先端よりバヨネット基準面までの長さ:36.5mm)
フィルター径:⌀52mm
初期出荷状態のこのレンズには、非AI方式のカメラの露出計に連動して開放測光を可能にする露出計連動爪は存在しない。だが、この個体は露出計連動爪つき絞り環に交換されている。かつて有料でそういう交換サービスが行われていたので、この個体はそれを利用して絞り環が交換されているものだ。
この状態で市場に出ているものはたいへんめずらしい。私はこの個体しか店頭で目にしたことはない。むしろ、露出計連動爪つき絞り環に交換済みであるからこそ購入したほどだ。
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