2014年4月29日火曜日

【上毛電鉄撮影記事】元井の頭線3000系活躍す


上毛電鉄を訪問したのははじめてだ。デハ101を見たくて出かけたのは先日のエントリーのとおりだけど、元京王井の頭線3000系である700型もいまとなると好ましく思えるようになってきたから。なにしろ、いま頑張って走っている古い電車は見てみたい。気になる昭和の電車がいつまでも走り続けるわけではない、ということはこの歳になればたくさんの経験を経て知った(苦笑)。「いつまでもあると思うな古い電車」である。


上毛電鉄が未踏の鉄道だったのは、高崎でさえなかなか行けない私には、前橋や桐生はもっと遠い存在だったから。それでも、デハ100型を含めた古い電車がいた頃はともかく、私が小学生のころに西武から譲渡されたクモハ351+クハ1411(上毛230型デハ230+クハ30)の凸凹編成が走るようになってからは、行きたいとずっと思っていた路線ではあった。西武球場前行き臨時電車に乗って野球の試合を見に行った行き返りに所沢の留置線で留置されているクモハ351+クハ1411を見たことがあり、当時の沿線在住小学生ならおそらくみんな持っていたであろうあのレオの野球帽を被った私は、その凸凹ぶりに驚き、後にそれが上毛電鉄に譲渡されたことを知って、ぜひ見たいと思っていたのだった。


それなのに、高校生になって鉄道趣味をいちど捨てたあいだに上毛電鉄に行った西武車は1990年に東武からの譲渡車に置き換えられてしまい、私は行く機会を逃してしまったのだった。本家である西武多摩湖線の351系も同じくらい長生きして1990年まで走っていたために、近場を優先したためでもある。多摩湖線の351系がなくなったなら上毛へ行こう! と思っていたのに、数ヶ月の差で姿を消すとは。


さて、おそまきながらの初訪問で見た元イノヘッド京王井の頭線3000系電車である上毛700型は、好ましい電車だった。地方私鉄にもステンレス車体の界磁チョッパ車やVVVF車が走り始めている 2014年にもなれば(そして私もアラフォーのオッサンになれば)抵抗制御のままの元京王3000系もいつのまにかなつかしい、味わいのある電車になっていた。 更新してパノラミック・ウインドウにならず湘南形デザインなのが好ましい。きっと西武沿線在住の私は湘南型が好きなのだ。中間車に増設した運転台もデザインが似せてあって、京王重機の器用な仕事には感心する。某テクノシステムなら平妻にサンパチ顔にしたにちがいな(以下略)。


そして、都市郊外を走る沿線の雰囲気も気に入った。秩父鉄道の皆野〜影森や武州荒木付近以外の北武区間、そして上信電鉄の高崎から根小屋あたりでも絵にできる人ならば楽しめるだろう。それなりに家が建て込んでいて、それをうまくかわして撮ることができるなら、ということ。そもそも、前橋も桐生も古くから織物で栄えた町なのだ。だから、西桐生の歴史のある駅舎もいい雰囲気だし、大胡の検修庫もとてもすてきだ。

玉川上水にて行われた西武351系さよなら撮影会(1990年6月)
ただね、JR前橋駅から中央前橋駅までのケヤキ並木のビル群の空室の多さと商店街のシャッター商店街ぶりには……実際に目にすると衝撃的だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿