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2020年10月2日金曜日

【ニッコールレンズの話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる 補遺


■コンタックスメタルフードが「さらに生えた」
かつての京セラ・コンタックス(またはヤシカ・コンタックス、略してヤシコンまたはY/C)RTSシリーズ用一眼レフカメラのカール・ツァイス*1交換レンズには、⌀86mmの円筒形で深さ(長さ)が5種類あるねじ込み式メタルフードおよび⌀82mmのW-1、レンズの何種類かのアタッチメントサイズに合わせた各種アダプターリングが用意されていた。そして、いくつか所有していたそれらのフードとアダプターリングを、用品メーカー製ステップアップリングを介してFマウントニッコールレンズにつけてみたら気に入ったという話を先日した。

そこでカメラ店で傷のある安価なコンタックスメタルフードとアダプターリングをさらにいくつか手に入れて、AI Nikkor 20mm f/2.8S、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(Special Edition)、AI Nikkor 85mm F1.4S、そしてAI Nikkor ED 180mm F2.8SおよびAI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-EDにあれこれとつけ替えて用いるようになったというところで、戦争は終結し世界には平和が訪れた。

2023年9月6日水曜日

【ニッコールレンズとコンタックスメタルフードの話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる 後日編 シーズン3 「コンタックスゼラチンフィルターホルダー」という病

Nikkor-S Auto 55mm F1.2にも
コンタックスゼラチンフィルターホルダーを装着した。
メタルフード4も似合う気がする

【サマリー】
「コンタックスメタルフード」とは、かつてのヤシカ/京セラが2005年までコンタックス(「CONTAX」とすべて大文字で記す)ブランドで販売していた高級フィルムカメラの交換レンズ用ねじこみ式金属製レンズフードのこと。そのうちでも、とくにRTSシリーズ35mm一眼レフ用に用意されていたメタルフードをおもに指す。質感に優れていて、各種リングと組み合わせて使うシステムフードだった。このシステムにはゼラチンフィルターホルダーもあった。これを各種Fマウントニッコールレンズに転用して筆者は楽しんでいた。SタイプAIニッコールレンズやDタイプAFニッコールレンズといった80年代から90年代のデザインならば似合うかと思ったからだ。そんなある日、1960年代のNikkor-S Auto 55mm F1.2に装着してみたら……南無三、セリヌンティウス。私を殴れ。

2020年8月29日土曜日

【カメラ機材のお話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる

コンタックスメタルフード4と67/86リングを
58mm-67mmステップアップリングを介して
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(Special Edition)に装着した

■「フード病」とは恐ろしい病気
3年前の春に「フード病」の話を書いた。レンズの描写性能ではなくレンズフードの格好のよさばかりに気をとらわれてしまい、その実用性ではなく外観を重要視するようになる病気のことだ。純正品が用意されているにもかかわらず外観が気に入らないと非純正品をわざわざ用いるケースや、重篤になると「フードが格好いいから」という理由でレンズを手に入れることさえある。ただし、純正フードの深さや効果に不具合があるからという実用性を考えて非純正製品を入手するのは、まったくもって健全なので安心してほしい。

繰り返しになるが、外観と質感などの非実用性にだけ心ひかれるようになったら、あかんやつや。もっとも重篤になると入手してもそのレンズフードを装着したレンズで写真を撮らないようになる。そうなると手遅れだ。そういう「口でしか写真を撮らない」罹患患者は少なくないけどな。さいわい私自身はあの記事を書いたあとにこのフード病からは回復していて、日常生活をふつうに送ることができていた。宇宙世紀の来たるべきあの日までは。

2021年4月21日水曜日

【カメラ機材の話】「コンタックスメタルフードよ! 私は帰ってきた!」などといいながらDタイプAFマイクロニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着している話

AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D(右)+67/86リング+メタルフード4
AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(左)+55/68リング+メタルフード5

■コンタックスメタルフードをまたあれこれしているわけですよ
コンタックスメタルフードというものがある。以前数回ほど話題にしたあれのことだ。1974年から2005年まで京セラがカメラ事業を行なっていたころに、コンタックスのブランドネームで商品展開を行っていた。そのうち、カール・ツァイスブランドで35mm判RTSシリーズフィルム一眼レフ用のマニュアルフォーカス交換レンズ向けに用意されていた、金属製で組み換え可能な円筒形のねじ込み式レンズフードをここでは指す。

2020年11月24日火曜日

【ニッコールレンズの話】自宅にて秋を愛でていて……第四次レンズフード戦争・ニッコールレンズの戦い勃発す!【11月25日追記】

78mmの長さのある⌀86mmの望遠用メタルフード。
前面にもねじが切ってあり
前後ともに同じ口径で連結可能なものは
なかなか手に入らない

■おうちで秋を楽しんでいたのです
東京首都圏でも木々が色づき落葉が進んでいる。夜間や早朝の気温の低さに秋が深まりつつあることを実感する。だが、連休期間中は遠出せずに自宅周辺であいかわらず過ごした。あれがああだからしかたないなあ。それに、連休初日以外は午後になると自宅のあるあたりは暗く曇ってしまった。県内でも秩父は午後も晴れていたそうだけど……土日に秩父に行くのはいまは私はガマンだ。

2021年11月24日水曜日

【ニッコールレンズとコンタックスメタルフードの話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる 後日編 「コンタックスゼラチンフィルターホルダー」をキミは知っているか

AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dに装着した
コンタックスメタルフード4+コンタックスゼラチンフィルターホルダー。
サードパーティ製62mm-67mmステップアップリングと62mmフィルター枠も併用

■コンタックスメタルフードは永遠に不滅です
昨年、あるいは今年このブログに書いたコンタックスメタルフード(ヤシカおよび京セラ時代のRTSシリーズカメラ用金属製システムレンズフード)関連のエントリーを、どうやら予想以上の多くの方に読んでいただいているようで、筆者はありがたく思いうれしさも感じつつ、おどろき困惑している。

いまとなってはそう注目されていない安価なコンタックスメタルフードを、ここぞとばかりに、諸君らにその存在やよさがバレていないうちに、ごっそりちょうだいしようという筆者の腹黒いたくらみが……価格が高騰してしまうと、調達しづらくなるではないか。みんな、見んな!

2022年8月18日木曜日

【ニッコールレンズとコンタックスメタルフードの話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる 後日編 シーズン2 「コンタックスゼラチンフィルターホルダー」を増やして草

コンタックスゼラチンフィルターホルダーセット。
RTSシリーズレンズユーザーではないので
元箱と説明書をはじめて目にした

■どこかで聞いたことのある台詞を考えついた
母さん、僕のあのゼラチンフィルターホルダー、どうしたんでせうね。ええ、秋、早稲田から東京女子医大方面へゆくみちで。コンタックスの聖地で買ったあのゼラチンフィルターホルダーですよ。

2021年6月21日月曜日

2020年11月28日土曜日

【ニッコールレンズの話】第四次レンズフード戦争・ニッコールレンズの戦い終戦か。AI Nikkor 85mm F1.4Sの斜光線対策を考えた

AI Nikkor 85mm F1.4Sに装着した
コンタックスメタルフード5+72/86リング。
内部に植毛紙を貼った

■所有するAI Nikkor 85mm F1.4Sは斜光線に弱かった
11月も終わりになり、東京首都圏の紅葉も見ごろを過ぎつつあるようだ。というのは、近隣の紅葉しか自分の目で見ていないから。「ようしらんけど」というやつ。

2020年8月7日金曜日

【ニッコールレンズのお話】AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)とAI Nikkor 50mm F1.8Sで簡易チャートを撮って絞り値による描写傾向を観察してみた話

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)とAI Nikkor 50mm F1.8S


■長い記事タイトルでお前ラノベかよ
以前のエントリーでも記したうっかり入手したAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)。そのなかで解像力チャートなどできちんと撮影したのではなく、いろいろと実際に撮影してみての印象論として、私が考えている描写傾向の話をした。YouTuberの「やってみた」か、あるいはラノベのような長いタイトルで、ふざけているように見えるかもしれない今回のエントリーでは、A3用紙にプリントした『たけくらべ』を撮ってみて、絞りごとの描写傾向をもう少しきちんと観察することにしよう。

照明が白熱灯色LEDである部屋で撮影していて、水平と垂直にはできるだけ注意は払っているものの正確には出せていないし、本格的な設備を用いているわけではない。あくまでも目安程度だと思ってもらいたい。

2021年6月6日日曜日

【レンズフードの話】第六次レンズフード戦争いよいよ勃発す! ニコンゼラチンフィルターホルダーAF-1で純正フードよりもフードの長さを長くする


■ゼラチンフィルターホルダーをキミは知っているか
ゼラチンフィルターホルダーというものがある。2021年のいまとなってはほぼ過去形で「かつてあった」という言い方をしてもよいだろうか。カメラメーカー各社からも純正アクセサリーとして販売されていた。

2021年6月現在のいまでは、新品で入手可能なカメラメーカー製のものはおそらくニコン製のみで、お店によってはもしかしたら店頭在庫があるというところだろうか。製造はとうの昔に終了しているはずだ。

2023年7月10日月曜日

【ニッコールレンズのお話】AI Nikkor 85mm F1.4Sで撮る薄暮の町

f2.8

■こんどはAI Nikkor 85mm F1.4Sを持ち歩いている
少し前のエントリーで、モノコートで非AI方式のままのNikkor-S Auto 55mm F1.2をNikon Dfに組み合わせて、絞り開放付近で薄暮のころに撮り歩くのが楽しいと書いた。

Dfボディとの重量や大きさのバランスが自分には非常に合うように思えたし、球面収差の過剰補正による絞り開放時のハイライト部分のにじみを使ってみたかった。

2020年11月20日金曜日

【ソビエトレンズ】第三次レンズフード決戦! Jupiter-9とJupiter-11の内面反射対策を敢行し悉く解決す!



■なぜか大本営発表ふうにレンズフードの話をする
ソ聯製望遠レンズ「木星九號」および「木星十一號」には電子式寫眞機で用ゐる際に、強力な斜光線のある状況下では内面反射を起こし、できあがつた寫眞の暗部にしまりが全然なくなるといふ問題が生じがちである。しかし本日榮光ある我が軍は特別行動隊を結成し、この内面反射問題を一掃せり。

2021年5月5日水曜日

【八高線撮影記事】入間川橋梁でハレ切りしながらマニュアルフォーカスニッコールレンズを使う話


■カメラを持ってサイクリング
みなさんは連休をいかがお過ごしだろうか。今年の連休は東京首都圏では強風で荒れ模様になる日が多い。休みだからといってほいほい出かけたりせずに、あれがああなんだから家にいなさいよというメッセージかもしれない。まさか都知事がなにか細工をしたとか……おや誰か来たようだ……冗談だ。

筆者だってもちろん列車に乗ってどこか遠くへ旅をしたいさ。だが、昨今の情勢を鑑みて自宅近辺を絶賛警備するにとどめている。それでも、天気のよく風がそう強くない日の夕方に自転車でサイクリングロードを走ってきた。自転車といっても変速機能のないごくふつうのシティサイクル、いわゆる「ママチャリ」だ。だからせいぜい半径15キロメートル圏内の往復といったところだろうか。少しずつ距離を伸ばしていきたい。

2021年12月8日水曜日

【ニッコールレンズの話】AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-EDとAI Nikkor ED 180mm F2.8Sは同じ焦点距離と開放F値を冠していても、描写が意外と大きくことなるのではないかと2021年12月になって気づいたという話


■師走になってしまいましたね
気がついたら、いや、もちろんとっくに気づいてはいたけれど、2021年の年末になっていた。まったくもう、びっくりしちゃうね。そんな時候のあいさつはともかくとして、このところ私は自宅周辺で紅葉の風景を撮っていた。「こうよう、葉っぱがよう、赤や黄色に輝いているのがよう、すげえいいんだぜ」などとダジャレを考えながら

2014年3月11日火曜日

【ソビエトカメラチラシの裏記事】Kiev中判カメラを記事にできない理由 その2


初期型のロゴが好き

■寝床でワシも考えた
前回のエントリーでくどくどくどくどと「Kiev中判カメラを記事化できないのは、私は好きすぎるから」「好きな理由は説明できない」「だからなおさら簡単には勧められない」そして、「とはいえ私の好きな道具なので、モノを知らない奴に貶されるのは不愉快だ」「ソ連やロシア文化圏を見下すひとには向かない(*1)」(←言ってないか)と、自己意識肥大すぎる文章をしたためた。

そのあと、一風呂浴びて床に就いてから「お勧めできない最大の理由」を思い出した。文章を書き終わってようやく思い出したところが、いかに私がKiev中判カメラに対して冷静ではないことがご理解いただけると思う。こうなっちゃいけないだろ、やっぱり。

2023年4月20日木曜日

【ニッコールレンズのお話】Nikkor-S Auto 55mm F1.2のこと


■最近のVoigtländer SLRシリーズレンズが魅力的に見える
コシナのVoigtländerシリーズレンズには魅力的なレンズが多い。2023年のいまとなっては、金属外装のマニュアルフォーカスレンズを国内で製造できる、もはや唯一の会社なのではないか。木下光学研究所もあるか……興和オプトロニクスnittoh(旧日東光学)もそうかも。栃木ニコンシグマキヤノン宇都宮工場パナソニック天童拠点(山形工場)富士フイルムオプティックスは「金属外装のマニュアルフォーカスレンズ」を作ることはできるのかな。