2019年8月12日月曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】雨のなかのモノローグ*。阪堺電車雨の日
■モ503があらわれた!
前回のエントリーでも書いたように、これからしばらくは筆者が6月上旬から8月中旬まで過ごした、大阪・松原市や堺市近隣の鉄道シーンのうち、とくに筆者にとって萌えるものを中心にお話ししていく。あらかじめ言っておくが、今年もまた近鉄は南大阪線系統が中心だし、南海も高野線と相互乗り入れをする泉北高速鉄道がおもだ。阪堺電気軌道も上町線が多い。筆者は乗りつぶし派ではなく、気に入った路線を何度も通うタイプだからだ。阪神や阪急、近鉄大阪線に乗らずして関西の私鉄を語るとはおこがましいと我ながら思う。したがって、できるだけ「大きな主語」を用いないようにするつもり。
2019年1月5日土曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その9.「御所(ごせ)にて」
■あけましておめでとうございます
親愛なる読者のみなさん、あけましておめでとうございます。本年もみなさんにご愛読いただけますように、記事を書いていけたらと思っています。
さて、昨年夏から断続的に記している「関西リハビリ鉄記事」が年をまたいでしまいました。もう少しだけおつきあいくださいますとうれしいです。
2019年1月12日土曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】もうひとつの「近鉄」こと近江鉄道訪問記 その1. ガチャコン800形電車に乗る
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手芸屋さんは移転して盛業中みたい。西友八日市店もまだあるのね |
■もうひとつの「近鉄」
「近鉄」とは「近畿日本鉄道」の略称だ。けれど、近畿地方にはもうひとつの「近鉄」がある……らしい。というのは、滋賀県の近江鉄道のことを自分はそう略さないから。Wikipediaでどこかの誰かが書いたようなにわか知識なのでアレだけど。というわけで、この夏に筆者が2ヶ月ほど大阪で療養生活を過ごした際に撮り歩いた「関西リハビリ鉄」記事も、近畿日本鉄道の電車の記事の次に近江鉄道の訪問記を記すことで、最終章とする。退院した日に帰京する際に、いままでやってみたかったルートで帰ることにした。それは、新大阪からいっきに新幹線で都内へ戻るのではなくて、米原まで寄り道してそこから新幹線に乗るということ。
2018年11月5日月曜日
【西武多摩湖線撮影記事】復刻赤電2本目、多摩湖線に登場!
■深まりゆく秋のなかで
10月末に行われる川越まつりが終わると、冷え込みが始める。とは、毎年のようにこのブログに書いているフレーズだ。川越まつりも終わり、とうとう11月になってしまった……というのが嘘偽らざる気持ちだ。みなさんは、秋の日々を楽しんでいらっしゃるだろうか。
2019年9月15日日曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】近鉄特急を追え! その3 Y07と「ウサたん」C51に再会
■「まだ撮られていない写真はどれだけあるの」
とつぜん思い出して、このところヴィクトル・ツォイ*の『かっこう(Кукушка)』という曲を繰り返し聴いている。長くなるとアレなのでその説明は巻末に飛ばす。その曲の「まだ書かれていない歌はどれだけあるの、かっこう。ねえ、歌って教えてよ(Песен еще ненаписанных, сколько? Скажи, кукушка, пропой.)」という歌い出しから連想するのですね。
「まだ撮られていない写真はどれだけあるの」
2018年9月5日水曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ その1.「103系で居眠りテツ」
2019年1月15日火曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】もうひとつの「近鉄」こと近江鉄道訪問記 最終回. 900形はイルカ?
2018年9月4日火曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ プロローグ「奈良はあまりにも遠し」
【はじめに】
■台風21号が直撃した近畿・四国のみなさん、どうぞお気をつけて
筆者はテレビを所有していないような人間だが、ネットで報道各社のニュースを見ることや、Twitter、各種SNSでニュース検索をする。台風21号が直撃した四国や近畿地方でのようすを拝見していると、つい先日まで自分がいたこともあり胸が痛む。どうぞ、みなさんお気をつけて。
■奈良へ行きたしと思へども奈良はあまりに遠し
関東地方在住の筆者にとって、京都や奈良は修学旅行や観光、あるいは出張でしか出かけたことがない場所だった。そもそも、大阪もふくめて関西にたいして腰が重かった。そして、正直いえば大人になっても寺社仏閣にまったく興味がわかない筆者は、寺社仏閣巡りをするつもりにまったくならないために、なおさら足が遠のいていた。自然や、寺社仏閣を詣でているひとたちを見るのは好きなのだけど。
2018年9月1日土曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】「ウサギ号(ラビットカー復刻塗装編成)」を追え! 近鉄南大阪線沿線滞在記 その1
■クマゼミの鳴くころに、「ウサギ号」に出会う
梅雨明けのころのことだ。連日とても蒸し暑い。日の出にころに鳴いていたクマゼミたちは、7時を過ぎるとさらに鳴き声を大きくする。アブラゼミのような騒々しさはなくても、暑さをより強く感じさせるかのようだ。
2018年10月26日金曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】道明寺線に萌え☆ その1 近鉄南大阪線沿線滞在記 その4
2018年11月21日水曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チン電でプチ旅 阪堺電気軌道沿線散歩 その4. 浜寺駅前についに到着
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天王寺駅前にモ501号車キター! |
■もう冬ではないですか
大阪のカメラのおっちゃん、というつもりで大阪に滞在していたころの写真をみなさんにお見せしている「関西リハビリ鉄記事」シリーズも、まだまだネタがある。ところが、帰宅後の「カメラおじさん」がうっかりしているあいだに、季節は確実にその歩みを速めていて、 窓の外にはもはや晩秋というべき風景が広がっている。あの木の最後の一葉がなくなったら……どころか、枯れ枝にクリスマスイルミネーションが這わされているようなていたらくだ。というわけで……と書くと、非論理的で大きく飛躍しているけれど、時の流れの速さにぼんやりしとったらあかんっちゅういいわけや。この「カメラのおっちゃん」がチン電の浜寺公園前にたどり着いた話を今日はやっとするで!
2018年10月27日土曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】道明寺線に萌え☆ その2 近鉄南大阪線沿線滞在記 その5
2019年8月12日月曜日
【ごあいさつ】Salut! Saliut! + PLUS 運転再開のおしらせ
■運転再開いたします
読者のみなさま、こんにちは。いつも、この草の根鉄ヲタブログをご愛読いただき、ありがとうございます。6月26日付けエントリーより「運転見合わせ」を行なっていた本ブログですが、本日8月12日より「運転再開」いたします。ご不便をおかけしたことを深くおわびいたします。
昨年の夏に療養のために滞在したところとおなじ、大阪・松原市の阪南中央病院に今年も行っておりました。今年は入院するつもりはありませんでしたし、昨年よりも滞在日数も多くなってしまい、業務関係のみなさんにはご迷惑をおかけしていろいろと申し訳ない思いです。
もちろん、楽しみにこのブログを訪れてくださるみなさんにも、心よりおわび申し上げます。
2018年9月11日火曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その1.「カメラのおっちゃん、おおいに迷う」
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柏原でまず上り201系電車に再会 |
■国鉄型電車撮影作戦発動
在阪期間中の私の目標のひとつは、奈良線を走るなつかしいうぐいす色の103系電車に乗り、撮ることだとはすでに書いた。同時に、もうひとつの国鉄型電車として、奈良〜高田の桜井線(万葉まほろば線)と王寺〜高田〜和歌山を結ぶ和歌山線を走る105系電車も来春より置き換えられるむねがJR西日本より公表されていることもあり、やはり乗って撮っておきたい。つまり、私にとって最大の目標は奈良県北部の訪問だったということ。
先日書いた、宇治で奈良線の電車を撮影した日は時系列順に書けば、じつは何度めかの「奈良県北部撮影作戦」だった。その1週間ほど前に桜井線と和歌山線にすでに乗っているからだ。今回はその日のことを書こう。
2018年9月2日日曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】「ウサギ号(ラビットカー復刻塗装編成)」に乗った 近鉄南大阪線沿線滞在記 その2
■「ウサギ号」とつぜん現る
(前回までのあらすじ)近鉄南大阪線沿線の病院に長期滞在することになった「私」(筆者)は、ある日線路沿いでオレンジバーミリオンに白帯を締めた「復刻ラビットカー編成」である6020系電車6051編成(C51)に出会い、衝撃を受けた。
2019年8月30日金曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】JR和歌山線・桜井線105系撮影記 227系1000番台ってのはこれか!
■畝傍で新車に遭遇して立ちすくむ
ひさしぶりに訪れた御所(ごせ)では上下の列車ともに見たかった105系電車に運よく遭遇できて、こりゃあ幸先がいいと私はほくそ笑んだ……いやちがうな。「ほくそ笑んだ」ではまるで悪事を働くようだから、「にっこりした」だ。そうして、曇り空でももっと105系電車を撮りためたいと思い、近鉄御所→尺土→橿原神宮前→八木西口と「近鉄ワープ」の術を使い、桜井線(万葉まほろば線)畝傍(うねび)までやってきた。尺土→高田市→徒歩連絡→高田でも桜井線に来られるけれど、蒸し暑いしさ。八木西口と畝傍は目と鼻の先だ。もっとも、御所で奈良行き列車を待って乗るのと比べても、畝傍への到着がそう早いわけではない。御所でずっと待っているのがいやだったから、というだけだ。
そうして、畝傍で桜井線の上下の交換を目にしたら和歌山行き(桜井線内547T 奈良12:37〜高田13:23→和歌山線内461T 高田13:28〜和歌山15:34)は105系だったのに、奈良行き(和歌山線内444T 和歌山10:50〜高田13:04→桜井線内550T 高田13:09〜奈良13:58)はついに227系電車1000番台でやってきた。こいつが新車かあ!
2019年9月14日土曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】JR和歌山線・桜井線105系撮影記 畝傍へ再訪
■二日続けて桜井線に行ってみると
首都圏は台風一過のあとで日ごとに涼しくなっていて、今日は私の住む郊外では夜間は冷房なしでも就寝できるくらいだ。こうして日ごとに秋めいていくところで、夏の盛りのことをなつかしく思い出すなんて、身勝手だと我ながら思う。
さて、7月中旬にJR桜井線(万葉まほろば線)の105系電車を撮りに行った話を続ける。じつは、二日間続けて畝傍まで出かけていた。ほら、言ってるでしょ。「カメラのおっちゃんはひつこい」って。そして、同じ時間の列車を観察して「227系電車は7月中旬の段階では運用が固定されている」ことを確認した。地元のみなさんはご存知だったでしょうけどねえ。
2019年11月6日水曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】令和を走る昭和の国電! JR奈良線103系撮影記事 その4 「椿井大塚山古墳にてアイン・ツヴァイ・ドライ!」
■椿井大塚山古墳に行った
筆者が夏に滞在していた大阪・松原市の近隣の堺市、あるいは羽曳野市と藤井寺市はいまや百舌鳥・古市古墳群を観光資源として活用しようとしているようだ。太古の昔の有力者が埋葬されていた跡と思えば、たしかにちょっとしたロマンもある。
とはいえ、古墳の近くに住んでいるみなさんにとっては、日常生活のなかでは古墳というのは「近所の森」「うらの丘」くらいのものだろうと思う。とくに、大昔からの伝承が失われたようなところなどは、なおさらそんな存在だろうか。もっとも、埋葬された本人にとっては本意ではないかもしれないけれど、そうやって登ってお弁当を食べることができるような存在のほうが、近隣住民のみなさんにとっては楽しそうだ。天皇陵として宮内庁が管理しているような古墳だと、堀の内側に入ることもできないし。もしかしたら古墳がどういう取り扱いになるかどうかは、埋葬者の地位だけによるのではなく、古墳や文化財保護に強い関心が持たれている時期に発見されたのかどうか、によるのかもしれない。
さて、8月上旬のある日、筆者は京都府木津川市にある椿井大塚山(つばいおおつかやま)古墳を訪ねた。これまた、古文の授業で習う「詠嘆の系助詞:ぞ、なむ、や、か、こそ」の説明文のように、じつに蒸し暑い日であったことだなあ、あったことよ、という一日だった。
2018年9月20日木曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その2.「タッチしたらあかん!」
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Goseって書いてある |
■The Uncle Camera goes to Gose
近鉄南大阪線の古市まではじめて乗った。今日も目指しているのはJR桜井線(万葉まほろば線)・和歌山線に用いられている105系電車に乗ることと撮ること。奈良および王寺までJR関西本線に乗るのではなく、できるだけ近鉄に乗って近くに行こうという作戦だ。
前の晩にスマホの地図を見ていて、近鉄御所駅とJR和歌山線御所駅がすぐそばにあることがわかった。近鉄の支線にも乗ってみたいので、古市に出て橿原神宮行き電車に乗り換えた。そして電車に揺られながら、ぼんやりと聞くともなしに車内放送を聞いていて、私は飛び上がった。
「次は尺土、尺土です。御所(ごせ)方面はお乗換えです」
「次は尺土、尺土です。御所(ごせ)方面はお乗換えです」
2018年10月11日木曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チョイ乗りトレイン117
■乗りを楽しむ列車
もう10月になったというのに……まだ、この夏の話をしている「カメラのおっちゃん」や。9月は列車にほとんど乗れへんかったから。
さて、奈良盆地の桜井線(万葉まほろば線)や和歌山線の沿線に出かけた帰り道に、18時までに松原市内に戻らなかればならないというときに、意図的に「電車乗り遊び」をしていた列車がある。それは、和歌山線の王寺発五条行き各駅停車473Mという列車だ。和歌山線の列車は基本的には105系電車が充当される。王寺〜高田では221系電車のこともある。それ以外に、朝晩に117系電車が用いられる列車が何本かあり、この473Mはそのうちのひとつであるということをたまたま知った。
なにしろほら……117系電車に乗ったことがなかったからさ。しかもこの電車は、もともと京阪神間の新快速用に作られていて、特別な追加料金が不要なのにちょっぴりゴージャスな内装が自慢だ。そりゃ、乗りたいだろ。
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